久世町
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テンプレート:Infobox久世町(くせちょう)は、岡山県の北部(真庭郡)に位置した町である。現在は合併により真庭市となった。
目次
概要
現在の真庭市久世、樫西、樫東、草加部、神、惣、多田、台金屋、富尾、中島、中原、鍋屋、三阪、三崎、目木、余野上、余野下に当たる。真庭市発足後、旧町役場は真庭市役所久世庁舎として使用されたが、2010年(平成22年)9月21日に隣接地に建設された新本庁舎へ移転した。
1989年(平成元年)10月22日から1991年(平成3年)5月4日まで無火災558日を記録した。これは人口1万人以上の町村では岡山県一の記録であった。
地理
曲瀬(くぐせ)川がうねっており、くぐせと呼んだ。くぐせがくせとなったという説があるが定かではない。
人口
久世町(初代)
久世町(2代)
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総務省統計局 / 国勢調査(2005年) |
歴史
沿革
- 1889年(明治22年)6月1日 - 町村制に伴い大庭郡久世村、多田村、中島村、鍋屋村、三坂村、山久世村が合併して久世村となる。大字久世に役場を置く。久世・多田・中島・鍋屋・三坂・山久世が久世村の大字となる。
- 1896年(明治29年)2月26日 - 久世村が町制施行して久世町(初代)が発足。
- 1900年(明治33年)4月1日 - 大庭郡が真島郡と合併して真庭郡となる。久世町は真庭郡の所属となる。
- 1901年(明治34年)4月1日 - 久世町のうち大字山久世を一宮村に編入。
- 1904年(明治37年)6月1日 - 川南村(大字草加部・神・惣・富尾)を編入。
- 1924年(大正13年)5月1日 - 国鉄作備線・久世駅開業。
- 1955年(昭和30年)4月29日 - 久世町(初代)と美和村が合併し、久世町(2代)が発足。
- 2003年(平成15年)8月1日 - 真庭郡4町4村(久世町、勝山町、落合町、湯原町、八束村、川上村、中和村、美甘村)及び上房郡北房町の5町4村にて真庭地域合併協議会発足。
- 2005年(平成17年)3月31日 5町4村にて真庭市発足。同日久世町は廃止。
大字
現在はすべて真庭市の大字として継承されている。
旧久世町 | ||
久世 | くせ | 〒719-3201 |
中島 | なかしま | 〒719-3202 |
三阪 | みさか | 〒719-3212 |
多田 | ただ | 〒719-3213 |
鍋屋 | なべや | 〒719-3214 |
富尾 | とみのお | 〒719-3203 |
惣 | そう | 〒719-3204 |
草加部 | くさかべ | 〒719-3205 |
神 | こう | 〒719-3206 |
旧美和村 | ||
樫西 | かしにし | 〒719-3211 |
余野上 | よのかみ | 〒719-3221 |
余野下 | よのしも | 〒719-3222 |
樫東 | かしひがし | 〒719-3223 |
目木 | めき | 〒719-3224 |
中原 | なかばら | 〒719-3225 |
三崎 | みさき | 〒719-3226 |
台金屋 | だいかなや | 〒719-3227 |
五反 | ごたん | 〒719-3228 |
経済
産業
国立印刷局納ミツマタの出荷量は全体の21%を占める。また久世インターチェンジ周辺には真庭産業団地が造成されている。
地域
教育
- 久世町立遷喬小学校
- 久世町立米来小学校
- 久世町立樫邑小学校
- 久世町立草加部小学校
- 久世町立余野小学校
- 久世町立久世中学校
現在は上記各校とも真庭市立となっている。
交通
鉄道路線
道路
- 高速道路
- 一般国道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 旧遷喬尋常小学校校舎(古くからの木造校舎であり、国の重要文化財に指定された。)
- 代官早川公像
- 久世祭り(10月25日 - 26日)
久世町で撮影された作品
- ALWAYS 三丁目の夕日 ‐ 旧遷喬尋常小学校校舎がロケ地
- カーネーション - 旧遷喬尋常小学校校舎がロケ地
その他
- 久世中継局 - 町内をカバーするテレビ・FM中継局
- NHK久世ラジオ中継放送所