西新井駅

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ファイル:Nishiarai Station west plaza.jpg
西口駅前広場(2008年7月6日)
ファイル:Nishiarai Station platform.jpg
ホーム。右に見えるのが大師線、中央が春日部方面、左が浅草方面(2008年7月6日)。
ファイル:Nishiarai-Sta-To-Daishi.JPG
大師線ホームへの連絡口(2008年7月)

西新井駅(にしあらいえき)は、東京都足立区西新井栄町二丁目にある、東武鉄道である。駅番号はTS 13

伊勢崎線大師線が乗り入れている。伊勢崎線の当駅前後は「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。大師線はこの駅が起点である。

駅構造

島式ホーム3面6線の地上駅で、橋上駅舎を有している[1]

伊勢崎線は2面4線を使用する。方向別複々線配線により、急行線を走る急行・区間急行・準急・区間準急と緩行線を走る普通とはホーム対面で乗り換えることが可能である[1]

大師線は1面2線を使用するが、通常は頭端式の1番線に発着する。2番線は年末年始の特別ダイヤの際に使われる他、伊勢崎線(下り急行線)と接続しているため、車両交換時にも使用される。

改札口(西新井駅出口)は1か所だが、大師線ホームに入る部分に中間改札がある[1]。これは大師前駅無人駅であることから、当駅の大師線連絡口で大師前駅としての改札業務を行うためである。同様の方式は山陽本線(和田岬線)名鉄築港線においても採用されている。大師線ホームを上がると、切符売り場(自動券売機)と改札(自動改札機)が設置されている。なお、この連絡改札でPASMOパスネットカード(SFとーぶカード等、現在は発売終了)を使用して大師線から乗り換えると、乗車駅の欄には「大師前」と記録される。伊勢崎線の車内案内でも「大師線をご利用の方はお乗換えです (Change for Daishi line) 」「大師前をご利用の方はお乗換えです (Change for Daishimae) 」の2種類が存在する。

発車標は、伊勢崎線ホームには設置されているが、大師線ホームには設置されていない。

2005年3月31日に、改札口からホームを連絡するエレベーターが各ホーム竹ノ塚寄りに完成し、バリアフリー対応トイレも同時に改札口レベルに新設された[1]。また、同時に下り線ホームの梅島寄りに設置されていたトイレは撤去された。

また、2010年3月より、伊勢崎線ホーム(3 - 6番線)に車掌のリモコン操作による発車メロディが導入された[2]。伊勢崎線内の中間駅で導入されたのは、当駅が初めてである。

のりば

番線 路線 方向 軌道 行先
1・2 テンプレート:Color大師線 下り - 大師前
3 テンプレート:Color東武スカイツリーライン 下り 急行線 新越谷春日部東武動物公園
テンプレート:Color伊勢崎線 久喜テンプレート:Color日光線 南栗橋方面
4 緩行線 竹ノ塚北越谷北春日部・東武動物公園・
テンプレート:Color日光線 南栗橋方面
5 上り 緩行線 梅島北千住とうきょうスカイツリー浅草
H日比谷線 中目黒方面
6 急行線 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草・
Z半蔵門線 渋谷テンプレート:Color東急田園都市線 中央林間方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
  • 朝のラッシュ時は普通列車から優等列車へ乗り換える利用客が多く、また、北千住駅では浅草方面ホーム(1階)と日比谷線直通ホーム(3階)に分離されている。このため、上りの優等列車は全体的に混雑し、特に半蔵門線直通種別である準急・急行の混雑度は高い。
  • 2013年3月16日現在のダイヤでは、当駅を発車する伊勢崎線の上り列車は7:25からの1時間に40本の列車が発車する[3]。これは関東の私鉄では最大の本数であり、ラッシュ時の混雑緩和に大きく貢献している。
  • 駅名標の隣接駅名表記は急行線と緩行線で分かれており、新越谷駅と草加駅も同じである。なお、同じ急行停車駅である越谷駅と北千住駅については、前者は下り方の準急・区間準急が各駅に止まるため、後者は全ホーム普通列車が発着できる構造のため緩行線の駅名となっている。
  • 大師線の線路(2番線)の梅島寄りは2004年3月まで駅南方にあった西新井工場につながっていた。同工場は同年4月に南栗橋工場に移転し廃止された。
  • 大師線の0キロポストは、2番線の大師線ホームに面していない線路脇にあり、そこが当駅の停車場中心である。

