宮城教育大学

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テンプレート:Infobox 宮城教育大学(みやぎきょういくだいがく、テンプレート:Lang-en)は、宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉149に本部を置く日本国立大学である。1965年に設置された。大学の略称は宮教大(みやきょうだい)、宮教(みやきょう)。 仙台市都心部の西の青葉山にあり、東北大学の青葉山キャンパスと隣接している。

概観

全国に11ある国立系の教員養成大学の一つであり、東北では唯一の国立系の教員養成大学である。 教員がおよそ120名、学生・院生あわせて1700名ほどが在籍している。

沿革

新制東北大学の教育学部は、旧制宮城師範学校・旧制宮城青年師範学校と旧制東北大学法文学部の教育学系とをもって新設された。宮城師範学校・宮城青年師範学校はこの新設教育学部の教員養成系統となった。ただし、宮城教育大学はこの教員養成系統(宮城師範学校・宮城青年師範学校部分)が分離独立した形で発足しており、分離時における教員の多数は旧制師範時代からの教員であり、分離以前においても教員養成課程は分校として置かれていたこともあって、こうした様々な事情から旧帝国大学の流れを汲むとは言えない。教育学部には、大きく教育学系統と教員養成系統との二つがあり、旧帝国大学の教育学部は教育そのものの研究をする前者であり、宮城教育大学は後者である。仙台以外の旧帝国大学の所在地では、教員養成系統の教育学部は置かれず、教員養成課程は旧制師範学校を元にした単科の学芸大学に置かれていたが、宮城教育大学の設置によって、仙台でも他の旧帝大所在地と同様になった。(教育学部#日本の教育学部参照)

基礎データ

所在地

  • 青葉山キャンパス(宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉149)
  • 上杉キャンパス(宮城県仙台市青葉区上杉6-4-1)

象徴

  • 校章は分離設置当時に制定されたものの、長らく公的には利用されてこなかった。40周年記念事業の一環として校旗とともに復元され、2006年より公式に利用されている。
  • 学生歌は「山にありて」。作曲は当時の教官の福井文彦、作詞は学生からの公募で制定された。
  • 創立記念日は10月18日。

教育課程

教育学部および大学院教育学研究科が設置されている。学生の在籍数はすべての課程を合わせておよそ1700名ほどであり、男女比は2:3程度である。留学生の占める割合は5%ほどであるが、その大部分は中国からの留学生である。さらに特別支援教育特別専攻科が設置されていたが、平成21年度をもって廃止された。

教育学部

1学年あたりの定員は345名であるが、実際にはそれを若干超える学生を受け入れている。入学生のおよそ半数が地元宮城県出身で、東北6県でおよそ9割を占める。平成19年度から教育課程を再編した。

初等教育教員養成課程
入学定員188名。4系14コース。小学校の全教科に対応する共通科目に加えて所属コースの専門科目を履修する。
  • 発達・教育系:幼児教育、子ども文化、教育学、教育心理学
  • 言語・社会系:国語、社会、英語コミュニケーション
  • 理科・生活系:数学、理科、情報・ものづくり、家庭科
  • 芸術・体育系:音楽、美術、体育・健康
中等教育教員養成課程
入学定員107名。10専攻(国語教育社会科教育英語教育数学教育理科教育技術教育家庭科教育音楽教育美術教育保健体育)。
特別支援教育教員養成課程
入学定員50名。4コース(視覚障害教育聴覚・言語障害教育発達障害教育健康・運動障害教育

教育実習は一年次の観察実習、二年次の体験実習、三年次の基本実習、四年次の応用実習の4つがメイン。一年次~三年次までは附属学校で実習。四年次はその他の協力校。このほかに一年次に附属養護学校で2日間、二年次に協力施設で5日間介護等体験を行う。教員としての力を付ける講義はあるが、教員採用試験対策の講義は存在していない。毎年3月に教員対策講座が行われるが、これは希望者のみ有料で受講するものである。卒業生の就職状況は、非常勤を含む教員がおよそ半数である。

