ソニック・ユース

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テンプレート:Infobox Musician ソニック・ユース (Sonic Youth) は、1981年に結成された、ニューヨーク出身のバンド

1980年代以降におけるアメリカのインディーシーンにおいて、ノイズパンクの雄として君臨。後のグランジオルタナティヴ・ロックムーヴメントへ大きな影響を与え、自身らも満を持してメジャーへと移行。以後、メジャーとインディーを行き来しつつ、活動を続けている。

メンバー

過去のメンバー

  • ジム・オルーク(道楽)
    • 2002年から参加。「ソニック・ナース」日本盤発売の際には担当パート「道楽」として紹介される。実際にはベース、ギター、シンセサイザーなど幅広く担当し、ミキシングも手がけた。
    • 2005年、映画音楽やソロ活動に携わる為に一時的にバンドを離脱.以降ジャンルを問わないマルチプレイヤーとして第一線で活動中。

バンドとしては、ボーカリストが3人もいる変則的なスタイル。サーストン・ムーアとキム・ゴードンはおしどり夫婦で有名であったが、2011年10月に27年の結婚生活を終え離婚[1]。一人娘の「ココ」がいる。ココは、ダイナソーJr.のアルバム"Beyond"に収録されている"Been There All The Time"という曲のPVで、父と共演している。

概要

1970年代後半から活動を開始する。

現代音楽家グレン・ブランカが主宰するギター・オーケストレーションのグループで、サーストン・ムーアとリー・ラナルドが出会い、サーストンの彼女のキムを誘い、ソニックユースの原型が誕生した。ドラムにはあまり恵まれず、実力不足で何回か交代している。

グループ名は、元MC5のギタリスト、フレッド “ソニック” スミス(パティ・スミスの亡き夫)が好きだったのと、サーストンが好きなレゲエのアーティストに”ユース”という言葉の付いた者が多かったので思いついた名前。本人曰く、あまり意味は無いらしい。バンド名を変えてアルバムを出すことも多かったことから、それほどバンド名に執着は無い様子でもある。

ジャンルとしては、ノイズロックグランジオルタナに分類される(ときおり日本独自のジャンル分けとしてボアダムスらとともに「ジャンク」とも呼ばれることがあったが、サーストンは嫌っていた)。サーストン・ムーアは「エレキ・ギターを聴くということはノイズを聞くこと」との持論があり、ギターノイズだけの曲、ポエトリー・リーディングのような曲など、実験的な曲も多い。自分でオリジナルのコードを考えたり変則的チューニングを多用する。

当初アメリカでは人気が出ず、ニュー・ウェイヴが全盛期だったイギリスを始めとするヨーロッパで評価された。イギリスではパブリック・イメージ・リミテッドのツアーの前座として活動していた。長年インディーズ・レーベルで活動。1988年発表のアルバム「デイドリーム・ネイション」が傑作と評され、バンドはメジャーのDGCレコード(当時ゲフィン・レコード傘下、2011年現在はインタースコープ・レコード傘下)と契約を果たす。自分達がメジャーシーンに移行することで、オルタナシーン全体の過小評価を覆したいとの思いが強かった。実験的な楽曲が多く、その音楽性には高い評価があるものの、セールス面との対比から「無冠の帝王」などと揶揄されることもあった。

2006年の「ラザー・リップト」のリリースをもって、インタースコープとの契約が満了したが、バンドはその後マタドール・レコードと契約して(日本のみホステス・エンタテインメントと契約)再びインディーズに戻った。2009年、移籍第1作となる「ザ・エターナル」をリリースした。

交流

ソニック・ユースを尊敬している、または親交のあるバンド、メンバーに曲のプロデュースを手伝ってもらったバンドは非常に多い。特に、アンダーグラウンドのバンドやアートスクール系のバンドが多い。

メンバーであるスティーブ・シェリーは、自主レーベル、スメルズ・ライク・レコードを運営するなど、アンダー・グラウンドへ目を向け、有能なアーティストをオーバー・グラウンドへ紹介することもしばしばあり「ソニック・ユースがお気に入りにあげている」といった冠詞はよく目にするものである。ニルヴァーナダイナソーJr.といったバンドも、ソニック・ユースに見初められたバンドである。

日本のバンドでは、ボアダムス少年ナイフ灰野敬二らと親交がある。

その他

  • サーストンによると、半分以上の曲で、ギターは変則チューニングを使っている。実際、多くの曲はレギュラーチューニングでコピーすることは難しい。
  • キムについて歌ったレイプマンの"Kim Gordon's Panties"と言う曲がある(なお、レイプマンとのスプリット・ギグ時に、彼らがこの曲を演奏したことにサーストンが激怒し、後でボーカルのスティーヴ・アルビニをボコボコにした、という真偽不明のエピソードもある)。

参照元

  1. テンプレート:Cite web

ディスコグラフィー

スタジオアルバム

コンピレーション

EP

DVD

  • コーポレイト・ゴースト-ザ・ビデオ: 1990-2002(2004年)

外部リンク