立ち食いラーメン

テンプレート:出典の明記 下り3・4番線ホームには「西新井らーめん」と称する立ち食いのラーメン店がある。これは、1969年に東武鉄道の駅構内では初めてのラーメン店として開業した。同社では他にも春日部駅にもホーム上にラーメン店が出店(過去には久喜駅館林駅にも出店)している。

利用状況

2012年度の1日平均乗降人員62,378人[4]である。この値は、伊勢崎線・大師線間の乗換客を含まない。伊勢崎線の駅では竹ノ塚駅に次ぐ第7位である。

2002年度以降に駅西口で複合都市開発が行われた他、半蔵門線沿線にも直通で行けるようになったため、利用者は増加傾向にある。

近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度 一日平均
乗降人員
一日平均乗車人員 出典
伊勢崎線 大師線
1992年(平成テンプレート:04年) 29,729 460 [5]
1993年(平成テンプレート:05年) 29,090 460 [6]
1994年(平成テンプレート:06年) 28,918 463 [7]
1995年(平成テンプレート:07年) 28,749 508 [8]
1996年(平成テンプレート:08年) 28,071 488 [9]
1997年(平成テンプレート:09年) 27,518 479 [10]
1998年(平成10年) 27,008 452 [11]
1999年(平成11年) 26,377 451 [12]
2000年(平成12年) 52,045 25,819 447 [13]
2001年(平成13年) 50,593 25,759 271 [14]
2002年(平成14年) 49,761 25,236 274 [15]
2003年(平成15年) 50,804 25,820 287 [16]
2004年(平成16年) 51,125 25,882 277 [17]
2005年(平成17年) 51,567 26,104 274 [18]
2006年(平成18年) 52,504 26,614 282 [19]
2007年(平成19年) 58,180 29,623 363 [20]
2008年(平成20年) 58,796 29,751 367 [21]
2009年(平成21年) 59,604 30,088 353 [22]
2010年(平成22年) 61,166
2011年(平成23年) 60,756
2012年(平成24年) 62,378
  • 2008年度の乗換人員は15,513人であり、乗り換えを含む一日平均乗降人員は74,309人である[23]

駅周辺

テンプレート:出典の明記 周辺地域の詳細については、西新井栄町栗原島根および梅島を参照。

関東の三大師の一つ、西新井大師(総持寺)は西へ約1km離れており、大師線の大師前駅が最寄駅となる。2004年3月には東口にエレベーターが新設され、同時にトスカ東館・西館店舗部分の小改造が行われ、店舗内エレベーターを使用して東西自由通路を24時間通行可能になった。

北側の竹ノ塚・大師前寄りの線路を東京都道318号環状七号線(環七通り)が跨いでいる(西新井陸橋)。西口周辺では、日清紡東京工場跡地を中心とした再開発事業が進捗中である(西新井駅前複合都市開発)。自由通路には、トスカ系列の売店の他、コンビニエンスストア(ファミリーマート)や理髪店(QB HOUSE)、東武トラベルの営業所、ゆうちょ銀行ATMなどがある。西口は大きなバスターミナルとなっている。

西新井栄町付近では、複合都市開発が行われた。

西口

東口

バス路線

足立区コミュニティバスはるかぜを含む路線バスが発着する。運行事業者は東武バスセントラル東京都交通局国際興業バス[1]日立自動車交通の計4社局である。

西新井駅西口

乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 営業所 備考
1番 西01 江北六丁目団地・皿沼不動・加賀一丁目 皿沼循環 テンプレート:Color東武 足立
江北六丁目団地 皿沼不動 終車時間帯のみ
西03 西新井消防署伊興住区センター 流通センター
西04 竹の塚車庫
2番 西02 栗原四丁目 竹の塚車庫 本数少
西07 西新井五丁目・谷在家公園・鹿浜 鹿浜都市農業公園 深夜バス運行
北03 関原二丁目・千住桜木 北千住駅 西新井 西新井大師バス停が始発
北04 当バス停が始発
3番 王40甲 荒川土手・豊島五丁目団地・王子駅 池袋駅東口 テンプレート:Color都営
北車庫 出・入庫のみ
荒川土手 豊島五丁目団地
4番 赤27 (環七経由)上沼田団地入口・鹿浜橋東十条四丁目 赤羽駅東口 テンプレート:Color国際 赤羽 深夜バス運行
赤27-2 赤羽車庫 出入庫、深夜バス運行
5番 赤23 西新井大師西駅・鹿浜・荒川大橋・赤羽岩淵駅 赤羽駅東口
西11 伊興三丁目・舎人公園駅入谷 見沼代親水公園駅 川口 【はるかぜ第3弾】
6番 北03 西新井大師 テンプレート:Color東武 西新井
7番 無番 本木町第二アパート・扇大橋駅 高野駅 テンプレート:Color日立 本社 【はるかぜ第10弾】