講座は、国語教育、社会科教育、数学教育、理科教育、音楽教育、美術教育、保健体育家庭科教育、技術教育、英語教育、特別支援教育、幼児教育、学校教育が置かれている。いずれも修士講座。

大学院教育学研究科

1学年あたりの入学定員は57名であるが、実際にはそれを若干超える学生を受け入れている。 平成20年度から教育課程を再編し、専門職学位課程が設置された。

専門職学位課程

  • 高度教職実践専攻
入学定員32名。教員の養成・研修を目的とした教職大学院であり、修了者には教職修士(専門職)の学位が授与され、専修免許状を取得できる。入学者は主に現職教員で、一種免許状を取得した学部卒業生を5名程度受け入れるとしている。

修士課程

教育研究を目的とした大学院であり、修了者には修士(教育学)の学位が授与される。入学時に一種免許状を取得しており免許状の教科と専修が一致している場合には、専修免許状が取得できる。

  • 特別支援教育専攻
    特別支援教育専修、入学定員3名。
  • 教科教育専攻
    9専修(国語教育、社会科教育、数学教育、理科教育、音楽教育、美術教育、保健体育、生活系教育、英語教育)、入学定員22名。

附属機関

附属図書館

蔵書33万冊。

附属教育研究施設

  • 保健管理センター
  • 情報処理センター
  • 環境教育実践研究センター
  • 教育臨床研究センター
  • 特別支援教育総合研究センター
  • 国際理解教育研究センター
  • 小学校英語教育研究センター
  • キャリアサポートセンター
  • 教育復興支援センター

学生生活

部活動

大学祭

スポーツ

大学関係者と組織

大学関係者一覧

施設

キャンパス

大学としての基本機能はすべて青葉山キャンパスに集約されているが、教員養成大学としての性格から附属学校園のある上杉キャンパスも欠くことのできない重要拠点となっている。東北大学からの分離設置時に東北大学農学部が移転した跡地を利用する計画だったが、これが頓挫したため大学と附属学校とが地理的に分離してしまったという経緯がある。2つのキャンパス以外に、市内に女子学生寮があり、山元町には磯浜合宿研修施設がある。

青葉山キャンパス

仙台市青葉区の青葉山中腹にあり、宮城教育大学の主要な施設はほぼこのキャンパスに存在している。敷地は21万平方メートル弱で、東北大学青葉山キャンパスに隣接している。仙台駅西口のバス乗り場(9番)から仙台市営バスが出ており、宮教大前バス停までの所要時間は約20分。なお近隣に仙台市地下鉄東西線青葉山駅(仮称)が2015年に開業の予定である。

上杉キャンパス

市中央部にあり、附属学校園として幼稚園・小学校・中学校が置かれている。また教育臨床研究センターがあり、初等教育教員養成において重要な役割を果たしている。敷地は6万平方メートル弱で、宮城県立盲学校仙台市立上杉山中学校・東北大学農学部に隣接している。最寄り駅はJR仙山線東照宮駅で、徒歩10分。また北仙台駅仙台市地下鉄北四番丁駅からは徒歩15分ほどである。仙台駅西口のバス乗り場(17~19番)から市営バスが出ており、附属小学校前バス停までの所要時間は約20分。青葉山キャンパスと直接連絡する交通手段は存在しないため、バスで移動する場合は仙台駅で乗り換えを行う必要がある。

学生寮

青葉山キャンパス構内に男子寮、市内に女子寮(萩苑寮)がある。およそ8畳を2名同居で用いるが、教職大学院生については個室となる。

磯浜合宿研修施設

山元町南端の磯浜地区にある合宿所。平成22年に内部を改修したばかりであったが、東北地方太平洋沖地震に伴う津波により倒壊。

対外関係

他大学との協定

国際交流協定校

附属学校

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附属中学校(2006年4月)

上杉キャンパス

教諭が65名、児童・生徒は合計で1500名ほど在籍している。

青葉山キャンパス

教諭が30名、児童・生徒は合計で60名ほど在籍している。2007年4月1日より同大学附属養護学校から改称。

公式サイト

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