長府駅
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長府駅(ちょうふえき)は、山口県下関市長府松小田本町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅。
駅構造
島式1面2線のホームを持つ地上駅。構内に分岐器はないが、場内・出発信号機が設置されており、閉塞の境界として機能している。現在は橋上駅へ改修され、旧駅舎は2011年1月10日をもって閉鎖された。下関地域鉄道部が管理し、JR西日本関連会社のジェイアール西日本広島メンテックが駅業務を受託する業務委託駅。
かつては相対式・島式の複合型3面4線のホームであり、島式ホームの2・3番線を相対式の1・4番線で挟む形であった。駅舎橋上化工事に伴い島式ホーム片側の2番線と、駅舎から最も遠い4番線の架線、それに前後のポイントを撤去し電車の入線を不可としたうえで、さらに残存していた線路や4番線ホームへの連絡通路も撤去された(2010年1月)。2010年5月10日に旧2番線の路盤に1番線の線路(下り本線)を移設し、島式1面2線となった。移設後は旧2番線を1番線に改番し、以降2番線は名実ともに欠番となる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color山陽本線 | 下り | 下関方面 |
3 | テンプレート:Color山陽本線 | 上り | 厚狭・新山口方面 |
駅周辺
- 長府駅前郵便局
- 下関市立長府小学校
- 下関市立長成中学校
- ヤマダ電機下関長府店
- ゆめタウン長府(商業施設)
- エディオン長府店
- 下関競艇場
- 城下町長府
- 国道2号
- 神戸製鋼所長府製造所
- ブリヂストン下関工場
- 長府製作所本社
- 中国電力下関発電所
バス
- サンデン交通
- 駅前に乗り入れる便もあるが、大半は国道2号上の「長府駅前」停留所に停車する。
長府駅バス停(駅正面)
- 下関駅行き
- 市民病院行き
- 長府扇町工業団地方面
長府駅前バス停(国道2号線沿い 駅側)
- (特急)山口宇部空港行き
- (特急)山口駅行き
- ゆめタウン長府方面
- 小月駅方面
長府駅前バス停(国道2号線沿い ジョイフル側)
- 城下町長府・唐戸・下関駅・市民病院方面
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 2,600 |
2000 | |
2001 | 2,515 |
2002 | 2,513 |
2003 | 2,487 |
2004 | 2,422 |
2005 | 2,369 |
2006 | 2,305 |
2007 | 2,278 |
2008 | 2,263 |
2009 | 2,231 |
2010 | 2,215 |
2011 | 2,081 |
2012 | 2,083 |
歴史
- 1901年(明治34年)5月27日 - 山陽鉄道 厚狭駅 - 馬関駅(現・下関駅)間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。山陽本線の所属となる。
- 1932年(昭和7年)9月7日 - 山陽電気軌道長関線が長府駅前に乗り入れ。
- 1969年(昭和44年)10月30日 - 山陽電気軌道長関線の長府駅 - 唐戸間廃止により、長府駅電停廃止。
- 1984年(昭和59年)1月1日 - 車扱貨物の取扱を廃止。駅舎南に有蓋車用の貨物ホームが設置されていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2006年(平成18年)12月14日 - 市議会にて、橋上駅への駅舎改築・駅周辺整備案を29億円の予定で行うことが発表。
- 2012年(平成23年)3月17日 - 長府駅橋上駅舎完成及び自由通路開通に伴う記念式典を開催・使用開始。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color山陽本線
かつて存在した路線
- 山陽電気軌道
- 長関線
- 長府駅電停 - (臨)競艇場電停 - 松小田電停