ジョン・エルカーン
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テンプレート:Infobox 人物 ジョン・エルカーン(John Jacob Philip "Jaki" Elkann 、ジョン・ヤコブ・フィリップ・"ヤキ"・エルカン、1976年4月1日-)は、ユダヤ系イタリア人実業家で、現在イタリアの自動車会社、フィアット社の会長を務める。愛称は「ヤキ(Jaki)」。
プロフィール
生い立ち
1976年にアメリカのニューヨークで、ユダヤ人作家のアラン・エルカーンとジャンニ・アニェッリ元会長の娘のマルガリータの長男として生まれる。
フィアット副会長
トリノ工科大学在学中の22歳のときにフィアット社の役員会メンバーになり、ジャンニの弟のウンベルトが2004年5月30日に亡くなったことを受けて、フィアット社副会長に就任した。
同時に会長に就任したルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ会長の下で、実弟で国際ブランドマーケティング部長に就任したラポとともに、1990年代後半以降業績が低迷していたフィアット社を立て直すべく奮闘し、見事に建て直しに成功、次期フィアット社会長の最有力候補といわれていた。
会長就任
2010年4月20日に、ディ・モンテゼーモロ会長が近日中にフィアットの会長を退任し、会長の座をエルカンに譲ると発表された。なおディ・モンテゼーモロ会長はフィアット会長退任後も同社取締役とフェラーリ部門会長の座に留まるとされる。
結婚
2004年9月4日に、伯爵家出身のラビーナ・ボッロメオと結婚した。結婚式にはシルヴィオ・ベルルスコーニ首相などイタリアの政財界の大物がそろって出席した。