河原町駅 (京都府)
テンプレート:駅情報 河原町駅(かわらまちえき)は、京都府京都市下京区四条通河原町西入ル真町にある、阪急電鉄京都本線の駅。
目次
概要
京都本線の終着駅。阪急における京都側の一大ターミナル駅であることを強調するため、車内放送や各駅の駅自動放送では「京都河原町(駅)」[1]と呼称している(一時期のみ、単に「河原町(駅)」と称していた時期があった)。
四条河原町交差点の南東に面する『京都住友ビルディング(住友不動産京都ビル)』(京都マルイ、かつての四条河原町阪急)、および同北東に面する『コトクロス阪急河原町』の両ビルに入口があり、外壁には「阪急河原町駅」と掲出されている。
西隣の烏丸駅とは、直上を走る四条通の真下を貫く地下道で連絡しており、徒歩10分ほどでたどり着ける(両駅間の営業キロは0.9km)。この通りは「地下街」ではなく、構内には両駅の売店や「ごあんないカウンター」(当駅のみ)、それに地上へと抜ける連絡階段程度しかない。ただし、四条通沿いに立地する各百貨店へは地下道内に面する出入口や連絡階段を通って出入りできる。
当駅は阪急では最東端の駅である[2]。
当駅から接続する鉄道路線
乗り換えは一度地上に出て、四条大橋を渡る。当駅・祇園四条駅ともに、連絡通路に相手方の駅の発車時刻表を掲出して便宜を図っている。
駅構造
島式1面3線のホームを有する地下駅。3号線の大阪(梅田)方に切り欠き式の2号線が設けられている。
改札口は東改札と中央改札の2か所。かつてはそれに加え、2号線ホームに直結する西改札もあったが、2001年(平成13年)3月18日からは日中のみ供用され、2007年(平成19年)3月17日のダイヤ改正前日(3月16日)をもって閉鎖された[4]。
トイレはホームの東端にあり、多機能タイプも併設されている。
のりば
1 - 3 | テンプレート:Color京都本線 | 大阪(梅田)・天下茶屋・北千里・嵐山・神戸・宝塚方面 |
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通常は1号線と3号線のみを使用する。2号線は、平日の朝の普通2本(うち1本は長岡天神行き)、土曜日・休日の快速特急『京とれいん』と朝の普通1本が使用する。また、朝のラッシュ時に折り返し回送となる列車が入線し、降車用として使われることもある。
曜日を問わず、日中は1号線より特急、3号線より準急が交互に発車している。
各ホームの有効長は、1号線が10両分、2号線が7両分、3号線が8両分。この内最も長い1号線は、かつて中央でホームを分離し、2つのホームとして使用していた時代があった(京阪本線の淀屋橋駅と同様)。長編成化に伴い、この扱いは廃止されている。
2001年(平成13年)3月のダイヤ改正までの発車ホームは、原則として1号線が特急と朝ラッシュ時の急行[5]、2号線が快速(現在の「快速」とは異なる)と普通、3号線が急行だった。2号線は2007年(平成19年)のダイヤ改正まではラッシュ時の普通数本、同改正からは普通1本(および嵐山行きの臨時特急)のみが発着していた。
利用状況
京都でも有数の繁華街である四条河原町界隈や、当駅の東側の鴨川に架かる四条大橋を渡り祇園や先斗町方面へ向かう者も多い。
2012年(平成24年)の1日平均乗降人員(平日)は65,925人(乗車人員34,518人、降車人員31,407人)で、阪急電鉄全線で第6位[6]。乗車人員が降車人員より約3,000人多いが、隣の烏丸駅は逆に降車人員が乗車人員より約3,000人多い。
近年の1日平均乗車・乗降人員は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 | 1日平均 乗降人員[7] |
---|---|---|---|
1995年 | 54,531 | [8] | |
1996年 | 76,997 | [9] | |
1997年 | 49,312 | [10] | 100,474 |
1998年 | 48,123 | [11] | 88,332 |
1999年 | 47,545 | [12] | 89,981 |
2000年 | 45,857 | [13] | 88,607 |
2001年 | 40,473 | [14] | 78,534 |
2002年 | 38,430 | [15] | 75,937 |
2003年 | 38,164 | [16] | 73,592 |
2004年 | 37,372 | [17] | 72,221 |
2005年 | 38,673 | [18] | 73,597 |
2006年 | 37,890 | [19] | 72,838 |
2007年 | 39,646 | [20] | 75,285 |
2008年 | 43,331 | [21] | 81,320 |
