神奈川新聞

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テンプレート:基礎情報 新聞 神奈川新聞(かながわしんぶん)は、神奈川県地方新聞

1890年創刊。発行部数は21万0473部(2012年4月日本ABC協会 新聞発行社レポート)。狭義の首都圏エリアで最も部数の多い県紙(ブロック紙である東京新聞は除く)であり、神奈川県内では読売新聞朝日新聞日本経済新聞に次いで第4位の発行部数の日刊紙である。

概要

  • 朝刊のみ発行。
  • 全国ニュースや経済ニュース、国際ニュースは共同通信社の配信を受けたものを掲載。ただし、大手他紙との差別化の意味からかより地域ニュースに重点を置き、相当の紙面を割いている。とりわけ、スポーツ欄は「かながわスポーツ」と題し、プロ野球横浜DeNAベイスターズサッカーJリーグ高校野球地区予選などを中心にスポーツ新聞並みの紙面構成を行っている。
  • 土曜日掲載のゆとり欄「木もれ日」では直木賞作家角田光代芥川賞作家藤沢周をはじめとした各ジャンルの有名作家がリレー連載を務める。
  • 定価は2010年4月1日から20円値上げされて、1部120円である。
  • 神奈川県内でのシェアは読売新聞朝日新聞日本経済新聞に次ぐ4位。横須賀市三浦市など三浦半島や、平塚市秦野市など県西部の都市、そして郡部などではシェアが県平均を大幅に上回っているが、川崎市相模原市など東京都に接する地域ではほとんど読まれていない[1]
  • 発行元の神奈川新聞社は朝日新聞社と提携しており、かつては朝日新聞社のグループ企業だった。そのため、神奈川県内の朝日新聞販売店では神奈川新聞も取り扱っていることが多い。
  • 埼玉新聞千葉日報と違い販売店の扱う割り当てを公表をしているので生活に密着をしたスーパーマーケットなどの折込チラシが折り込まれる。
  • 東京都内では、町田市内の一部地域で宅配購読が可能なほか、JR・小田急町田駅の駅売店、株式会社全販(東京都千代田区)の1F受付カウンターでも即売している。
  • 報道スタイルとしては神奈川新聞WEBサイトのカナロコでは性犯罪において加害者匿名報道する報道姿勢をとっている。

沿革

組織

本社

神奈川県横浜市中区太田町2丁目23 横浜メディア・ビジネスセンター内

  • 編集局、販売局、営業局、経営管理局、読者広報センター、論説委員会、システム室

支社・総局・支局

関連会社

(株)かなしんオフセット、(株)かなしんサービス、(株)かなしん広告、(公財)神奈川新聞厚生文化事業団、(一社)神奈川政経懇話会

メディアへの取り組み

インターネット

  • 2005年2月1日、「神奈川新聞WEB」をコミュニティサイト「カナロコ」にリニューアルし、新聞社系ウェブサイトとしては日本で初めてブログを導入。ブログとニュースソースのRSS配信の融合に積極的に取り組み、新時代における報道機関によるWebコンテンツの一つのあり方を提言している。
  • 2008年現在、携帯電話サイト「カナモバ」がオープン。県内映画館の割引クーポンや横浜港の出船状況等、カナロコと差別化した携帯端末ならではのサービスを提供している。

放送事業

  • 1958年のラジオ関東(現アール・エフ・ラジオ日本)開局以来2003年9月まで同局に「京浜ニュース」を配給し続けてきた。
  • テレビ神奈川(tvk)には、1972年の開局以来ニュース提供を続けてきたが、2001年に経営権を獲得して以降緊密な関係となり、2004年には横浜市中区の旧本社跡にtvkと共同の新社屋を建設した。またTVKスポットニュースとTVKニュース&天気予報では「協力 神奈川新聞」と表示している。
  • 横浜エフエム放送(FMヨコハマ)にも開局以来ニュースを提供している。こちらは「FM横浜エリアニュース」として放送。
    • 通常のFM横浜ニュースは共同通信社からニュース提供を行っているが、FM横浜エリアニュースでは神奈川新聞からのニュース提供となっている。

イベント

神奈川新聞花火大会

1986年より毎年夏に花火大会を開催し、横浜港の夏の風物詩として定着している。

かながわ音楽コンクール

3月の予選からトップコンサートまで半年以上かけて行われるイベント。

その他

番組表

最終面

1980年代前半頃まで、放送局名のカットは午後5時台と6時台の中間に掲載されていたが、現在は冒頭(最上段)にある。

中面

BSデジタル
地上波テレビ
AMラジオ
FMラジオ

脚注

参考資料

外部リンク

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