天安市

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テンプレート:Redirect テンプレート:Mboxテンプレート:Infobox 天安市(チョナンし)は大韓民国忠清南道の市。韓国の独立運動家・柳寛順の故郷で、郊外には独立記念館がある。2005年広域電鉄が開業してソウルのベッドタウンになりつつある。忠清南道で唯一の特定市

行政

警察

消防

地理

天安は忠清南道の東北部に位置し、東は忠清北道清原郡、 鎮川郡、西は牙山市、南は公州市燕岐郡に接し、北は京畿道平沢市安城市と境界をなす。ソウルから83.6キロの地点にある。

気候

  • 最高気温極値37.7℃(1994年7月23日)
  • 最低気温極値-23.9℃(2001年1月15日)

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歴史

天安は百済時代には歓城といい、757年大麓郡、930年天安部、995年歓州、1018年天安郡となった。寧州や寧山と呼ばれた時代もあったが、朝鮮王朝時代は天安郡と呼ばれ、1896年に忠清南道に属している。

1914年に天安、木川、稷山の三郡を合併して天安郡となり、1963年1月1日に天安郡の天安邑(町)と歓城面(村)が統合し、天安市に昇格した。1995年5月10日に天安市、天安郡が天安市に統合された。2008年6月23日に、東南区と西北区が設置された。

天安市

  • 1963年1月1日 - 天安郡天安邑・歓城面が合併し、天安市が発足。
  • 1983年2月15日 - 天原郡豊歳面の一部を編入。
  • 1995年5月10日 - 天安市・天安郡が合併し、天安市が発足(2邑10面)。
  • 2002年1月1日(4邑8面)
    • 稷山面が稷山邑に昇格。
    • 木川面が木川邑に昇格。
  • 2008年6月23日 - 東南区西北区設置(2区4邑8面)。

天安郡(天原郡)

  • 1914年3月1日 - 郡面併合により、天安郡・稷山郡木川郡が合併し、天安郡が発足。天安郡に以下の面が成立(14面)。
    • 寧城面・歓城面・豊歳面・広徳面・木川面・東面・城南面・修身面・北面・葛田面・城山面・成歓面・笠場面・聖居面
  • 1917年10月1日(14面)
    • 寧城面が天安面に改称。
    • 城山面が稷山面に改称。
  • 1931年4月1日 - 天安面が天安邑に昇格(1邑13面)。
  • 1938年10月1日(1邑13面)
    • 歓城面の一部(九星里・清堂里の一部・龍谷里の一部)が天安邑に編入。
    • 天安邑の一部(留糧里・安棲里・新堂里・富垈里・業成里・聖城里・斗井里)が歓城面に編入。
  • 1942年 - 葛田面が並川面に改称(1邑13面)。
  • 1963年1月1日(12面)
    • 天安邑・歓城面が合併し、天安市となり、郡より離脱。
    • 天安郡が天原郡に改称。
  • 1973年7月1日(1邑11面)
    • 修身面・東面の各一部が並川面に編入。
    • 成歓面が成歓邑に昇格。
  • 1983年2月15日 - 豊歳面の一部が天安市に編入(1邑11面)。
  • 1985年10月1日 - 聖居面が聖居邑に昇格(2邑10面)。
  • 1989年1月1日 - 笠場面の一部が成歓邑に編入(2邑10面)。
  • 1991年1月1日 - 天原郡が天安郡に改称(2邑10面)。
  • 1995年5月10日 - 天安郡が天安市と合併し、天安市が発足。天安郡消滅。

経済

ソウル首都圏近郊の地の利を活かし、市内各所に産業団地が建設されている。サムスンLGなどの大企業グループによる電子機器、半導体、化学工業等に加え、近年はアニメーション、映像制作の分野でも誘致を図っている。外国人労働者専用の住宅団地を建設するなど外国企業、外国人労働者の誘致に力を入れている。

交通

教育

出身人物

観光

  • 独立記念館 - 大韓民国の独立運動を記念するためとして1987年に開館。広大な敷地に大小13の展示施設がある。
  • 比較植民地経営学 独立記念館の写真を多数掲載。
  • 望郷の丘 - 海外で死亡した韓国人のための国立墓地として1976年に開設。1983年の大韓航空機撃墜事件犠牲者の慰霊塔もある。
  • 覚願寺 - 市街地を一望出来る太祖山の中腹にある寺。高さ15mの大仏がある。
  • 天安周辺はぶどう(巨峰(ゴボン, 거봉)など)の産地としても知られる。

脚注

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外部リンク

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