鈴木央

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月10日 (日) 06:48時点における24.242.125.19 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Sidebar with collapsible lists テンプレート:存命人物の出典明記 鈴木 央(すずき なかば、本名同じ、1977年2月8日 - )は、日本漫画家福島県須賀川市出身[1]。男性。代表作は『ライジングインパクト』『ブリザードアクセル』。既婚者。愛称は「央(なかば)」の名前から取られた「ばっちょ」。

経歴

特徴

自身の格闘技好きから来る熱い線、趣味の少女漫画に影響を受けた繊細な画風、ファンタジー風の背景が特徴。デビュー作『Revenge』やその後発表した読切は、いずれも中世ヨーロッパ的な世界観のファンタジー漫画だったが、初連載『ライジングインパクト』はゴルフをテーマにしたスポーツ漫画だった[2]。連載作品でファンタジーを扱ったのは『僕と君の間に』のみであり、『金剛番長』については当初ファンタジー漫画の予定で連載企画を進めていたが、打ち合わせの最中に冗談で挙がった「番長漫画」のアイデアが盛り上がり、そのまま本採用されたという経緯がある。

『週刊少年ジャンプ』時代は誌内でも有数の速筆で、原稿を落とすことはなく、その上週2日休めていた。『ライジングインパクト』連載初期はアシスタントを使わず1人で執筆していたほどである。途中からアシスタントとして後の妻となる幼なじみの「黒峰さん(仮)」[3]を迎えた(名前の由来は、似顔絵に『ライジングインパクト』の黒峰というキャラクターの顔を代用したため)テンプレート:要出典。現在でもアシスタントに任せるのはトーンやベタ塗りなどの処理のみで、キャラクターや背景は本人が執筆している[4]

『Ultra Red』の打ち切り最終回において、背景の群衆の1人の服に「BYE BYE JUMP」という言葉を忍ばせており、この言葉通り鈴木は後に『週刊少年ジャンプ』から『ウルトラジャンプ』を経て、『週刊少年サンデー』に移籍した。『金剛番長』終了後は小学館以外の雑誌にも作品を掲載し、2011年には『週刊少年チャンピオン』と『週刊少年マガジン』に読み切りを、さらに2012年には連載作品を執筆したことで、現在日本で発行されている4つの週刊少年漫画誌全てに連載作品を掲載した漫画家の一人である[5]

作品リスト

連載作品

読切作品

  • Revenge('95 Spring Special掲載、ホップ★ステップ賞SELECTION15巻収録) - デビュー作
  • 小さな街角の夢('95 Winter Special掲載)
  • SAVAGE(週刊少年ジャンプ1996年46号掲載) - Revengeの続編
  • 太陽の主(赤マルジャンプ 1998 WINTER掲載、ライジングインパクト2巻収録)
  • メモリーオブムーン(週刊ヤングジャンプ2004年14・15号掲載)
  • ゴー!ブレイクスルー!!(IKKI2004年3月号掲載)
  • ブリザードアクセル(週刊少年サンデー2004年28号掲載)
  • 迷え子羊たち!(ウルトラジャンプ2010年1月号、2011年2月号掲載)
  • カウガール対空飛ぶ円盤(サンデーGX 2010年10月号掲載)
  • 連載詩 空が分裂する(別冊少年マガジン 2011年5月号掲載) - 見開きイラスト1枚
  • 七つの大罪(週刊少年マガジン 2011年第52号掲載)

脚注

  1. 単行本第1巻の「出身は福島県のS市、円谷プロの出身地でもある小さな町」という表記より。
  2. ただし『ライジングインパクト』では多くのキャラクターの名前が『アーサー王物語』から取られ、また扉絵などではしばしばファンタジー風のイメージイラストが描かれた。
  3. 後に結婚し、黒峰さん(嫁)となった。
  4. テンプレート:Cite web
  5. 永井豪は、現在発行中の4つの週刊少年誌及び、休刊した週刊少年誌3誌全てに連載経験を持つ。他に、読み切りなどの形も含め、4つの週刊少年誌に掲載経験を持つ漫画家として、牛次郎小林よしのり梶原一騎松本零士真樹日佐夫影丸譲也一峰大二望月三起也藤子不二雄水木しげる川崎のぼる手塚治虫貝塚ひろし柳沢きみおビッグ錠石森章太郎荘司としおジョージ秋山森田拳次赤塚不二夫水島新司梅本さちお滝沢解本宮ひろ志ながやす巧らがいる。
  6. 再開直前に発売したコミックス2巻の帯には、「大声援に『ジャンプ』が応えた!!連載再開決定!!!」と書かれていた。

外部リンク

テンプレート:Manga-artist-stub