八束村 (岡山県)
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テンプレート:Infobox八束村(やつかそん)は、岡山県の北部に位置し鳥取県と境を接していた村。現在は合併により真庭市(蒜山地域)となり、村役場は蒜山地域を管轄する真庭市役所蒜山振興局が一時期置かれていた。
目次
地理
鳥取県との県境に接しており、蒜山三座(ひるぜんさんざ、上蒜山・中蒜山・下蒜山)の麓に開けた蒜山高原を形成する。村の南端を旭川が東に流れている。
気候は冷涼な高原気候である。夏は涼しく主に関西地方からの避暑地となっており、「西の軽井沢」とも呼ばれている。冬は降雪が多く、スキー場もある。
- 山: 上蒜山(1200m) 、中蒜山(1123m) 、下蒜山(1100m)
- 河川: 旭川
- 高原:蒜山高原
- 峠:犬挟峠(いぬばさりとうげ)
隣接市町村
歴史
沿革
- 1812年 - 津山藩の領地となる。
- 1871年 - 廃藩置県によって北条県に属する。
- 1876年 - 岡山県に属する。
- 1889年(明治22年)6月1日 - 町村制の施行により県村が誕生。
- 1902年(明治35年)4月1日 - 県村が茅部村の一部(大字下見)と合併して八束村が発足。
- 2005年(平成17年)3月31日 - 真庭郡勝山町・落合町・湯原町・久世町・美甘村・川上村・中和村、上房郡北房町との対等合併により真庭市となる。同日八束村は廃止。
大字
村内には7つの大字があった。真庭市成立時に頭に「蒜山」を付した名称に変更された。
- 中福田(なかふくだ):現在は真庭市蒜山中福田
- 富掛田(とみかけだ):現在は真庭市蒜山富掛田
- 富山根(とみやまね):現在は真庭市蒜山富山根
- 下福田(しもふくだ):現在は真庭市蒜山下福田
- 上長田(かみながた):現在は真庭市蒜山上長田
- 下長田(しもながた):現在は真庭市蒜山下長田
- 下見(しもみ):現在は真庭市蒜山下見
行政
- 八束村役場
- 建物は1937年に八束村青年学校として建設された旧校舎(1948年に岡山県立勝山第一高等学校蒜山分校、現在の岡山県立蒜山高等学校)を1952年から利用していた[1]。真庭市発足後は真庭市役所蒜山振興局として使用されたが、2007年に蒜山下福田へ新築・移転された。なお、建物は解体撤去され現存しない。
経済
産業
地域
教育
- 蒜山教育事務組合立八束小学校
- 蒜山教育事務組合立蒜山中学校
- 岡山県立蒜山高等学校
蒜山教育事務組合は川上村・八束村で構成(現在は真庭市立)。
交通
- 村内を走る鉄道はない。
- 村内を走る高速道路はないが、隣の川上村の蒜山インターチェンジ(米子自動車道)が近い。
- 道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
脚注
関連項目
外部リンク
- 真庭地域合併協議会(総務省 合併デジタルアーカイブ)