広島県立尾道東高等学校
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広島県立尾道東高等学校(ひろしまけんりつおのみちひがしこうとうがっこう)は広島県尾道市東久保町にある全日制普通科の県立高等学校である。文部科学省の「SELHi」の指定を受け、英語教育にも力を入れている国際教養コースなどを設置している。進学校で割合的には女子が多い。なお作家・林芙美子の母校として有名で、校内には記念碑がある。通称は、尾東(おのひがし)、或いは単に東高と呼ばれ、おのみちバスのバス停留所名には後者が使われている。
教育方針
日本国憲法及び教育基本法の理念に基づき、本校の校訓である自主・自立の精神を継承し、人格の完成をはかるとともに、平和で民主的な国家及び社会の完成に寄与する人材を育成する。豊かな人間性の涵養と陶冶を教育活動を行い、「理想は高く、また清く」、女学校の伝統に支えられながら、多様な活動を取り入れ日々成長を続ける。
- 1.確かな学力の向上
- 2.豊かな心の育成
- 3.体力の向上
沿革
- 1909年(明治42年) - 尾道市立高等女学校として開校
- 1921年(大正10年) - 運営が広島県に移管され広島県立尾道高等女学校と改称
- 1948年(昭和23年) - 学制改定により広島県尾道東高等学校と改称
- 1949年(昭和24年) - 男女共学制(普通科・生活科)の高校になる
- 1961年(昭和36年) - 生活科を家政科に改称(1965年廃止)
- 1968年(昭和43年) - 広島県立尾道東高等学校と改称
- 1976年(昭和51年) - 広島県立尾道北高等学校との総合選抜試験を開始
- 1997年(平成9年) - 尾道北高校との総合選抜試験実施の最終年となる
校訓
- 「自立」・「自律」
ピアノ「ベヒシュタイン」
- 1931年に購入したベヒシュタイン社製のピアノを修復を重ねながら所有しており、現在は1990年に竣工した第二体育館・空調室に設置されている。式典や演奏会の際に演奏が行われる。
- 2006年には、ピアニスト西村由紀江が来校し演奏を行った。この場面は、日本テレビ「遠くへ行きたい」で放送された。
- ピアノ「ベヒシュタイン」の経歴
著名な出身者
(五十音順)
- 久保田洋司(ミュージシャン) - THE 東南西北
- 小坂由美子(歌手)
- 中川和彦(法学者)- 一橋大学博士課程修了、成城大学名誉教授
- 林芙美子(小説家)- 『放浪記』などで有名
- 水ノ上智邦(経済学者)- 同志社大学修士課程修了、徳島文理大学専任講師
- 光原百合(推理作家)- 大阪大学修士課程修了、尾道市立大学准教授
行事
- 6月--- 瑠璃祭(文化祭)
- 7月--- 修学旅行(東京方面 2006年は、富士山登山)
- 9月--- 体育祭
- 12月--- ニュージーランド海外語学研修(国際教養コース 1年生)
- 3月--- オーストラリア語学研修(希望者)