舞浜駅
舞浜駅(まいはまえき)は、千葉県浦安市舞浜にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線の駅である。
京葉線の列車のほか、西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。
東京ディズニーリゾート (TDR) の最寄り駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する高架駅。高架下に駅舎を持つ。高架下には駅舎の他、JR東日本グループが運営するホテル「ホテルドリームゲート舞浜」が組み込まれている。
直営駅で、みどりの窓口(営業時間7時 - 20時)、自動券売機、指定席券売機、自動改札機、自動精算機などの設置駅。
東京ディズニーリゾート (TDR) の最寄り駅であるため、東京ディズニーランド (TDL) と東京ディズニーシー (TDS) の開園・閉園時刻を中心に乗降客が多くなり、日によっては駅のホームや車内が混雑する。また、他の駅に比べ大きめのスピーカーが設置されている。
ウォルト・ディズニー・カンパニーやオリエンタルランド (OLC) との協議で、駅舎の基本デザインをOLCと共同で行い、当駅の駅員の制服はJR東日本標準の制服と異なる専用のものを採用している。また、駅構内の広告はTDRやその公式スポンサーによるTDR関連の広告のみに統一されている。
開業時は改札からホームに通じる階段が2か所、エスカレーターも上り専用が1本ずつであったが、改築後は4か所に増強した。増設部分は2か所ともエスカレーターが3本設置された。また、エレベーターは改札口中央に1台設置された。
なお、当駅の南口は、TDRとほぼ直結している。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color京葉線 | 下り | 海浜幕張・蘇我方面 |
テンプレート:Color武蔵野線 | - | 西船橋・新松戸・南浦和方面 | |
2 | テンプレート:Color京葉線 | 上り | 新木場・東京方面 |
- 一時期に特急が一部(午前東京行・夕方東京発)停車していたが、現在は全列車が通過する。
発車メロディ
近隣施設である東京ディズニーリゾートにちなんだメロディである。
- 2004年6月14日以降(下記の特別期間を除く)
- ウォルトディズニーカンパニーの許諾のもとにディズニー関連の音楽を使用した発車メロディを導入[1]。
- 1番線「Zip-A-Dee-Doo-Dah」
- 2番線「It's A Small World」
- 2008年4月15日から2009年4月14日
- 東京ディズニーリゾート開園(東京ディズニーランド開業)25周年を記念して変更された。
- 1番線「魔法の鍵〜The Dream Goes On」(歌い出し部分のアレンジ)
- 2番線「魔法の鍵〜The Dream Goes On」(サビ部分のアレンジ)
- 2013年4月11日から2014年3月21日
- 東京ディズニーリゾート開園(東京ディズニーランド開業)30周年を記念して変更された。
- 1番線「Happiness Is Here」(サビ部分のアレンジ)
- 2番線「Happiness Is Here」(歌い出し部分のアレンジ)
利用状況
2013年度の1日平均乗車人員は76,495人である。JR東日本の千葉県内の駅では松戸駅(約99,000人)に次ぐ第7位、京葉線内では東京駅、西船橋駅に次ぐ第3位である(JR東日本全体では58位)。通勤快速が停車する八丁堀駅、一部の特急が停車する海浜幕張駅、また、京葉線の全列車が停車する蘇我駅よりも多い。
JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1990年 | 31,154 |
1991年 | 33,446 |
1992年 | 34,448 |
1993年 | 35,055 |
1994年 | 33,892 |
1995年 | 36,628 |
1996年 | 37,948 |
1997年 | 37,698 |
1998年 | 40,286 |
1999年 | 41,177 |
2000年 | 49,760 |
2001年 | 59,793 |
2002年 | 60,575 |
2003年 | 62,812 |
2004年 | 63,056 |
2005年 | 62,520 |
2006年 | 64,114 |
2007年 | 64,789 |
2008年 | 68,768 |
2009年 | 66,502 |
2010年 | 64,628 |
2011年 | 63,698 |
2012年 | 68,751 |
2013年 | 76,495 |
駅周辺
- 東京ディズニーリゾート (TDR)
- 東京ディズニーリゾート・ウェルカムセンター
