KBCオーガスタゴルフトーナメント
KBCオーガスタゴルフトーナメントは、KBC九州朝日放送主催による日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認の男子プロゴルフトーナメントの一つである。
大会概要
1973年に第1回大会が福岡市東区の福岡カンツリー倶楽部和白(わじろ)コース[1]で開催され、以降第10回大会まで行われた。1983年以降は毎年8月最終週に福岡県糸島市の芥屋(けや)ゴルフ倶楽部(1992年、九州志摩カントリークラブ芥屋ゴルフコースから改称)を会場に国内トッププロゴルファーが多数集結、九州地方で行われる数少ない晩夏のビッグトーナメントとして成長した。またこの大会は日本男子ツアーで唯一の高麗グリーンにより行われている。2013年現在、賞金総額1億1000万円、優勝賞金2200万円。
過去にはダイワ精工、久光製薬、株式会社ドーム(アンダーアーマー日本総代理店)が特別協賛として冠スポンサーとなっていた。2007年については当初冠スポンサーは未定となっていたが、結果冠スポンサーなしで開催された(久光製薬、アンダーアーマーは大会スポンサーとして参加しており、初頭スポンサーに久光製薬が担当)。2008年大会から山梨県に本社を置く水素水製造メーカー・VanaH(2009年5月1日、バナから社名変更)の特別協賛により「VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント」として開催されることになり[2]、2013年まで担当した。2014年からは福岡市に本社を置く不動産仲介業のアールズエバーラスティングが冠スポンサーになり、「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」となった[3]。
2009年8月29日の予選ラウンドでは、14歳21日のアマチュア選手である伊藤誠道が、通算3アンダーの54位で予選を通過し、ツアー最年少予選記録を更新した。これまでの記録は2004年9月に伊藤涼太が記録した14歳2カ月7日。
大会タイトルの変遷
- 1973年 - 1988年、2007年 KBCオーガスタ
- 1989年 - 1993年 ダイワKBCオーガスタ
- 1994年 - 2004年 久光製薬KBCオーガスタ
- 2005年 - 2006年 アンダーアーマーKBCオーガスタ
- 2008年 バナH杯KBCオーガスタ
- 2009年 - 2013年 VanaH杯KBCオーガスタ
- 2014年 - アールズエバーラスティングKBCオーガスタ
歴代優勝者
テレビ中継
- 第3日・最終日の模様をテレビ朝日系列24局フルネットで放送。またBSデジタル放送のBS朝日でも地上波放送から時差放送で、CS放送のスカイ・Aスポーツプラスでは朝の競技開始から終了まで生放送している[6]。なお以前は第1日・第2日を九州朝日放送を含む九州ブロックと一部系列局(広島ホームテレビ等)で放送していた。2010年は第2日を九州・山口ブロックネットで放送。
ジュニア育成プロジェクト
本トーナメント主催の九州朝日放送、マイナビABCチャンピオンシップ主催の朝日放送の2局で、次世代のジュニアを育てるための「ジュニア育成プロジェクト」を2006年から行っている[7]。2008年までは瀬戸内海放送も参加し、同局主催のマンシングウェアオープンKSBカップも含まれていた。
これは、「全国高等学校ゴルフ選手権大会」や「JJGAジャパンゴルフジュニアオールスター」、「全国中学校ゴルフ選手権大会」等の成績上位者の中から選ばれ、次世代のジュニアゴルファー育成、ツアー活性化、選手レベルの向上等を目的としている。推薦対象の大会はそれぞれのゴルフトーナメントにより異なる。
外部リンク
脚注
テンプレート:日本ゴルフツアー- ↑ 2012年から女子プロゴルフトーナメント「フンドーキンレディース(2012年)→ほけんの窓口レディース(2013年以降)」の開催コース。
- ↑ 日刊スポーツ・2008年6月17日掲載記事より
- ↑ 大会名称変更のお知らせ - KBC九州朝日放送 2014年3月31日
- ↑ 台風の影響により54ホール競技に短縮、賞金ランク加算額も75%に減額。
- ↑ 初日が雨のため中止。3日間54ホール競技に短縮。
- ↑ 但し放送スタッフは地上波放送とは別となっており、実況・リポーターは朝日放送(ABC)のアナウンサーが担当している。
- ↑ アンダーアーマーKBCオーガスタ 2006 テレビ朝日系列3社がたちあげたジュニア育成の共同プロジェクト、その第2戦 - 日本ゴルフツアー機構