香呂駅
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香呂駅(こうろえき)は、兵庫県姫路市香寺町中屋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅である。
駅構造
単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ、待避・交換設備を備えた地上駅であるが、2面2線のみの運用である。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。駅舎に付けられた建物財産票には「明治27年8月」と記されている。播但線鶴居駅も同年築。2012年現在、兵庫県最古の駅舎である山陽本線有年駅(橋上駅化工事中)に次いで古いものである[1]。
配線上は1番のりばを上下本線とした一線スルーとなっており、特急「はまかぜ」は両方向とも1番のりばを通過していく。停車列車も行き違いがない場合は、両方向とも1番のりばに停車する。
みどりの窓口が設置されている。駅業務は2005年(平成17年)4月1日にJR直営からジェイアール西日本福知山メンテックに業務委託された。福崎駅が当駅を管理する。駅を出てすぐの所にキオスクがある。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color播但線 | 上り | 姫路方面 | |
下り | 寺前・和田山方面 | 通常はこのホーム | ||
2 | テンプレート:Color播但線 | 下り | 寺前・和田山方面 | ラッシュ時と行違い時 |
テンプレート:Color | テンプレート:Color |
- 3番のりばはかつて特急の待避に使われていた。架線・線路はそのままであるが信号機の使用は停止されている。
利用状況
1日平均の乗車人員は1,618人である(2010年度)。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
- 1,795人(2000年度)
- 1,743人(2001年度)
- 1,677人(2002年度)
- 1,636人(2003年度)
- 1,663人(2004年度)
- 1,657人(2005年度)
- 1,653人(2006年度)
- 1,585人(2007年度)
- 1,590人(2008年度)
- 1,602人(2009年度)
- 1,618人(2010年度)
駅周辺
- 姫路市役所香寺事務所
- 姫路市立図書館香寺分館
- 香寺民俗資料館
- 日本玩具博物館
- 香寺郵便局
歴史
- 1894年(明治27年)7月26日 - 播但鉄道が姫路駅 - 寺前駅間で開業すると同時に設置。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1903年(明治36年)6月1日 - 播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道国有化により、国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。播但線の所属となる。
- 1980年(昭和55年)4月1日 - 車扱貨物の取扱を廃止。駅舎南側に有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2007年(平成19年)8月1日 - 窓口営業時間を変更。1時間延長し、7時15分 - 21時(変更前 - 20時)となる。
脚注
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color播但線
関連項目
外部リンク
テンプレート:播但線- ↑ 「兵庫の鉄道全駅 JR・三セク」(神戸新聞総合出版センター、2011円12月)P153、157