大利根交通自動車
テンプレート:Mboxテンプレート:Infobox 大利根交通自動車株式会社(おおとねこうつうじどうしゃ-)は、茨城県取手市・龍ケ崎市・北相馬郡利根町・稲敷郡河内町と千葉県我孫子市で乗合バス事業を行う日本の会社である。本社は取手市小文間4695。
目次
概説
第二次世界大戦後の車両・燃料不足で運行休止中であった常総筑波鉄道(後の関東鉄道)の路線権を取得して1949年開業。以来、取手市のJR常磐線以東地域から利根町にかけてを中心に路線を伸ばす。大手事業者に吸収されることもなく局地的な小規模事業者として継続している。車両の旧塗色は名鉄バスや宮城交通に類似しているが、経営的には関係がない。主力路線における高頻度運転、車両更新の速さなどを特徴とする一方、ウェブサイトによる情報発信やICカードの導入などは行っていない。
沿革
- 1949年(昭和24年)10月25日 - 取手バス株式会社を東京都中央区銀座を本店として設立[1]、取手駅 - 戸田井間開業。
- 1953年(昭和28年)6月20日 - 本店を茨城県北相馬郡小文間村(現・取手市、現在地)に移転。[2]
- 1956年(昭和31年)4月26日 - 現社名に改称。[3]
- 1991年(平成3年) - 東京芸術大学取手キャンパス開校に伴い、停留所を「新田」から「東京芸大前」に変更。
- 2010年(平成22年)10月16日 - もえぎ野台団地開設により、乗り入れ開始。それに伴い行先・経路・時刻改正。
乗合バス事業
事業所
全て茨城県内にある。いわゆる「営業所」が存在しない。
- 本社事務所
- 取手市小文間・戸田井バス停前
- 北方車庫
- 龍ケ崎市北方町
- 立崎車庫
- 北相馬郡利根町立崎
現行路線
取手駅より東方の取手市東部・龍ケ崎市南部・利根町方面、我孫子市の布佐駅より利根町方面へ路線を有する。営業エリアでは、かつて関東鉄道の路線なども入り組んでいたが、現在では整理され大部分が1社独占地域となっており、他社バスとの接点が少ない。
取手駅発着
- 取手駅東口 - 城根 - 東京芸大前 - 戸田井 - 羽根野台 - 北方車庫(- もえぎ野台 - 立崎)
- 取手駅東口 ← 城根 ← 東京芸大前 ← 戸田井 ← 羽根野台 ← 北方車庫 ← 立崎(土休日2本のみ)
- 取手駅東口 → 城根 → 東京芸大前 → 戸田井 → 羽黒 → もえぎ野台(平日朝2本のみ)
- 取手駅東口 → 城根 → 東京芸大前 → 戸田井 → 羽黒 → 立崎(平日朝1本のみ)
- 取手駅東口 - 城根 - 東京芸大前 - 戸田井 - フレッシュタウン - 利根ニュータウン東
- 取手駅東口 ← 城根 ← 東京芸大前 ← 戸田井 ← 栄橋 ← しらさぎ団地 ← 利根ニュータウン西 ← 立崎 ← 早井(土休日の午前1本のみ)
- 取手駅東口 - とりで台霊園(春分の日・旧盆・秋分の日運行)
- 取手駅東口 - 戸田井(スクールバス、取手松陽高校休校日は運休、途中降車のみ)
布佐駅発着
- 布佐駅 - 利根町役場 - フレッシュタウン - 利根ニュータウン東( - しらさぎ団地)
※しらさぎ団地発着便は土曜・休日の1往復のみ。
利用状況
利根町のほとんどの地域はJR成田線布佐駅に近いが、同路線は本数が比較的少なく、羽根野台・早尾台・北方を中心にフレッシュタウンや利根ニュータウンからも取手駅への利用がある。
沿線には茨城県立取手松陽高等学校・東京藝術大学取手キャンパスがあり、それらの通学利用がある。
運賃
全路線ともに前乗り中降りで、対キロ制運賃で、乗車時払い・下車停留所申告制を採用している。各停留所標識には運賃表が掲示されている。
受託運行
- 取手市コミュニティバス(一部)
車輌
導入メーカーは、一般路線車はいすゞ、特定車は三菱ふそうに統一されている。台数は少数で、2012年時点で16台しか在籍していないが、ノンステップバスの導入率が高い(茨城県最高率)。千葉県に路線を持つ関係で排出ガス規制(自動車NOx・PM法)による規制の為代替サイクルが約15年前後と短い。一般車は2012年時点で、97年式以降の3台のみが在籍している。原則、大型車且2001年以降は、ノンステップバスを導入しているが、2005年と2012年に限って、ワンステップバスが1台ずつ導入された。2012年に導入された車輌は中型車(エルガミオ)である。ノンステップバスに関しては、車輌によって塗装が異なる。従来の赤帯に加え、3色のストライプが車体の前後及び中扉部に施行されている。[4] 廃車車輌は解体になる場合が多いが、2003年に関鉄グリーンバスに譲渡した実績を持っている。
- Otonekotsu1053.JPG
ノンステップ車両。新塗装車両。
- Otonekotsu2076.JPG
従来塗装車両。
- Otonekotsu514.JPG
取手市コミュニティバス「ことバス」車両。
定期券・回数券発売所
関係会社
関連項目
- 茨城観光自動車
- 戦後系小規模事業者という点で共通する。隣接する龍ケ崎市中心部以北エリアで営業していた。
- ジェイアールバス関東
- 一時期は龍ケ崎市北方町まで南下していたが、現在大利根エリア付近では取手発深夜バスのみ運行。
- 阪東自動車
- 布佐駅を含めたエリアを伝統的なエリアとしている。
- ニュー東豊
- 規制緩和後の新規参入小規模事業者。2006年 - 2008年、布佐駅関係の深夜バスを運行していたがバス事業そのものから撤退した。
- 小堀の渡し
- 大利根のエリア付近にある取手市営渡船
脚注
- ↑ 水戸地方法務局取手出張所備付閉鎖登記簿謄本
- ↑ 水戸地方法務局取手出張所備付閉鎖登記簿謄本
- ↑ 水戸地方法務局取手出張所備付閉鎖登記簿謄本
- ↑ 2007年以前に導入された、一般塗装のノンステップバスも順次、車体更生時にストライプが加えられる予定)。