静内駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年5月27日 (火) 17:45時点におけるTasetebills (トーク)による版
静内駅(しずないえき)は、北海道(日高振興局)日高郡新ひだか町静内本町5丁目1にある北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線の駅である。電報略号はシナ。
1986年(昭和61年)10月まで運行されていた急行「えりも」の停車駅であった。
日高本線内では鵡川駅とならび列車運行上の要となる駅である。日高本線が日高拓殖鉄道として開業したのは富川駅から当駅までであった。
新ひだか町の代表駅である。
歴史
- 1926年(大正15年)12月7日 - 日高拓殖鉄道厚賀駅 - 当駅間延伸開通に伴い開業。一般駅。
- 1927年(昭和2年)8月1日 - 日高拓殖鉄道が国有化により国有鉄道に移管。線路名を日高線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1933年(昭和8年)12月15日 - 当駅 - 日高三石駅間延伸開通に伴い中間駅となる。
- 1938年(昭和13年)3月10日 - 静内機関区設置。
- 1943年(昭和18年)11月1日 - 線路名を日高本線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1959年(昭和34年)11月1日 - 静内機関区廃止。
- 1968年(昭和43年)2月1日 - 追分機関区静内支区設置。
- 1969年(昭和44年)11月1日 - 追分機関区静内支区が苫小牧機関区静内支区となる。
- 1978年(昭和53年)10月2日 - コンテナ基地設置。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物・荷物取扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 2001年(平成13年)2月3日 - 新駅舎による営業を開始。
- 2002年(平成14年)4月1日 - 観光情報センターぽっぽがオープンする。
- 2013年(平成25年)
駅構造
相対式ホーム2面2線と側線を持つ地上駅で、夜間滞泊もある。かつては機関区の支区が置かれ、製材工場への専用線もあった。
終日社員配置駅でみどりの窓口設置(営業時間5時40分 - 20時10分)。駅レンタカー業務も行う。また、オレンジカード対応の自動券売機も設置されている。なお、起点駅の苫小牧駅を除くと日高本線内では唯一改札業務も行っている。
駅舎は大きく、新ひだか町観光情報センター「ぽっぽ」を併設している。 道南バス静内案内所が駅舎内に移転入居し、バス乗車券窓口と売店が設置されていたが、2013年(平成25年)3月20日に営業所終了し、定期券販売などは観光協会への委託に切り替えられた[3]。
立ち食いそば・うどん店(西谷弁当店)では、そばと途絶えていた駅弁発売を復活したが、同店名義で調製はしていない[4][5]。
駅周辺
あたりは日高地方の中心都市である新ひだか町の中心街であり、附近の国道235号沿いには商店街や大型スーパーなどがある。
- 北海道道992号静内停車場線
- 国道235号
- 新ひだか町役場(旧・静内町役場)
- 静内警察署
- 静内警察署駅前交番
- 静内簡易裁判所
- 静内郵便局
- 北海道労働金庫静内支店
- 日高信用金庫静内支店
- 北洋銀行静内支店
- しずない農業協同組合(JAしずない)
- ひだか漁業協同組合入船事業所
- 静内総合自動車学校
- 北海道静内高等学校
- 新ひだか町立静内中学校
- 新ひだか町立山手小学校
- 新ひだか町立静内小学校
- 新ひだか町立高静小学校
- 平取養護学校静内ペテカリの園分校
- 静内川 (染退川)
- 道南バス「静内駅前」停留所