刈谷市駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:駅情報 刈谷市駅(かりやしえき)は、愛知県刈谷市広小路にある名鉄三河線の駅である。manacaが使用可能である。刈谷の旧城下町近くにある。
付近は刈谷市の旧市街にあたり、主要商店街の起点駅としての役割を担ってきたが、商店街の衰退とともに周辺は旧城下町地区を中心とした落ち着いた住宅街へと変貌しつつあり、近年は駅の性格も住宅街近接駅へと移り変わっている。
歴史
大正3年2月、刈谷町の有力者達が発起人となって設立した三河鉄道の開業時、刈谷旧来の中心市街地(旧城下町地区)の南端に三河鉄道の主要駅の一つとして設置された。駅名は、当時は周囲が田園地帯であった東海道線の刈谷駅に対して刈谷町駅(かりやまちえき)と命名された。旧駅舎は街の玄関口にふさわしく重厚でモダンな鉄筋コンクリート造りであった。その後昭和25年1月刈谷町が市制施行し刈谷市となったため、昭和27年3月に現在の刈谷市駅へと改名された。
- 1914年(大正3年)2月5日 - 三河鉄道の刈谷町駅として開業。
- 1941年(昭和16年)6月1日 - 三河鉄道が名古屋鉄道に合併。同社三河線の駅となる。
- 1952年(昭和27年)3月1日 - 刈谷市駅に改称。
- 1980年(昭和55年)12月14日 - 高架化される[1]。
- 1982年(昭和57年)12月 - 高架下に名鉄サンリバーが開店[1]。
- 2005年(平成17年)
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
島式1面2線ホームを持つ高架駅。刈谷駅から当駅までは複線である。また、刈谷駅を出てから当駅までは高架線になっている。小垣江駅に向かう途中で地上線に戻る。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■三河線 | 下り | 刈谷・知立方面 |
2 | ■三河線 | 上り | 三河高浜・碧南方面 |
隣の刈谷駅と名前が紛らわしいので、同駅から東海道本線へ乗り換える客の誤降車防止のため、ホームにはその旨を記した注意書きがあり、知立方面行きの列車でも車内放送で呼びかけている。
配線図
駅周辺
- 亀城公園(刈谷城址)
- 豊田佐吉胸像(亀城公園内)
- 松本奎堂辞世の句碑(亀城公園内)
- 松本奎堂生誕地・記念碑
- 松本奎堂墓所(十念寺内)
- 宍戸弥四郎生誕地・記念碑
- 宍戸弥四郎墓所(松秀寺内)
- 森銑三墓所(正覚寺内)
- 札の辻跡石碑(三菱東京UFJ銀行刈谷支店前)
- 刈谷城町口門跡石碑
- 刈谷城大手門跡石碑
- 刈谷藩校文礼館跡石碑
- 秋葉神社(万燈祭り開催地)
- 椎の木屋敷(於大の方隠棲の地)
- 水野氏廟所(楞厳寺内)
- 土井氏廟所(十念寺内)
- 刈谷市郷土資料館
- 刈谷市城町図書館(2階に郷土資料館分室がある)
- 刈谷球場
- 刈谷市体育館・武道場
- 愛知県立刈谷高等学校
- 愛知県立刈谷北高等学校
- 刈谷郵便局
- 豊田自動織機本社・本社工場
- 三菱東京UFJ銀行刈谷支店
- 名古屋銀行刈谷支店
- 岡崎信用金庫刈谷支店
- 碧海信用金庫刈谷支店
- 愛知銀行刈谷支店
- 十六銀行刈谷支店
- 株式会社サンバレー
- 真空管アンプ・ザ・キット屋
- デンソーテクノ
利用状況
刈谷市の統計によると、2007年度の一日平均乗降人員は4,895人である。( )は定期乗降者人員
- 年度別一日平均乗降客数
- 2003年度…4,200(3,123)
- 2004年度…4,254(3,183)
- 2005年度…4,038(2,997)
- 2006年度…4,745(3,589)
- 2007年度…4,895(3,676)