富岡幸一郎
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富岡 幸一郎(とみおか こういちろう、1957年11月29日 - )は、日本の文芸評論家。関東学院大学文学部比較文化学科教授、鎌倉文学館館長。
経歴
東京都出身。中央大学附属高等学校、中央大学文学部仏文科卒業。1979年、大学在学中に書いた評論「意識の暗室 埴谷雄高と三島由紀夫」で第22回群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。関東学院女子短期大学助教授、関東学院大学教授。2012年、鎌倉文学館館長。
保守論客として、『北の発言』への常連執筆に加え『正論』、『撃論』、『諸君!』『わしズム』、代表編集委員を務める『表現者』に寄稿。
文芸批評家の新保祐司との対談本、共著が多くある。また、自らが信仰するキリスト教と関わりのある人士(内村鑑三、カール・バルト等)に関する評伝を書いている。
『皆殺し文芸批評』(四谷ラウンド)では絓秀実・福田和也等と討議しているが、絓・福田とは度々見解がすれ違う。
2007年10月、個人ブログを開設した。ブログは富岡の娘が更新するという形をとり、毎回娘の一言コメントが付される。
テレビ出演
- 「報道ワイド日本」(日本文化チャンネル桜)で月に一度キャスターを務めている。
- たまに「西部邁ゼミナール」(東京MXテレビ)に出演する。
著書
単著
- 『戦後文学のアルケオロジー』(福武書店 1986)
- 『内村鑑三 偉大なる罪人の生涯』(シリーズ民間日本学者15:リブロポート 1988/中公文庫 2014)
- 『作家との一時間』(日本文芸社 1990)[1]
- 『批評の現在』(構想社 1991)
- 『仮面の神学 三島由紀夫論』(構想社 1995)
- 『使徒的人間 カール・バルト』(講談社 1999/講談社文芸文庫 2012)
- 『言葉言葉言葉 時代と文学を読む』(発言者双書6:秀明出版会 1999)
- 『内村鑑三 シリーズ宗教と人間』(五月書房 2001)
- 『打ちのめされるようなすごい小説』(飛鳥新社 2003)
- 『悦ばしき神学 カ-ルバルト『ロ-マ書講解』を読む』(五月書房 2004)
- 『非戦論』(NTT出版 2004)
- 『聖書をひらく』(編書房 2004)
- 『文芸評論集』(アーツ・アンド・クラフツ 2005)
- 『新大東亜戦争肯定論』(飛鳥新社 2006)
- 『講座日本のキリスト教芸術3 文学』(日本基督教団出版局 2006)
- 『温泉小説』(アーツ・アンド・クラフツ 2006)
- 『スピリチュアルの冒険』(講談社現代新書 2007)
- 『千年残る日本語へ』(NTT出版 2012)
- 『最後の思想 三島由紀夫と吉本隆明』(アーツアンドクラフツ 2012)
- 『川端康成 魔界の文学』(岩波現代全書 2014)
共編著
- 『日本の覚醒 内村鑑三によって』(新保祐司対談 リブロポート 1993)
- 『日本におけるキリスト教と文学』(山極圭司 聖公会神学院 1995)
- 『日本の正統』(新保祐司共著 朝文社 1995)
- 『日本は変わるか? 戦後日本の終末論的考察』(大木英夫共著 教文館 1996)
- 『皆殺し文芸批評──かくも厳かな文壇バトル・ロイヤル』(柄谷行人 絓秀実 清水良典 島弘之 大杉重男 福田和也 東浩紀座談、四谷ラウンド 1998)
- 『日本の歴史文学 『夜明け前』と『天皇の世紀』』(新保祐司共著 朝文社 2001)
- 『宗教原理主義を超えて』(金子昭共著 白馬社 2002)
- 『キリスト者の戦争論』(岡山英雄共著 地引網出版 2006)
- 『講座日本のキリスト教芸術3 文学』責任編集 日本キリスト教団出版局 2006
- 『靖国問題の核心 MouRa』(三上治、大窪一志共著 講談社 2006)
- 『私小説の生き方』秋山駿共編 アーツアンドクラフツ 2009
- 『「文明」の宿命 = Fate and Destiny of Civilization』西部邁 佐伯啓思共編 NTT出版 2012
監修
- 芥川龍之介の鎌倉物語 青春のうた 図録(編:鎌倉市芸術文化振興財団鎌倉文学館,2006)
関連項目
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脚注
外部リンク
- テンプレート:Twitter
- 娘が更新する富岡幸一郎のブログ - 公式ブログ
- 富岡幸一郎 - 関東学院大学