インターナショナル (歌)
テンプレート:Infobox anthem インターナショナル(テンプレート:Lang-en、テンプレート:Lang-fr、テンプレート:Lang-ru、テンプレート:Lang-zh)は、社会主義者の歌の一つ。歌としての分類は革命歌に属する。1917年から1944年の間、ソビエト連邦の国歌でもあった。労働組合運動の団結意識を高める際にも歌われる。 オリジナルであるフランス語の歌詞(全6番)は、1871年のパリ・コミューンの蜂起の際にウジェーヌ・ポティエ(Eugène Pottier; 1816年 - 1887年)の手によって、曲は1888年にピエール・ドジェーテル(Pierre Degeyter; 1848年 - 1932年)の手によって作られた。共にアマチュア詩人・作曲家であった。その後、フランスの労働者・社会主義者によって広く愛唱されるようになり、1902年にはロシア語に翻訳されるなど、やがてはフランスから世界中に広まった。
目次
歌詞
その歌詞は、ロシア語を始め、色々な言語に翻訳されている。日本語の場合、翻訳というよりもむしろ翻案に近いとも言える。翻案や大幅な改変は日本語版に限ったことではないが、冒頭の「起て!」の部分、2番の「神も王も英雄もいらぬ」の部分(※日本語詞にはない)、サビの「いざ たたかわん いざ ~ インターナショナル!」の部分の繰り返しは、おおむね万国共通である。具体的な歌詞は、ウィキソースならびに下記の外部リンクを参照。
※ 日本語詞は作詞者の著作権管理が不明で、小牧近江・佐々木孝丸・佐野碩の死後50年が経過せず、日本の著作権法による保護期間内であるため、ウィキペディアでは掲載しない(下記の外部リンクを参照)。 テンプレート:Sister テンプレート:Sister
各国のインターナショナル
日本
日本語詞は1922年に、小牧近江がフランスで入手したジョルジュ・ソレル編の『社会主義辞典』に楽譜とともに載っていた歌詞をもとに佐々木孝丸によって付けられ、同年11月に東京神楽坂の牛込会館で開催されたロシア革命記念日集会で初めて披露された(集会自体は講演会に偽装して行われたが、壇上で歌いだした小牧近江は、直ちに検束された。なお、1922年版は小牧による作詞という説がある。)。現在、主に歌われているのは1929年頃に佐々木と佐野碩が改訳したものである。党派によって採用している歌詞に微妙な差異が存在する場合がある。題名は「インター」と略称で呼ばれる場合がある。
フランス
フランス語版の歌詞は、六番まであり、各国のインターナショナルはこれを翻訳したものが多い。 フランス語版は、1871年のパリ・コミューンの際に歌詞がウジェーヌ・ポティエによって作詞され、その後の1888年にピエール・ドジェーテルによって作曲された。
ロシア・ソビエト連邦
ソビエト連邦では、1944年までソビエト連邦と、その構成国であるロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国歌とされた。 1944年以降は国歌ではなくなりながらも、ソ連共産党の党歌とされ、共産党の党大会などで歌われた。 しかし、1991年にソビエト連邦が崩壊すると、この歌を公式な場で歌う機会は少なくなっている。
中国
テンプレート:Sister テンプレート:Sister 中国共産党全国代表大会および地方人民代表大会の際に演奏される[1]。 また、中国語版インターナショナルには、訳し方などの違いにより四つの歌詞が存在する。
インターナショナルを主題とした作品
2000年にアメリカでインターナショナルの歌そのものの歴史を主題としたドキュメンタリー映画"The Internationale"が製作・公開された。
出典
関連項目
- ロバート・ワイアット - 本曲をレパートリーとする
- アレア - 同上
- ソウル・フラワー・モノノケ・サミット - アルバム『レヴェラーズ・チンドン』でカバー
- メーデー歌(聞け万国の労働者)
外部リンク
- インターナショナル諸々バージョン - 各国語の歌詞・演奏やエピソードを多数収録。
- 「インターナショナル」(日本語版) -YouTube
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