- イクスピアリ(ショッピングセンター)
- ディズニーリゾートライン リゾートゲートウェイ・ステーション駅(イクスピアリに隣接し、2階改札前のペデストリアンデッキで連絡している。)
- ボン・ヴォヤージュ
- 東京ディズニーランド (TDL)
- 東京ディズニーシー (TDS)(徒歩20分)
- 舞浜アンフィシアター
- オリエンタルランド (OLC) 本社
- ホテルドリームゲート舞浜
- 浦安市舞浜駅前行政サービスセンター
- 浦安市立舞浜小学校
- 浦安市立見明川小学校
- 浦安市立見明川中学校
- 東海大学付属浦安中学校・高等学校
- 国道357号
- 首都高速湾岸線 舞浜入口(東京・横浜方面【西行】入口専用)
以下は、距離からいうと厳密にはディズニーリゾートラインの東京ディズニーシー・ステーション駅が最寄りの施設であるが、ディズニーリゾートラインでは同駅でのTDR外の施設への案内は行っておらず、また、当駅からディズニーリゾートライン経由で東京ディズニーシー・ステーション駅から徒歩・タクシーなどで移動するよりも当駅から路線バス・タクシーなどで移動した方が先着するため、「公式」には舞浜が最寄り駅となっている。
- 浦安市運動公園
- 浦安市斎場
- 浦安ヘリポート
- 浦安市クリーンセンター
バス路線
最寄りバス停は「舞浜駅前」となる。すべて東京ベイシティ交通が担当している。なお、徒歩5分程の「東京ディズニーランド・バスターミナル」からの路線バス、高速バスの利用も可能である。
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- おさんぽバス乗り場
- 舞浜線:堀江中学校経由新浦安駅 (おさんぽバス)
また、舞浜駅前から東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルへの無料送迎バス(不定期運行)がある。「ディズニーリゾートクルーザー」の車両で運行される事もある。
歴史
- 1988年(昭和63年)12月1日 - 開業。
- 1999年(平成11年) - 関東の駅百選に選定。
- 2001年(平成13年)
- 2004年(平成16年)6月14日 - 発車メロディを導入。
- 2009年(平成21年)8月1日 - トイレの改修工事が完了。車いす専用トイレが増設される。
駅名の由来
当初は西浦安(にしうらやす)という名称で計画されていた。当時発行された東京ディズニーランドのガイドマップにも「西浦安駅(仮称)」と記され、「西浦安」の名残りは若潮通りの正式名称である千葉県道276号西浦安停車場線に残っている。
京葉線延伸開業の際(以前は営団地下鉄〈当時〉有楽町線延伸誘致の予定だったテンプレート:要出典)、千葉県と浦安市、TDRを経営・運営するオリエンタルランド (OLC) が、TDLの最寄り駅である事から駅名を「ディズニーランド駅」とする事をTDRの版権を管理しているウォルト・ディズニー・カンパニーに提案した(当時は泉岳寺事件の判決が確定しておらず、駅名に使用する場合でも名称の使用は自由ではなかった)。 この駅名にはJR東日本も了承していた。しかし、ディズニーランドとは関係を持たない駅前の商業施設などに「ディズニーランド駅前店」という様な名前が付く恐れがあり、例えば、風俗店やパチンコ店などに「ディズニーランド駅前店」という名称を使用されると「夢」を売ることを事業としているディズニーランドの印象が悪くなってしまうことから、ウォルト・ディズニー・カンパニーの了承を得ることができなかった[2]。 また、各種事件・事故、また泥酔者やホームレスなどの存在がディズニーの名前を汚す恐れがあるので好ましくないテンプレート:要出典という返答があり、所在地の名をとって「舞浜駅」に変更された。 なお、「まいはま」の名称は、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミビーチ市に因んでいる[3]。「舞」(まい)は「マイアミ」の「マイ」、「浜」(はま)は「ビーチ (beach)」の和訳「砂浜、浜辺」(すなはま、はまべ)に由来する[2]。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color京葉線
- テンプレート:Color通勤快速
- 通過
- テンプレート:Color快速
- テンプレート:Color各駅停車(武蔵野線直通含む)
- 葛西臨海公園駅 - 舞浜駅 - 新浦安駅
- テンプレート:Color通勤快速
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
テンプレート:関東の駅百選- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ 2.0 2.1 『封印された鉄道史』(p18)
- ↑ 浦安市公式サイト(地域名の由来/浦安市)