鹿部駅
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鹿部駅(しかべえき)は、北海道(渡島総合振興局)茅部郡鹿部町本別にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(通称:砂原支線)の駅である。駅番号はN68。電報略号はカヘ。
歴史
- 鹿部駅 (大沼電鉄)も参照。
- 1929年(昭和4年)1月31日:大沼電鉄の大沼公園駅 - 鹿部駅間全通[1]。
- 1945年(昭和20年)
- 1948年(昭和23年)1月16日:大沼電鉄、新銚子口駅 - 鹿部温泉駅(鹿部駅(大沼電鉄)を改称)間にて再開業[1]。
- 1949年(昭和24年)2月20日:鷹待駅(たかまちえき)に改称。大沼電鉄、鹿部温泉駅を鹿部駅(大沼電鉄)に再改称[1]。
- 1952年(昭和27年)12月25日:大沼電鉄、再び全線廃止[1]。
- 1956年(昭和31年)12月20日:鹿部駅に再改称[1]。
- 1980年(昭和55年)5月1日:貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 2005年(平成17年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[2]。駅舎側(東側)が上り線、外側が下り線となっている(番線表示なし)[2]。そのほか上下線共に安全側線を有する[2]。1983年(昭和58年)4月時点では駅舎と上り線の間に側線(副本線)を1線有していた[3]。転轍機の形状は上り線からの方開き分岐である[2]。列車は基本的に2番のりばに発着する。
大沼駅管理(夜間連絡先は森駅)の無人駅となっている。駅舎は構内の東側に位置しホーム中央部分とを結んだ構内踏切で連絡している[2]。有人駅時代の規模の大きい駅舎が継続使用されている[4]。待合室内には椅子のカバーなどを始めとした手造り品がたくさんあり、図書コーナーも設けられている[4]。駅舎内にトイレを有する[4]。駅スタンプが設置されている[4]。
駅の標高は90.5mである[2]。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「シカペ」(アホウドリ)に由来するとされる[3][5]。当地附近にアホウドリが多く住んでいたために付けられた[5]。
旧駅名の鷹待(たかまち)は、当地附近に鷹狩の際の鷹待がいたことに由来する[5]。
利用状況
駅周辺
駅前には別荘が多い[4]。役場などが所在する中心部とは約5km離れており、バスなどでの連絡が必要となる。
- 北海道道480号鹿部停車場線
- 国道278号
- 函館バス「鹿部駅前」停留所:鹿部出張所行き(朝・夕数本ずつのみ運行)
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color函館本線(砂原支線)
脚注
関連項目
テンプレート:函館本線1- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)26,27ページより。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)38ページより。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)54ページより。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)20ページより。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)30ページより。