布引の滝
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テンプレート:Infobox 滝 布引の滝(ぬのびきのたき)は神戸市中央区を流れる布引渓流(名水百選)にある4つの滝の総称。日本三大神滝のひとつ。布引滝とも表記する。名瀑として知られる古来からの景勝地である。
またかつて役小角が開いた滝勝寺の修験道行場として下界とは一線を画する地であったが、現在は渓流沿いおよび布引山(森林浴の森100選)一帯から滝を経て布引ハーブ園へと至る遊歩道が整備され、鉄道駅からも気軽に立ち寄ることができるようになっている。
概要
六甲山の麓を流れる生田川の中流(布引渓流)に位置し、上流から順に、雄滝(おんたき)、夫婦滝(めおとだき)、鼓滝(つつみだき)、雌滝(めんたき)からなる。栃木県日光市の華厳滝、和歌山県那智勝浦町の那智滝とともに三大神滝とされ、日本の滝百選に選ばれている。
平安時代の歌集『伊勢物語』や『栄花物語』をはじめ、古くから宮廷貴族たちが和歌に詠むなど多くの紀行文や詩歌で紹介される文学作品の舞台となっている。 生田川下流流域には、布引の滝を詠んだ和歌にちなんで名付けられた地名がある。
- 雄滝 - 高さ 43m、滝壺は面積430m²、深さ6.6m、滝の横には5箇所の甌穴(最大のもので10畳大)があり、竜宮城に続いているという伝説がある。
- 夫婦滝 - 高さ 9m
- 鼓滝 - 高さ 8m
- 雌滝 - 高さ 19m
夏はこの周辺で水遊びが可能。
代表的な文学作品
所在地
〒651-0058 兵庫県神戸市中央区葺合町
交通アクセス
- 山陽新幹線 新神戸駅 徒歩8分で雌滝、そこから徒歩8分で雄滝
- 神戸市営地下鉄西神・山手線および北神急行電鉄 新神戸駅 徒歩10分で雌滝、そこから徒歩8分で雄滝
周辺情報
備考
「布引の滝」あるいは「布引滝」と名付けられた同名の滝は、ほかに多数ある。以下に例として挙げる。
- 京都府与謝郡伊根町(落差100mの滝、浦島太郎伝説、布引滝 (京都府)を参照)
- 三重県熊野市(名滝百選)
- 三重県南牟婁郡紀宝町
- 三重県津市
- 鳥取県鳥取市
- 鹿児島県姶良市
- 鹿児島県熊毛郡屋久島町(屋久島)
文献
- ファラ・ディビッド編著『布引の滝のうた 詩歌・和歌・俳句』(The poems of Nunobiki Falls)審美社、2003年11月、ISBN 4788370786
- 英文を併記
脚注
外部リンク
- 布引の滝・布引ダムへの行き方@神戸市サイト(写真付き)
- 布引の滝@神戸観光壁紙写真集(概説、周辺の観光)
- 布引の滝@たびのたび(概説、写真、概略地図)
- 布引の滝とその周辺 散歩コース@神戸市文書館(概要、雄滝の【説明板】全文、布引の歌碑18基の歌および作者名)(移転)
- 布引の滝を見物し、摩耶山に登ったこと@日本漢文の世界(江戸時代の漢学者、斎藤拙堂の紀行文)
- 浮世絵に描かれた布引の滝
- 明治末期の布引の滝(!)
- 明治末期の布引の滝(2)
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