篠原一 (政治学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年2月4日 (火) 21:29時点におけるZokuppo (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

篠原 一(しのはら はじめ、1925年8月21日 - )は、日本政治学者東京大学名誉教授東京都目白生まれ[1]。専攻は、政治学ヨーロッパ、特にドイツの政治史。進歩的政治学者としての啓蒙活動がよく知られる。政治史学者としては岡義武の「西欧政治史」講座の後継者として、概説書『ヨーロッパの政治』(東京大学出版会)に結実する「歴史政治学」(Historische Politologie)を提唱し、理論的な面から西洋政治史にアプローチする多くの後進を育てた。

30年以上をわずらい丸山ワクチンの投与を受けている。特定非営利活動法人丸山ワクチンとがんを考える会」理事長、「丸山ワクチン患者・家族の会」代表を務め、癌患者の精神的支柱となっている。

略歴

著作

単著

共著

編著

  • 『連合政治――デモクラシーの安定をもとめて(1・2)』(岩波書店, 1984年)
  • 『ライブリー・ポリティクス――生活主体の新しい政治スタイルを求めて』(総合労働研究所, 1985年)
  • 『警察オンブズマン――民主的監察制度の多面的検討』(信山社, 2001年)
  • 『討議デモクラシーの挑戦――ミニ・パブリックスが拓く新しい政治』、岩波書店、2012年。

共編著

  • 横山信)『近代国家の政治指導――政治家研究(1)』(東京大学出版会, 1956年
  • 永井陽之助)『現代政治学入門』(有斐閣, 1965年/第2版, 1984年)
  • 三谷太一郎)『近代国家の政治指導――政治家研究(2)』(東京大学出版会, 1965年)
  • 宇沢弘文)『世紀末の選択――ポスト臨調の流れを追う』(総合労働研究所, 1986年)
  • 牧柾名)『地域からの教育改革――川崎における学校・家庭・行政の地域ネットワーキングの実践』(自治体研究センター, 1987年
  • (三谷太一郎)『岡義武ロンドン日記1936-1937』(岩波書店, 1997年

共訳書

  • (C.ブリントン)『革命の解剖』(岩波書店, 1952年

門下生

カッコ内は専門地域

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

  • 佐藤正弥編著 『データ・バンク にっぽん人』 現代書林、1982年、101頁。