奴田原文雄
奴田原 文雄(ぬたはら ふみお、1963年12月20日-)は、世界ラリー選手権(WRC)で活躍する日本のフリーのラリードライバー。高知県高知市出身。道都大学卒。ラリー参戦などのため現在は北海道恵庭市在住中。
通称「ランサー(ランエボ)のヌタハラ」。これは彼が主に三菱・ランサーエボリューション(ランエボ)で活躍していることから来ている。
略歴
1986年からラリーを始め、1988年から北海道ラリー選手権、1990年から全日本ラリー選手権に参戦。全日本ラリー選手権では優勝などの好成績を残すトップクラスのラリードライバーである。
1992年からADVANラリーチームに加入。1994年から引退した大庭誠介に代わりADVANカラーのランサーエボリューションを運転。この年限りでエースの山内伸弥がラリー活動を休止した為翌1995年からADVANのエースとなる。
1999年にはこれまで勤務していた会社を辞めてサラリーマンからラリードライバーに転身、同年にアジア各地のラリー選手権に遠征した。2001年からWRCに参戦を開始した。2006年プロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)の開幕戦ラリー・モンテカルロで優勝を飾った。また同年、ターマック走行のレベルアップのため、スーパー耐久十勝24時間耐久レースで中谷明彦、木下隆之らと同じチームのオーリンズランサーエボリューションワゴンでスポット参戦している。
前述の通り長年ランエボでWRCや全日本ラリーに参戦しているため、ランエボのイメージが非常に強いドライバーだが、2010年のラリージャパンでは俳優の哀川翔率いる「TEAM SHOW」よりフォード・フィエスタR2で参戦[1]、総合23位で完走した。2011年にはインターコンチネンタル・ラリー・チャレンジにスバル・インプレッサWRX STIでスポット参戦したほか、哀川のコ・ドライバーとしてアジアクロスカントリーラリーにトヨタ・FJクルーザーで参戦し、総合8位で完走した。2012年にはパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにEVクラス(トヨタ・P002)で初参加し、優勝した。
同じラリードライバーの新井敏弘はライバル関係に当たるが、仲が良い。PWRCに参戦したのも、新井からの誘いがあったと言われている。
成績
- 本人のオフィシャルサイトを参照すること。