西新井陸橋

※旧西新井警察署前、西口徒歩7分環七通り上。西口ロータリー整備前は国際興業バスの路線の大半はここで折り返していた。

乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 営業所 備考
西行 王30 上沼田団地・鹿浜橋・王子五丁目 王子駅 テンプレート:Color東武 葛飾 昼2便のみ
王49・王49折返 テンプレート:Color都営 千住
王49折返 上沼田団地・鹿浜橋・ハートアイランド東 平日昼のみ
東行 王30 青井六丁目・加平橋綾瀬警察署 亀有駅北口 テンプレート:Color東武 葛飾 昼2便のみ
王49 梅島駅 千住車庫 テンプレート:Color都営 千住
王49折返 小右衛門町 足立区役所

西新井駅東口

※1番乗場は環七西新井陸橋下、2番乗場は東口の階段降りて右側トスカ前となる。

乗場 系統 主要経由地 行先 運行事業者 営業所 備考
1番 西05・西06 水野病院・西新井大師西駅・鹿浜 鹿浜都市農業公園 テンプレート:Color東武 西新井 【はるかぜ第4弾】
西05 梅島駅 足立区役所
竹51 増田橋 竹の塚駅東口
西21 六町駅 六ッ木都住 葛飾 【はるかぜ第7弾】
西22 六町駅・六ッ木都住 八潮駅北口
竹13 増田橋・竹の塚駅東口 足立清掃工場(循環) 足立 本数少
竹14 増田橋・竹の塚駅東口・足立清掃工場・谷塚駅 花畑桑袋団地
2番 無番 足立区役所・青井駅・綾瀬新橋・綾瀬駅 こども家庭支援センター テンプレート:Color日立 本社 【はるかぜ第1弾】
足立区役所・五反野駅・綾瀬駅・東和五丁目 亀有駅南口 【はるかぜ第12弾】

歴史

テンプレート:出典の明記

その他

駅名の由来となった「西新井」という地名はそれ自体で一単語であって、「新井」という地名に「西」を冠称した複合語ではない。詳細は「西新井#地名」を参照。駅名の漢字を見ただけでは複合語か否かわからないが、駅や車内に掲示する停車駅一覧などに表記されたローマ字では違いが表れる。東武鉄道では、方角などを冠称した駅名は Kita-senju北千住)、Shin-koshigaya新越谷)のようにハイフンを使って表記しているが、西新井はハイフンがなく Nishiarai である。

隣の駅

東武鉄道
テンプレート:Color東武スカイツリーライン
テンプレート:Color快速・テンプレート:Color区間快速
通過
テンプレート:Color急行・テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color区間準急
北千住駅(TS 09) - 西新井駅(TS 13) - 草加駅(TS 16)
テンプレート:Color普通
梅島駅(TS 12) - 西新井駅(TS 13) - 竹ノ塚駅(TS 14)
テンプレート:Color大師線
西新井駅(TS 13) - 大師前駅(TS 51)

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister テンプレート:- テンプレート:Navbox

テンプレート:東武大師線
  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 構内マップ 東武スカイツリーライン・大師線 西新井駅 - 東武鉄道
  2. 岸田法眼「THE TOBU RAILWAY WORLD 〜今、東武から目が離せない〜」『鉄道ファン』2012年3月号(通巻611号)、交友社、p.70
  3. 時刻表検索 伊勢崎線西新井駅 浅草方面 - 東武鉄道
  4. 東武鉄道 駅情報(乗降人員)
  5. 東京都統計年鑑(平成4年)
  6. 東京都統計年鑑(平成5年)
  7. 東京都統計年鑑(平成6年)
  8. 東京都統計年鑑(平成7年)
  9. 東京都統計年鑑(平成8年)
  10. 東京都統計年鑑(平成9年)
  11. テンプレート:PDFlink
  12. テンプレート:PDFlink
  13. 東京都統計年鑑(平成12年)
  14. 東京都統計年鑑(平成13年)
  15. 東京都統計年鑑(平成14年)
  16. 東京都統計年鑑(平成15年)
  17. 東京都統計年鑑(平成16年)
  18. 東京都統計年鑑(平成17年)
  19. 東京都統計年鑑(平成18年)
  20. 東京都統計年鑑(平成19年)
  21. 東京都統計年鑑(平成20年)
  22. 東京都統計年鑑(平成21年)
  23. 関東交通広告協議会レポート(平成20年)
  24. テンプレート:Cite web