山陽垂水駅
山陽垂水駅(さんようたるみえき)は、兵庫県神戸市垂水区神田町にある、山陽電気鉄道本線の駅。駅番号はSY 11。JR西日本の垂水駅のすぐ北に接している。
全ての営業列車が停車する。
目次
駅構造
相対式ホーム2面2線の高架駅。定期券販売所とフレンズショップ(駅売店)がある。ホームは19m車で6連対応。 改札口は地平にあり東西1ヶ所ずつ。西改札のみ駅員が配備されている。ホームは2階にあり、階段またはエレベーターで行くことができる。
スルッとKANSAIが発行するPiTaPaとその提携カードが使用可能。
高架化される前は、島式ホーム2面4線で、本線のほかに待避線を有する、追い抜き可能駅だった。高架化工事に合わせて、追い抜き駅は隣の霞ヶ丘駅に移転している。電車到着時に山陽バスの案内放送をしている。
以前は旅客案内装置として直通特急の発車時間を表示した機械が西口に存在したが機械故障と共に撤去されている。
2012年5月改札階(西口、東口双方)にLCD型の、ホーム階階段付近(上下線各2機ずつ)と以前の特急発車時刻案内(上記参照)と同じ箇所にフルカラーLED型が設置され旅客案内が改善された。同時に入線メロディー、放送の刷新が行われている。
また、ホーム上に運転士、車掌向けの抑止表示器が設置されている。
バリアフリー工事がなされており、各ホームと改札階を結ぶエレベーター、こうべだれでもトイレ(多機能トイレ)が設置されている。
のりば
(1) | テンプレート:Color本線(下り) | 明石・姫路・網干方面 |
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(2) | テンプレート:Color本線(上り) | 須磨・三宮・大阪方面 |
自動音声案内放送では番線案内ではなく「下り線」「上り線」と呼称される。一方でホーム上のフルカラーLED案内機では英字案内の場合のみ番線が(日本語時は矢印で案内)、改札階のLCD案内機では常に番線が表示される。
その他
- 山陽そば(立ち食いそば)
- ※駅構内・改札外からそれぞれ利用できるが、店内での通り抜けは改札設備がないためできない。
ダイヤ
日中時間帯は、直通特急・普通車とも毎時4本である。朝ラッシュ時の梅田方面は普通車、直通特急、S特急が毎時10本から12本、夕方の姫路方面は直通特急、普通車がそれぞれ毎時5本となり、22時以降にはS特急も運転される。姫路方面への終電はJR垂水駅と比べると1時間以上も早い。
利用状況
乗降者数 10,493人(2008年11月11日調査)。山陽電鉄内では山陽明石駅、山陽姫路駅、板宿駅に次いで4番目に多い。
駅周辺
駅周辺は垂水区のみならず、神戸市西部でも有数の商業地であり、特に駅北側には多くの商業施設が存在する。 駅の南側には西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線(JR神戸線)の垂水駅が隣接している。
駅構内施設
- タクシー乗り場
- モルティたるみ(高架下にあるショッピングモール:以前のたるせん)
- ドトールコーヒー垂水駅前店
- ケンタッキーフライドチキン垂水駅前店
- サークルK山陽垂水店
- 駅売店フレンズショップ(西口、東口)
- 宝くじ売り場
- 東京スター銀行ATM
公官庁施設
- 垂水区役所(レバンテ垂水内)
- 神戸市立垂水図書館
- 垂水保健所
- 勤労市民センター
駅北側
- ウエステ垂水(垂水駅前西地区再開発ビル)
- マクドナルドウエステ垂水店
- 大阪王将 垂水店
- イオン垂水店
- レバンテ垂水(垂水駅前東地区再開発ビル)
- コープこうべ垂水店
- 文進堂書店
- ミスタードーナツ垂水ショップ
- 餃子の王将
- 本家かまどや
- ライフスポーツKTV
- 100円均一ショップダイソー
- ドコモショップ垂水店
- 神戸垂水センター街
- 垂水廉売市場…平成22年9月30日をもって組合が解散、清算後廃止予定。[1]
- 垂水駅バスターミナル(ウエステ垂水前・垂水駅西口側)
- 垂水東口バスターミナル(レバンテ垂水前・垂水駅東口側)
