福岡県道・佐賀県道17号久留米基山筑紫野線

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福岡県道・佐賀県道17号久留米基山筑紫野線(ふくおかけんどう・さがけんどう17ごう くるめきやまちくしのせん)は、福岡県久留米市から佐賀県鳥栖市鳥栖筑紫野道路を通って福岡県筑紫野市を結ぶ主要地方道県道)である。

久留米市内の一部区間を除くとほぼ全線において4車線である。2007年平成19年)5月9日に無料化される以前は、「鳥栖筑紫野有料道路」として有料道路であった経緯により、門前交差点鳥栖市神辺町)から終点である武蔵交差点筑紫野市武蔵5丁目)にいたる区間は信号機交差点、が存在しないため、一般的な道路と比較すると、交通量に比して渋滞が少なく快適な移動が可能な区間が多いと言える。ただ、慢性的に交通量が多く混雑が発生する国道3号の回避路として、また、比較的短時間で目的地に到着する必要があっても、有料である九州自動車道を利用する必然性が低い場合の次善策として通行を選択する車両などが多いためか、起点から久留米大学病院付近の区間や、国道34号交点である、轟木二本黒木交差点鳥栖市轟木町)や、養父町交差点鳥栖市養父町)の下り車線等、時間帯および一部区間では渋滞の発生が見受けられることがある。


概要

※途中に佐賀県通過区間あり

通過する自治体

接続する主な道路

この間の接続道路は鳥栖筑紫野道路#インターチェンジを参照のこと。

その他

ファイル:Suddenly mono lane.JPG
突然1車線になる箇所 (2012年10月)
  • 拡大解釈的に「5号線」と呼称されることもあった模様。本来この通称で親しまれていたのは福岡県道31号福岡筑紫野線であるが、本道があたかもその延長部分、または一体化した同一の道路と解釈されたためと思われる。なお、当県道が過去に県道5号線であった時期は存在しない。
  • 久留米市内における2車線区間は久留米市役所などを含む久留米市の中心部を通過するため、交通量が多く全体的に流れが悪い。当該箇所においては同市内としては稀有な歩車分離式信号機が設置されている。
  • 福岡方面から久留米市方面に向かう際、轟木二本黒木交差点国道34号交点)、およびスーパーセンターイズミ鳥栖店を通過後すると、直近の鹿児島本線の高架下の正に直前から直後の区間のみ片側1車線へと幅員が減少するため、事前に右車線を走行する必要がある。この事象が同交差点の混雑に拍車をかける一因となっていることは想像に難くない。

別名

沿線

起点から終点に向かって記述する。

久留米市

久留米市役所脇の市役所西交差点が起点。市街地を北北東に進む。ここから筑後川手前までは「医大通り」の愛称があり、沿線には久留米市民会館・石橋迎賓館・久留米市立城南中学校久留米市立篠山小学校が立地している。その先で久留米大学旭町キャンパス・久留米大学病院の前を抜け、右折したあとすぐに左折して北進し、小森野橋で筑後川を渡る。

筑後川を渡り小森野橋交差点で北北東に向きを変え、久留米高専の前を通り住宅地の中を抜け、新浜橋で宝満川を越え佐賀県鳥栖市に入る。

鳥栖市

市域中央部(市街地の西側)を概ね南北に通っている。一度左にカーブして北西に進み、鹿児島本線の下をくぐりブリヂストン鳥栖工場とスーパーセンターイズミ鳥栖店の前を通り、轟木二本黒木交差点で国道34号と交差し、四本松交差点を過ぎると右にカーブして北に向きを変える。

四本松交差点から先は、九州セキスイハイム工業・フランスベッド鳥栖工場の前を通り、長崎本線を陸橋で越えて中心市街地に入り、鳥栖市民球場・鳥栖市陸上競技場産総研九州センターの前を通る。中心市街地を抜け、池の内交差点を過ぎると鳥栖筑紫野道路に入る。

基山町・筑紫野市

区域内の全区間が鳥栖筑紫野道路にあたる。筑紫野市の武蔵交差点が終点。そのまま直進すると県道福岡筑紫野線に入り福岡市に至る。

関連項目