チケットぴあ
チケットぴあは、書籍・雑誌出版社、サービス業のぴあ株式会社が運営するプレイガイドの大手ブランドである。
目次
歴史
ぴあ株式会社がプレイガイド事業を始めるようになったのは1984年。同社が東京都など首都圏で発行しているタウン情報誌「ぴあ」(のちに「ススめる!ぴあ・首都圏版」。現在休刊)と連動する形で、スポーツ・映画・演劇・音楽コンサートなどの各種イベントの入場券を首都圏各地のターミナルなどに展開するとともに、購入者に優待特典などをつけた会員制度「PIAカード」(現在は「ぴあプレミアム会員」)も開始。
その後タウン情報誌のぴあが全国展開するに連れてチケット発売事業も全国に順次拡大するようになり、1993年にはプッシュホン電話回線を使ったオンラインチケット予約システム「Pコード」を開発。よりスムーズなチケット購入が出来るようになった。今日ではインターネットを利用したオンライン予約(「電子チケットぴあ」)や、コンビニエンスストア(ファミリーマート[1]、サークルKサンクス[2])との提携、更には携帯電話を使った電子チケット事業も行うなど、マルチメディアとチケットの融合性を目指した取組みも進めている。
2007年から2008年の年末年始の期間中、電子チケットぴあのシステムを停止し、改修を行った。1月2日から稼動する予定であったが、不具合が発生したために復旧は1月5日となった。この不具合によりイベント主催者が利用を敬遠した結果、ぴあの経営は大きな打撃を受け、2008年5月には従業員約300人中約100人の希望退職を募るリストラに追い込まれた。
2012年より「Jリーグオフィシャルチケットパートナー」となった。(開幕当初から十数年は当時Jリーグオフィシャル協賛スポンサーのローソン系・ローソンチケットが同種のサービスを行っていた)
販売場所
海外からも絶大な信頼があり、オリンピックやFIFAワールドカップのチケット販売の委託を受け、日本においては世界規模の興行のチケット販売を行える唯一のプレイガイドとなっている。
インターネット販売
- チケットぴあ (24時間受付) http://pia.jp/t/
- Yahoo!チケット
店頭販売
- チケットぴあ店舗 http://pia.jp/shoplist/
- サークルKサンクス (7:00~23:30)
店頭に設置されているマルチメディア端末「カルワザステーション」を操作。
電話予約
- 0570-02-9999 (24時間受付・Pコード入力または音声認識予約)
- 申し込んだチケットは、ぴあ店舗・サークルKサンクス、またはセブン-イレブンで引き取ることが可能。
- 毎週火・水2:30~5:30はシステムメンテナンスのため受付休止。
特色あるサービス
プレリザーブ
いち早プレリザーブ
プリセール
ぴあカード会員先行
チケットガード
2011年8月29日に、ぴあ株式会社は、ミレア・モンディアル株式会社の100%出資子会社であるチケットガード少額短期保険株式会社と提携し、未使用チケット費用補償保険「チケットガード」のサービスを2011年9月中旬に日本で初めて開始することを発表した。(ぴあ株式会社は、チケットガード少額短期保険株式会社の少額短期保険代理店となる。)
チケットぴあで購入したイベントチケット購入者を対象として、チケットの額面に応じて保険料を支払うことにより、急用・急病・交通機関の影響など一定の事由でイベントを観覧できなかった際、未使用チケットに限りチケット代金が補償される。(補償条件や金額は事由に応じて定められている。近畿地方2府4県以外で開催される一部を除くイベントが対象になる。)[3]
スポンサー番組
- ※ドラゴンズHOTスタジオ末期(スーパーサタデーに内包)からスポンサードを行っており、流れるCMはぴあで扱っている中日主催試合のチケット販売案内である。
注釈
- ↑ かつてはセゾングループの関連だったためチケットセゾンとの提携を組んでいた。2010年6月にチケットセゾンの後継となるイープラスとの提携を再開したため、2010年5月末でファミリーマートとチケットぴあとの提携は終了した。
- ↑ なおサークルKサンクスと提携する直前にはセブンイレブンと提携していた事もある。現在セブンイレブンはイープラスと提携、2010年6月からはチケットぴあと提携も再開。
- ↑ ぴあとチケットガード少短が、日本初! イベントチケット保険サービスをスタート ~急用・急病によりキャンセルしたチケットの代金を全額補償します~(チケットぴあプレスリリース、2011年8月29日)