2009年 | 35,947 | [22] | 72,345 |
2010年 | 35,410 | [23] | 68,170 |
2011年 | 35,025 | [24] | 67,247 |
2012年 | 36,860 | [25] | 69,035 |
駅周辺
バス路線
歴史
- 1963年(昭和38年)6月17日 - 京都本線が大宮駅から当駅までの延伸に伴い開業する。
- 1982年(昭和57年)8月20日 - 2号線ホームを延伸する。
- 2013年(平成25年)12月21日 - 駅番号を導入。テンプレート:要出典範囲。
駅名について
地元の住民は、当駅付近一帯を呼称する時にはあくまでも四条通と河原町通の交差点名である「四条河原町」と呼ぶことが多く、市バスの四条河原町のバス停が無数にある事から、ここを指す地名として「河原町」や「(阪急)河原町駅前」と呼ぶことはほとんどない。ただし、京都市民でも中心部の住民以外は「河原町」あるいは「四条」と呼ぶことも多い。京都市民の感覚としては、「河原町」はあくまでも通り名である。その一方で、観光ガイドブックやグルメガイドなどで「河原町エリア」などといった用法で、この付近一帯を指す名称として「河原町」が用いられることが多い。
これは四条烏丸や四条大宮でもほぼ同様である。これらの場所では、バス停の名称も「○○駅(前)」とはなっておらず、前記の各交差点名がバス停の名称となっている。一方、京都駅前や二条駅前は「○○駅(前)」がバス停の名称であり、地元の住民も「京都駅(前)」などと呼ぶ。
なお、当駅の駅名に「四条」が冠されていないのは、京都市内において京都線が四条通の直下を走っているためとされる(同様に烏丸通直下を走る京都市営地下鉄烏丸線も東西線との乗換駅である烏丸御池駅を除いて「烏丸」が冠されていない)。
2013年下期に阪急京都本線に西山天王山駅が開業することから、これに合わせたタイミングで他のいくつかの駅とともに、駅名を改称しようという動きもあった。阪急は都市名を冠した「京都河原町駅」への改称を推すのに対し、地元の商業団体である四条繁栄会商店街振興組合が地域名称である「四条河原町駅」を推したため、議論がまとまらず[26]、商店街側の意見を踏まえて同駅名の改称については見送ることを決めた[27]。
隣の駅
- 阪急電鉄
- テンプレート:Color京都本線
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤特急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color快速・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通
- 烏丸駅 (HK-85) - 河原町駅 (HK-86)
- テンプレート:Color快速特急・テンプレート:Color特急・テンプレート:Color通勤特急・テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color快速・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ ラテン文字表記は 「Kawaramachi (Kyoto)」。
- ↑ 最北端は嵐山駅、最西端かつ最南端は新開地駅で、管理駅では花隈駅。
- ↑ 編集長敬白: 『阪急だいすき』取材余話。(上) - ネコ・パブリッシング 鉄道ホビダス
- ↑ ホームへ通じる階段はそのまま残されており、阪急電鉄公式サイト内の「駅構内案内図」でも非常階段として紹介されている。
- ↑ 朝ラッシュ時のみ10両編成で運行。
- ↑ 阪急電鉄 鉄道情報ホームページ 駅別乗降人員(上位50位)
- ↑ 京都市統計書 第8章 都市施設 07 私鉄市内駅乗降客数(JRを除く)
- ↑ 京都府統計書(平成7年)
- ↑ 京都府統計書(平成8年)
- ↑ 京都府統計書(平成9年)
- ↑ 京都府統計書(平成10年)
- ↑ 京都府統計書(平成11年)
- ↑ 京都府統計書(平成12年)
- ↑ 京都府統計書(平成13年)
- ↑ 京都府統計書(平成14年)
- ↑ 京都府統計書(平成15年)
- ↑ 京都府統計書(平成16年)
- ↑ 京都府統計書(平成17年)
- ↑ 京都府統計書(平成18年)
- ↑ 京都府統計書(平成19年)
- ↑ 京都府統計書(平成20年)
- ↑ 京都府統計書(平成21年)
- ↑ 京都府統計書(平成22年)
- ↑ 京都府統計書(平成23年)
- ↑ 京都府統計書「鉄道乗車人員」
- ↑ テンプレート:Cite news
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