Π
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Otheruseslist テンプレート:ギリシア文字 テンプレート:El(パイ、ピ、ピー、希: πι / πῖ, 英: pi)はギリシア文字の一つで、伝統的な配列では、その第 16 番目に置かれる。古典ギリシア語ではピー、現代ギリシア語ではピと発音されるが、日本では英語式発音に倣ってパイと呼び習わされている。 ラテンアルファベットの P に相当する。また、キリル文字の П はこの文字に倣ったものである。
音価
通常 [p] 音を表す。また現代ギリシア語で μπ の組み合わせは テンプレート:IPA2 (語頭において)または テンプレート:IPA2 (その他の場所において)を表す。
記号としての用法
- 一般に小文字で書いて円周率を表す。「周囲」を表すギリシャ語 περιφέρεια(periphéreia ペリフェレイア)の頭文字を取ったものである。
- 数学で、大文字で用いて集合族の直積や数列の積 (product) を表す。 例:
- <math>\prod_{i=m}^n a_i =a_m \times a_{m+1} \times \cdots \times a_n</math>
- 数学で、テンプレート:Π(N) のように書いて、素数計数関数を表し、N 以下の素数の個数を示す。(素数定理参照)
- 物理学で、パイ中間子を表す。
- 化学で、浸透圧を表す。
- 「π結合」(化学)
- 数文字としては、80 を表す。
なお、直径を表す記号⌀(ファイル:Boundy diameter symbol.png )(まる)の代用記号で一般に「パイ」と呼称されている記号には Φ が用いられているため、混用に注意する必要がある(「パイ」は「ファイ」の転訛)。
符号位置
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Π | テンプレート:FormattingError | 1-6-16 | Π &#xテンプレート:Dec to hex; Π
|
π | テンプレート:FormattingError | 1-6-48 | π &#xテンプレート:Dec to hex; π
|