伊豆長岡駅
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伊豆長岡駅(いずながおかえき)は、静岡県伊豆の国市南條にある伊豆箱根鉄道駿豆線の駅である。特急「踊り子」の停車駅。所在地は旧伊豆長岡町ではなく旧韮山町にあたるが、駅正面の南條交差点から約50~100メートル先の青い橋(千歳橋)が伊豆長岡町の出入口となっており、伊豆長岡温泉への観光アクセス利用がアピールされている。以前は駅の北側に伊豆箱根バスの社員寮があったが老朽化にともない解体撤去された。現在は駐車場となっている。
歴史
- 1898年(明治31年)5月20日 - 三島町(現・三島田町) - 南条(現・伊豆長岡)間開業により、南条駅として開業
- 1899年(明治32年)7月17日 - 南条 - 大仁間開業により、中間駅となる
- 1919年(大正8年)5月25日 - 伊豆長岡駅に改称
- 1966年(昭和41年)1月2日 - 貨物営業廃止
- 1986年(昭和61年)10月21日 - 新駅舎完成
- 2009年(平成21年)12月24日 - 跨線橋へのエレベーター設置などのバリアフリー対応工事開始
- 2010年(平成22年)7月17日 - 当日より跨線端のエレベーター供用開始
駅構造
- 駅舎併設の単式ホーム1面1線と、島式ホーム1面2線からなり、跨線橋で結ばれている。
- 駅舎側から3,2,1番線となり、1番線の隣には行き止まりの側線がある。原則として駅舎に隣接する3番線を上り列車が、跨線橋を渡った島式ホームの2番線を下り列車が使用するが、交換時以外は全ての列車が3番線を使用する。
- 1番線ホームの東側にある側線に隣接して、かつて貨物ホームとして使用されていた単式ホーム(跨線橋で結ばれていない)がある。この側線は貨物輸送の廃止後は工臨車両の待機場所として使われることがある。
- 自動改札機と自動券売機が設置されている。現在自動券売機は2台ともタッチパネル式となっている。
- 駅舎の中にヤマザキショップが併設されている。
- 発車合図音は2・3番線については2007年末期にブザーから鎌田信号機製の電子音のものに変更されている。1番線については従来通りブザーを使用している。
のりば
1 | ■駿豆線 | (定期列車では上り回送のみ使用) |
---|---|---|
■駿豆線 | 臨時折り返し列車待機線(上下兼用) | |
2 | ■特急「踊り子」(下り) | 大仁・修善寺方面 |
■駿豆線(下り) | 大仁・修善寺方面※ | |
3 | ■特急「踊り子」(上り) | 大場・三島・熱海・小田原・横浜・東京方面 |
■駿豆線(上り) | 大場・三島・熱海・沼津・富士方面 | |
■駿豆線(下り) | 大仁・修善寺方面※ |
※ 当駅で列車交換を行わない場合、下り普通列車は改札側3番線から発車
利用状況
「静岡県統計年鑑」によると、2004年度の一日平均乗車人員は2,777人、降車人員は2,804人であった。なお、2001~2003年度の乗車人員は以下の通りである。
- 2,976人(2001年度)
- 2,882人(2002年度)
- 2,804人(2003年度)
路線バス
- 伊豆長岡駅 - (温泉駅循環) - 伊豆長岡駅
- 伊豆長岡駅 - 伊豆・三津シーパラダイス
- 伊豆長岡駅 - (温泉駅・長岡リハビリ病院・沼津市役所経由) - 沼津駅
駅周辺
- 伊豆長岡温泉
- 韮山温泉
- 伊豆の国市役所(旧伊豆長岡町役場)
- JA伊豆の国本店
- 静岡県立伊豆中央高等学校
- 順天堂大学医学部附属静岡病院
- 伊豆の国パノラマパーク
- マックスバリュ伊豆長岡店
- キミサワ伊豆長岡店
- ハックドラッグ伊豆長岡店
- エース伊豆長岡店
- エスポット韮山店
- ガスト伊豆長岡店
- 源氏山公園
- 伊豆玩具博物館痴娯の家
- 韮山反射炉 - 幕末に韮山代官江川英龍(太郎左衛門)が作った反射炉。
- 国道136号
- 静岡県道131号古奈伊豆長岡停車場線
- 静岡県道132号韮山反射炉線
隣の駅
脚注