トム・ジョーンズ (歌手)

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テンプレート:Infobox Musician トム・ジョーンズ(Sir Thomas John Woodward OBE, 通称 Tom Jones、1940年6月7日 – )は、イギリスポピュラー音楽歌手。南ウェールズの出身、ロサンゼルス在住。時として「ザ・ヴォイス」または「タイガー」と称される。

Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第71位[1]

プロフィール

ファイル:Janis Joplin Tom Jones 1969.JPG
1969年、『ディス・イズ・トム・ジョーンズ』でジャニス・ジョプリンとデュエット

ダイナミックでソウルフルな歌唱で人気を得たボーカリストである。代表曲に「よくあることさ」(It's Not Unusual)、「ラヴ・ミー・トゥナイト(恋の終わり)」(Love Me Tonight)、「最後の恋」(I'll Never Fall in Love Again)、「デライラ」(Delilah)、「思い出のグリーングラス」(Green Green Grass of Home)、「シーズ・ア・レイディ」(She's A Lady)、「恋はメキ・メキ」(If I Only Knew)など数多く、「よくあることさ」「恋はメキ・メキ」などは現在の日本でもCMやTV番組のBGMとして使用されている。

オリジナル曲のみならずシャンソンカンツォーネを英語歌詞でカバーすることも多く、中には原曲以上にトム・ジョーンズのカバー版が広く知られている楽曲も数多い。たとえば原曲はイタリアのカンツォーネである「ラヴ・ミー・トゥナイト(恋の終わり)」(イタリア語原題 "Alla fine della strada" 英題 "Love Me Tonight"、ロレンツォ・ピラ作曲)、「あなたのような人」(イタリア語原題 "L'ultima occasione" 英題 "Once There Was A Time"、トニー・デル・モナコ作曲)、「ささやく瞳」(イタリア語原題 "Gli occhi miei" 英題 "Help Yourself"、カルロ・ドニーダ作曲)、「アイ(愛の告白)」(イタリア語原題 "Uno dei tanti" 英題 "I (Who Have Nothing)"、カルロ・ドニーダ作曲)、原曲はフランスのシャンソンである「愛の誓い」(フランス語原題 "Le monde est notre amour" 英題 "Till"、シャルル・ダンヴェール作曲)などは、トム・ジョーンズのカバー版によって国際的な知名度を持っている。

ラスベガスのショーを数多くこなし人気を集めた他、『007 サンダーボール作戦』、『何かいいことないか子猫チャン』の主題歌を歌ったことでも知られる。テレビ番組『ディス・イズ・トム・ジョーンズ』のホストも務めた。1996年にはティム・バートンが監督した映画マーズ・アタック!』に本人の役で出演した。

1999年バッキンガム宮殿エリザベス女王からOBE勲章を授与された。ちなみに同日CBE勲章を受章したのは俳優のロジャー・ムーア。また2006年には大英帝国ナイト位を授与された。

また、1970年代にはセックスシンボル的な扱いを受け人気を博した。

ディスコグラフィー

シングル

  1. 何かいいことないか、子猫ちゃん(1965年)
  2. サンダー・ボール(1965年)
  3. 思い出のグリーン・グラス(1966年)
  4. デライラ(1968年)
  5. ラヴ・ミー・トゥナイト(1969年)
  6. 最後の恋(1969年)
  7. 悲しき呼び声(1970年)
  8. ドータ・オブ・ダークネス(1970年)
  9. よくあることサ(1970年)
  10. アイ(1970年)
  11. シーズ・ア・レディ(1971年)
  12. パペット・マン(1971年)
  13. ライダース・イン・ザ・スカイ(1971年)
  14. 見果てぬ夢(1971年)
  15. いとしのルシール(1973年)
  16. キッス(1988年)withアート・オブ・ノイズ

アルバム

  1. ディス・イズ・トム・ジョーンズ(1969年)
  2. ライブ・イン・ラスベガス(1970年)
  3. デライラ(1970年)
  4. トム・ジョーンズ・ダブル・デラックス(1970年)
  5. トム・ジョーンズの世界(1970年)
  6. アイ(1971年)
  7. MAX20(1971年)
  8. オン・ステージ(1971年)
  9. ライダース・オン・ザ・スカイ(1971年) 原題:Green, Green Grass of Home
  10. シーズ・ア・レディ(1971年)
  11. コンパック(1971年)
  12. クローズ・アップ - CLOSE-UP - (1972年)
  13. シーザス・パレス(1972年)
  14. GEM(1972年)
  15. 見果てぬ夢~ラ・マンチャの男(1973年)
  16. ライヴ!トム・ジョーンズのすべて(1973年)
  17. いとしのルシール(1973年)
  18. GEM(1973年)

備考

  • トム・ジョーンズの来日公演を企画し成功させたのは、プロデューサーの康芳夫である。
  • シングル「恋はメキ・メキ」の日本版では、みうらじゅんがジャケットのイラストを描いている。
  • 笑っていいとも!』でタモリが「トム・ジョーンズのライブのDVDならもっている」と発言した事がある。
  • イギリスのロックバンド、EMFの「アンビリーヴァブル」(1990年)をカヴァーしている。
  • 007 サンダーボール作戦』主題歌の「Thunderball」は大至急で作詞作曲されて録音されたため、トム・ジョーンズの本来の声域より高いキーで書かれていた。ぶっつけ本番に近いスタジオ録音で、ラストの長いハイノートを得意の大音声で歌いきったジョーンズは、頭に血が上ってその場に卒倒してしまった。本人も認めている有名なエピソードである。
  • TBSラジオ(当時は東京放送が運営)の『月刊愛川欽也・キンキンのパックインミュージック』(放送は2001年ごろから2003年3月)というラジオ番組ではトム・ジョーンズの話をしていた。番組中にいきなり「ラブ・ミー・トゥナイト」という曲のシャウト部分が流れて、そのたびに愛川欽也が参っていた(実際に苦手なのかそういう演出なのか不明だが、放送中にこういうシーンが何度もあった)。
  • 男子シングルフィギュアスケートエフゲニー・プルシェンコが、エキシビジョンに「Sex Bomb」を使用、筋肉着ぐるみ姿でストリップダンスをするという、衝撃的なプログラムを演じている。プルシェンコの奇抜なプログラムの代表作と言える。
  • 孫が既に二人いる。そのうちの一人アレクサンダーは、2006年コモンウェルスゲームズメルボルン大会で、射撃のウェールズ代表で出場。

脚注

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関連項目

外部リンク

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