剣淵町
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剣淵町(けんぶちちょう)は、北海道上川地方北部、天塩国上川郡にある町。
「絵本の里」として絵本による街づくりを目指している[1][2]。
目次
地理
隣接している自治体
歴史
ハンノキの多い川という意味のアイヌ語「ケネペツ」が名前の由来とされる。
- 年表
- 1897年(明治30年) - 天塩国上川郡に剣淵・士別・多寄・上名寄の各村が設置される。
- 1899年(明治32年) - 剣淵戸長役場が設置される。
- 1902年(明治35年) - 上名寄3村戸長役場(現在の名寄市)を分離する
- 1915年(大正4年) - 和寒村(現在の和寒町)を分村する。
- 1962年(昭和37年) - 町制施行、剣淵町
- 1989年(平成元年)8月 - 世界各国から絵本の原画を集めた国際絵本原画展を開催[1]
- 1991年(平成3年)8月 - 絵本を集めた専門図書館の「絵本の館」を開館[3]
- 2006年(平成18年)9月 - 道の駅絵本の里けんぶちを開館[4][5]
経済
産業
農業がさかん。畑作物、野菜、酪農、畜産。
立地企業
- マツダ北海道剣淵試験場
農協
- 北ひびき農業協同組合(JA北ひびき)剣淵基幹支所
郵便局
- 剣淵郵便局
- 西原郵便局
※集配業務は和寒郵便局が担当
宅配便
公共機関
警察
- 士別警察署剣淵駐在所
姉妹都市・提携都市
地域
人口
教育
- 高等学校
- 町立高等学校
- 小中学校
- 小・中それぞれ1校(剣淵小学校、剣淵中学校)。
交通
空港
鉄道
バス
- 道北バス
- 剣淵町営バス
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
剣淵町文化財
- 剣淵屯田兵屋
- 射的場
- 開拓記念木やちだも
- 緋鮒・銀鮒・鉄魚
絵本の里
1989年(平成元年)8月に世界各国から絵本の原画を集めた国際絵本原画展を開催したのを皮切りに[1]、絵本を集めた専門図書館の「絵本の館」を1991年(平成3年)8月に開館して[3]、そこに訪れる利用者の投票で選ぶ「けんぶち絵本の里大賞」を開催する[6]など「絵本の里」として絵本による街づくりを目指している[1]。
絵本の里大賞受賞作家によるシンポジウムなども含めた「絵本まつり」も開催されており[7]、回数を重ねて町内外へその開催が浸透してきている[8]。
- 剣淵町絵本の館:絵本の里の中核となる施設として1991年(平成3年)8月1日に開館したもので絵本の専門図書館で[3]、毎年来館者の投票による「けんぶち絵本の里大賞」を開催している[6]。2010年(平成22年)6月に「町づくりの拠点」となっていることが評価されて公共建築賞の優秀賞を受賞した[9]。
観光
- けんぶち ビバアルパカ牧場
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 “こちら目指すは絵本の里づくり 剣淵では国際原画展”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1989年8月6日)
- ↑ “絵本の里 魅力熱く 剣淵町長 まちづくりの役割講演 池田”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2013年9月11日)
- ↑ 3.0 3.1 3.2 “「絵本の館」がオープン、1万冊を収蔵-剣淵”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1991年8月2日)
- ↑ “剣淵 道の駅21日オープン 町長に登録証交付 「町の情報発信を」”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2006年8月26日)
- ↑ “剣淵の道の駅 きょう開業1年 利用者36万人突破”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年9月21日)
- ↑ 6.0 6.1 “好きな絵本に投票 剣淵でコンテスト”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2001年8月2日)
- ↑ “好評でした!「絵本まつり」 「絵本の館」倍増1892人 原画展 値上げで効果薄く 剣淵”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2005年3月24日)
- ↑ “まるごと剣淵町 絵本が開く夢と未来 17日からまつり 歴史重ね 地域に浸透”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年2月11日)
- ↑ “剣淵・絵本の館 公共建築「優秀賞」に 「町づくりの拠点」評価”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2010年6月10日)