テンゲ
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テンプレート:Infobox Currency テンゲ(カザフ語:теңге、ラテン文字表記:Tenge)は、1993年11月からルーブルに替えて使用されているカザフスタンの通貨単位。国際通貨コード(ISO 4217)は、KZT。補助通貨はティイン(тиын、tiyin)で、1テンゲ=100ティイン。通貨記号は8px[1]。
テンゲは、カザフ語を含むテュルク諸語のほとんどで、天秤や釣合を意味している。テュルク諸語はモンゴル語のテンク(Tenkh)を語源としているが、大元の語源は中国語のテンセ(Tengse)で、釣合という意味であるテンプレート:要出典。
1テンゲ=0.64円である。(2009年7月4日現在)
歴史
ソビエト連邦崩壊後、カザフスタンはCIS内で自国の通貨を導入するのが最も遅かった国の一つとなり、1991年にデザイナーの「特別委員会」が設置された。1993年12月の大統領令「カザフスタン共和国の通貨導入について」が布告された。1993年11月15日からテンゲが流通開始され、11月15日が「カザフスタン共和国通貨の日」とされた。当時テンゲ紙幣はイギリスで印刷されていたが、1995年には国内に印刷局が開業した。テンゲ硬貨は当初、ドイツで鋳造された。
2007年3月にカザフスタン国立銀行が、テンゲ通貨記号「8px」を承認・発表した。この通貨記号は2008年3月にUnicodeに提起され、U+20B8として登録された。
テンプレート:-符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
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脚注
- ↑ Everson, Michael. 2008. Proposal to encode the Kazakh TENGE SIGN in the UCS