糠南駅
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糠南駅(ぬかなんえき)は、北海道(宗谷総合振興局)天塩郡幌延町大字問寒別小字川口にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW67。電報略号はヌナ。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南側(稚内方面に向かって左手側)にある[1]。分岐器を持たない棒線駅である[1]。
仮乗降場に出自を持つ開業時からの無人駅[2]であって駅舎は無いが、ホーム西側から板敷きの通路を渡った位置にプレハブ物置を改造[1]した待合所がある[3]。内部には除雪道具なども格納されている[3]。かつては木造の待合所があったが、1987年(昭和62年)の台風によって倒壊したため、地区住民によって現在の待合所が設置された[4]。ホームは木製デッキ式[3]で稚内方にスロープを有し[3]駅施設外に連絡していた。
いわゆる秘境駅のひとつに数えられる[5][6]が、隣の問寒別駅からは2.2kmの距離であり、かつ同駅との間にも道路が整備されているので、訪れることは比較的容易である。
歴史
- 1955年(昭和30年)12月2日 - 国有鉄道宗谷本線の問寒別駅 - 雄信内駅間に糠南仮乗降場(局設定)として新設開業[7]。旅客のみ取扱い。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。同時に駅に昇格。糠南駅となる[7]。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 営業キロ設定。
- 2006年(平成18年)3月18日 - 下りの夕方の列車が新たに停車し、1日上下計5本の列車が停車するようになる。
駅名の由来
当駅の所在地近辺の地名より[注 1]。地名は、アイヌ語の「ヌプカ・ナン・ペッ」(原野の冷たい川)に由来する[8][9][10]。
利用状況
- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は0人[1]。
駅周辺
隣の駅
- 北海道旅客鉄道
- 宗谷本線
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
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- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)149ページより。
- ↑ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)149ページより。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)219ページより。
- ↑ 探検!秘境駅 〜超maniac travel guide〜6月28日分放映より。
- ↑ 書籍『写真集 秘境駅』(著:牛山隆信、栗原景、メディアファクトリー、2008年7月発行)より。
- ↑ テレビ番組『全国秘境駅ファイル』第5回(旅チャンネル/MONDO TV、2008年)より。
- ↑ 7.0 7.1 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)47ページより。
- ↑ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、(2004年2月発行))124ページより。
- ↑ 『北海道地名漢字解』p.71 本多貢 著、北海道新聞社、1995年1月 ISBN 4-89363-760-6
- ↑ 芦別市にある糠南の由来として、「ノッカ・アン」(仕掛け弓が・ある)、「ノカン・ナイ」(小さい・川)が挙げられている。(本多、p.71)
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