曽根駅 (兵庫県)

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テンプレート:駅情報 曽根駅(そねえき)は、兵庫県高砂市阿弥陀一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線である。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。

駅構造

テンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-tableテンプレート:BS-colspan宝殿駅テンプレート:BS4textテンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS-colspanひめじ別所駅

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12両編成対応の単式2面2線のプラットホームを持つ地上駅。以前は単式・島式の複合型2面3線だったが、中線(2番線)が撤去されて停留所となり[1]、当該ホーム跡には柵が設置された。2番が欠番であるのはそのためである。

プラットホームは姫路方に向かって半径500mの右カーブを描いており、停車時にはそのカーブに設けられたカントにより列車が大きく傾き、車両扉(3扉車の場合は両端の扉)とプラットホームとの間が直線のホームに停車した場合よりも広く開くほか、通過列車(新快速など)は100km/hに減速する。

曽根駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 テンプレート:ColorJR神戸線 上り 三ノ宮大阪方面
3 テンプレート:ColorJR神戸線 下り 姫路相生方面

駅業務はジェイアール西日本交通サービスへ委託[2]されており、加古川駅が当駅を管理している。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよび提携ICカードが利用できる。

かつてはみどりの窓口があったが、2014年1月31日をもって営業を終了し2月1日よりみどりの券売機プラスが稼動した。

改札口および1番のりばと、3番のりばのある島式ホームとの間は階段とエレベーターで連絡されている。また、多機能トイレ[3]が1番のりばに設置されている。

駅東側には有人踏切があったが、1970年代に廃止された。

ダイヤ

昼間時間帯となる11 - 15時台は1時間あたり2本(約30分間隔)となっている。それ以外の時間帯は3 - 7本が停車する。

南口設置要望について

駅出入り口は開業時から上り線側(北側)のみの設置にとどまっている。南側に出るには駅舎から東に約180m離れた跨線橋か、西側約370m先の歩行者用踏切を渡る必要がある。駅南側の住民らは、高砂市に対して南口の新設を要望している。

市は2012年に開催された住民側とのミーティングにおいて、(1)地下道を設置する、(2)橋上駅化する、(3)上記の跨線橋に駅へ通じるエレベーターを設置する、という3案のうち市でひとつに絞り、JRと協議すると回答している[4]

駅周辺

路線バス

ファイル:JR Sone sta 06.JPG
バス停とじょうとんバス
21系統 : 姫路駅~鹿島神社
2系統:市内ループ
3系統:JR曽根駅〜大塩駅北

指定された時刻のじょうとんバスと神姫バスをJR曽根駅で乗り継ぐと、じょうとんバス料金が無料。ただし、口頭で乗務員に伝える必要がある。また神姫バス、じょうとんバス共にNicopaPiTaPa、ICOCAが使用できる。

利用状況

「高砂市統計書」(高砂市企画総務部総務課・編)及び「兵庫県統計書」によると、年間乗車人数及び1日あたり乗車人員は以下の通りである。

年度 年間
乗車人数
一日平均
乗車人員
1998年 1,967千 5,388
1999年 1,869千 5,106
2000年 1,813千 4,968
2001年 1,782千 4,881
2002年 1,746千 4,785
2003年 1,756千 4,797
2004年 1,729千 4,738
2005年 1,620千 4,437
2006年 1,597千 4,374
2007年 1,599千 4.368
2008年 1,569千 4,299
2009年 1,517千 4,155
2010年 1,488千 4,077

歴史

開業当初、当駅は所在地が印南郡阿弥陀村だったため阿弥陀駅と名づけられた。鉄道唱歌第2集山陽・九州編にも、「阿弥陀は寺の音に聞き…」と「阿弥陀」の駅名で登場している。

しかしその後1900年に東隣の印南郡米田村に新駅が開業した際、その駅名は駅から南西約1.5km離れた場所にある生石神社の「石の宝殿」にちなみ宝殿駅となった。そのころ印南郡曽根村では、石の宝殿同様の観光資源であり、阿弥陀駅の約1.5km南に所在する曽根天満宮の霊松にちなみ、阿弥陀駅を「曽根の松駅」へと改称するよう望む声が高まった。そして近隣町村の賛同を得て山陽鉄道に要請した結果、現在の曽根駅に改称された。

そもそも元来の敷設構想では、印南郡曽根村を経由し、曽根村内に駅を設ける計画だったが、「陸蒸気」に不安をもっていた村民からの反発により実現せず、現在のルートに変更されたという経緯がある[5]

高砂市では当駅の名称を、市名である「高砂」への名称変更意欲を持っている[6]

沿革

ファイル:JR Sone sta 05.jpg
国鉄曽根駅(1984年頃)

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:ColorJR神戸線(山陽本線)
テンプレート:Color新快速
通過
テンプレート:Color普通(西明石駅以東は快速
宝殿駅 - 曽根駅 - ひめじ別所駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

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  1. このため、場内信号機が第0閉塞信号機に、出発信号機が該当する番号の閉塞信号機に変更されている。
  2. 会社概要 - ジェイアール西日本交通サービス(2012年4月1日現在、同年8月27日閲覧)
  3. バリアフリー着工までは駅構外から利用できた。
  4. テンプレート:PDFlink 18ページ「JR曽根駅について」 - 高砂市企画総務部秘書広報広聴室
  5. 今の高砂市内に予定された山陽鉄道のルートは、現在の山陽電気鉄道に近いコースをたどる予定だったが、高砂、曽根などの反対により加古川経由の今のルートとなった。 ※参考:高砂観光MAP - 高砂市役所・高砂市観光協会
  6. JR「高砂」駅は実現可能? 名称変更の経費高く困難神戸新聞 2014年3月15日
  7. 7.0 7.1 7.2 テンプレート:Cite book
  8. 「停車場改称」『官報』1902年2月13日(国立国会図書館デジタル化資料)
  9. テンプレート:PDFlink - 高砂市