桜井駅 (愛知県)
テンプレート:駅情報 桜井駅(さくらいえき)は愛知県安城市桜井町新田にある名鉄西尾線の駅である。
概要
1926年の碧海電鉄(現・名鉄西尾線)の開通と同時に開業。旧碧海郡桜井町の中核駅の役割を果たし、また近年では安城市南西部の広域拠点として駅舎が高架化され、周辺の土地区画整理が進められている。
特殊勤務型の有人駅(営業時間7:00-20:00、営業時間外は西尾駅管理)である。特急以下、全ての列車が停車する。manacaが利用可能。
駅構造
地上3階、6両編成対応の相対式2面2線ホームの高架駅。改札は1ヶ所で、東西をつなぐ自由通路が設けられている。駅の設備は充実しており自動券売機・自動改札機・車椅子対応エレベーター・上りエスカレーター・多目的トイレ・簡易列車案内・待合室が設置されている。線路は構内の南側のみ半径1000mで緩くカーブしている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■西尾線 | 上り | 新安城・名古屋方面 |
2 | ■西尾線 | 下り | 西尾方面 |
配線図
利用状況
愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は、2006年度2,037人、2008年度1,889人である。西尾線の駅では、14駅中4番目に多い。
駅周辺
西口にロータリーがあり、タクシー乗り場が設置されている。線路及び駅舎があった東口は、現在整備中で名鉄協商のコインパーキングが置かれている。また、あんくるバス桜井線・桜井西線の「桜井駅」バス停がロータリーに設置されている。
駅の東は古くからの商店街や集落がある一方で、西では土地区画整理事業が進められており、2006年(平成18年)にショッピングセンターのアピタ安城南店が開業した。
- 安城市役所桜井支所・桜井公民館
- 桜井福祉センター・さくら保育園
- アピタ安城南店
- 愛知県立安城南高等学校
- 愛知県立安城特別支援学校
- 愛知県道292号幸田石井線
歴史
地上駅時代
駅舎は東側に設置され、ホームは2面2線の構造で構内踏切を備えていた。
ホームは長さが4両分しかなかったため、平日朝に運行される6両編成の特急が特別通過扱いとなっていた。1999年(平成11年)から2000年(平成12年)まで運行されていた休日の6連特急佐屋行きは当駅と米津駅にも停車していたが、そのときは前(新安城寄り)2両はドアカットしていた。ほんの僅かな期間だったが、8800系での数少ないドアカットが見られた。
高架事業
「安城桜井駅周辺特定土地区画整理事業」にあわせて鉄道立体交差及び複線化事業が行われた。2002年(平成14年)に事業が開始され、2006年(平成18年)5月に仮線工事開始、同10月に仮線切替が行われ、2008年(平成20年)6月21日に高架線に切り替えられた。しかし6月29日には駅名から「碧海」が消えたため、高架としての碧海桜井駅はわずか1週間のみであった。現在旧駅舎は取り壊され、仮線も撤去された。
事業費は74億円で、うち33億円が国と県の補助で賄われた。事業区間の延長は碧海桜井駅を挟んだ2,100mで、この事業によって東西街区の分断や4箇所の踏切が解消された。敷設される線路については駅の北側区間が暫定単線、南側のうち南桜井駅までの区間が複線となった。
年表
- 1926年(大正15年)7月1日 - 碧海桜井駅として開業。
- 1982年(昭和57年)頃 特急停車駅となる。
- 2007年(平成19年)11月14日 - トランパス導入。
- 2008年(平成20年)
- 6月21日 - 駅高架化。ホームを6両分に延伸。
- 6月29日 - 駅名を桜井駅に変更。同時に特急の特別通過がなくなる。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 西尾線
脚注