伊豆長岡温泉
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テンプレート:日本の温泉地 伊豆長岡温泉(いずながおかおんせん)は、静岡県伊豆の国市(旧伊豆長岡町、旧国伊豆国)にある温泉。
泉質
- アルカリ性単純温泉
30数本の源泉から60~70℃の温泉が供給される。 泉質保護を目的とした温泉集中管理組合を先駆的に導入した温泉地である。
温泉街
温泉街は源氏山を挟んで西側の長岡地区、東側の古奈地区に分かれる。昔は別々の温泉名で呼ばれていたが、現在は両地区を合わせて「伊豆長岡温泉」と呼ばれる。
高度成長期には歓楽街的温泉として栄えたことから、飲み屋やストリップ劇場など、昔の歓楽街的温泉が持っていた要素が現存した。(現在、ストリップ劇場はすべて閉店)
温泉街は低山に囲まれているが、いくつかの旅館からは富士山が眺められる。
施設
- 長岡地区側には足湯を中心とした「湯らっくす公園」がある。古奈地区側にも足湯を中心とした「古奈湯元公園」があり、無料で利用できる。
- 共同浴場は長岡地区に2箇所、古奈地区に1箇所ある。
- 温泉街には温泉での治療を目的とした病院も複数ある。
- 長岡地区側には伊豆の国パノラマパークがあり、ロープウェイを使って葛城山の山頂まで行くことができ、富士山や駿河湾などの風景が楽しめる。
歴史
- 古奈地区の開湯は約1300年前とされ、吾妻鏡にも登場する。源頼朝も入浴したとされる。
- 長岡地区の開湯は明治時代に入ってからで、田端温泉や多聞温泉などいくつかの温泉が合併して、長岡温泉と成りました。
- 大正時代から戦前にかけて、後藤新平や平沼騏一郎、宇垣一成などの政官界要人が別荘を構えていた。
- 旅館の宴会でのコンパニオン発祥の地である
お祭り・行事
アクセス
- 鉄道:伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅より伊豆箱根バスで約5分。
- 高速バス:新宿駅西口より小田急箱根高速バス・新東海バスの運行する高速バス「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」で長岡温泉バス停留所まで2時間10分。
- 特急バス:三島駅北口3番のりばより伊豆箱根バスの特急バスで約40分[1]。
- 車:東名高速道路沼津IC 新東名高速道路長泉沼津インターチェンジより約20分。