安牛駅
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安牛駅(やすうしえき)は、北海道(宗谷総合振興局)天塩郡幌延町大字開進小字安牛にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。駅番号はW69。電報略号はヤス。
歴史
- 1925年(大正14年)7月20日 - 国有鉄道天塩南線問寒別駅 - 幌延駅間延伸開通に伴い開業[1][2]。一般駅。
- 1926年(大正15年)9月25日 - 天塩南線と天塩北線を統合し線路名を天塩線に改称、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1930年(昭和5年)4月1日 - 天塩線を宗谷本線に編入、それに伴い同線の駅となる[1]。
- 1977年(昭和52年)5月25日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 1980年代後半 - 1990年代前半 - 駅舎改築、貨車駅舎となる。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南西側(稚内方面に向かって左手側、旧1番線)に存在する[4]。分岐器を持たない棒線駅となっている[4]。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった[5]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム中央部分と対向側ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[5]。駅舎側(西側)が下り1番線、対向側ホームが上り2番線となっていた[5]。そのほか1番線の旭川方から分岐し駅舎南側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた[5]。交換設備運用廃止後は線路は撤去されたが、ホーム前後の線路は分岐器の名残で湾曲していた[4]。
無人駅となっている。駅舎は構内の南西側に位置しホーム中央部分に接している[4]。有人駅時代からの駅舎は改築され、ヨ3500形車掌車[6]を改造した貨車駅舎となっている[4]。旧駅舎の基礎の上に設置されている[7]。出入口にはスロープが新たに設置されている[7]。トイレを有するが閉鎖されていた[7]。2008年(平成20年)時点では宗谷本線の貨車駅舎の中で最も外壁塗装の劣化が激しかった[7]。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ヤシ・ウシ」(網を引く所)に由来する[4][7][8]。天塩川にサケが上り、その網引き場であったことによる[8]。
利用状況
駅周辺
駅周辺は牧草地で[7]、天塩川に沿った沼も多い[5][7]。南に三日月湖がある。
- 開進集会所 - 幌延町立安牛小学校跡地。
- 天塩川
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
- ↑ 1.0 1.1 1.2 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)179-180ページより。
- ↑ 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)47ページより。
- ↑ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)149ページより。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)149ページより。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)184ページより。
- ↑ 書籍『ダルマ駅へ行こう!』(著:笹田昌宏、小学館文庫、2007年5月発行)23ページより。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)220ページより。
- ↑ 8.0 8.1 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、(2004年2月発行))124ページより。