- 神戸天ノ下郵便局
- 神戸市立垂水小学校
- 商大筋
駅南側
接続バス路線
垂水駅バスターミナル
系統・経由地・行き先・バス会社名
- 1系統:歌敷山中学校経由 垂水駅行(山陽バス)
- 2系統:清水が丘行(山陽バス)
- 3系統:星陵高校前経由 ゴルフ場行(山陽バス)
- 4系統:上高丸団地経由 ゴルフ場・上高丸団地・潮見が丘1丁目・清水が丘行(山陽バス)
- 5系統:掖済会病院前経由 名谷駅行(山陽バス)
- 48系統:舞子高校前経由 学が丘・学園都市駅行(山陽バス)
- 59系統:星陵台経由 舞子駅行(山陽バス、神戸市営バス)
- 171系統:掖済会病院前経由 学が丘・学園都市駅行(神戸市営バス)
(9系統は8時台 - 17時台、清水が丘→垂水駅のみ運転)
垂水東口バスターミナル(山陽バス)
系統・経由地・行き先
- 10系統:上千鳥行
- 11系統:学が丘・学園都市駅行
- 12系統:名谷駅行
- 13系統:新道経由 名谷行
- 23系統:青山台・桃山台経由 つつじが丘行
(22系統は平日の朝ラッシュ時、つつじが丘→垂水東口のみ運転)
駅前再開発
北側の商店街付近の道路が狭く、バス停が駅からやや離れた分かりにくい位置にあるなど駅前の利便性が悪かったため、1990年代から垂水駅前を東地区、中央地区、西地区に分けて再開発が行なわれた。
その結果、東口側に「レバンテ垂水」、西口側に「ウエステ垂水」の再開発ビルがある。また、それらと並行して西口、東口のバスターミナルの整備が行われた。
依然再開発がおこなわれていない垂水駅前中央地区は、商店街の中にあったダイエー垂水店が、2005年10月をもって閉店するなどし地盤沈下が激しくなったことから、ダイエーのあった中央地区の中の東地区が単独で再開発計画を神戸市に提出した。[2] [3]しかしながら、中央地区全体地域のまちづくりという観点から神戸市は東地区単独の再開発は認めず廃案となったが、2010年6月に垂水駅前中央地区市街地再開発準備組合が設立され再開発実行に向けて意思決定を急ぐ方針である。
歴史
- 1917年(大正6年)4月12日 - 兵庫電気軌道の塩屋(現・山陽塩屋) - 明石(初代)間延伸時に、垂水駅として開業。
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 宇治川電気により合併され、同社の駅となる。
- 1933年(昭和8年)6月6日 - 宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年) - 電鉄垂水駅に改称。
- 1948年(昭和23年)12月25日 - 急行の停車が取り止められる。
- 1949年(昭和24年)4月15日 - 急行が停車再開。
- 1967年(昭和42年)8月11日 - 高架化。
- 1968年(昭和43年)4月7日 - 特急停車駅となる。
- 1991年(平成3年)4月7日 - 山陽垂水駅に改称。
- 1995年(平成7年)
隣の駅
- 山陽電気鉄道
- 本線
- テンプレート:Color特急(下りのみ運転)・テンプレート:Colorテンプレート:Color直通特急(下記以外)
- テンプレート:Colorテンプレート:Color直通特急(朝までの上り・夕ラッシュ以降の下り)
- 滝の茶屋駅 (SY 09) - 山陽垂水駅 (SY 11) - 舞子公園駅 (SY 13)
- テンプレート:ColorS特急
- 滝の茶屋駅 (SY 09) - 山陽垂水駅 (SY 11) - 霞ヶ丘駅 (SY 12)
- テンプレート:Color普通
- 東垂水駅 (SY 10) - 山陽垂水駅 (SY 11) - 霞ヶ丘駅 (SY 12)
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 官報 - 平成22年10月18日官報(PDF)
- ↑ 垂水駅前市街地再開発事業〜33階建ての再開発ビル建設〜 - Nikken Times
- ↑ 神田町東地区の再開発の都市計画決定に関する地元からの要望書の提出について - 神戸市(PDF)