南が丘駅
南が丘駅(みなみがおかえき)は、三重県津市垂水字東焼尾にある、近畿日本鉄道(近鉄)名古屋線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で橋上駅舎を有する。ホーム有効長は4両。改札口は1か所のみで、ホームと駅舎を結ぶ階段はホーム津寄りにある。出入口は東西双方に1か所ずつある。名古屋線では数少ない山間に位置している駅であり、付近は15‰ - 33‰のやや急な勾配が連続している。
時間帯により無人駅となるため、深夜にはドアカットによる降車時集札が実施されるワンマン列車がある。
便所は改札内にあり、男女別の水洗式で、車イス対応便所も設置されている(ただし駅係員に申し出る必要あり)。
のりば
1 | テンプレート:Color名古屋線(下り) | 伊勢中川・大阪・鳥羽・賢島方面 |
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2 | テンプレート:Color名古屋線(上り) | 津・四日市・名古屋方面 |
- 駅設備
- PiTaPa・ICOCAは簡易改札機による対応である(ICカード入金機は設置されていないため、ICOCA利用時には残高不足に注意のこと。)
- スルッとKANSAI対応カード及びJスルーカードは対応エリア外のため使用できない。
停車列車
普通列車のみ停車する。日中は概ね毎時2本(一部3本)、朝と夕方以降は毎時3本・4本が停車する。2011年までは日中も毎時3本停車していたが、2つ隣の急行通過駅である桃園駅が終日無人駅で利用者数が少ないことと、付近に折り返し設備を備えた駅が隣の津新町駅と3つ隣の伊勢中川駅しかないことから、2012年3月20日のダイヤ改正で日中の伊勢中川駅折り返しの普通列車が一部津新町駅折り返しに変更された。そのため、白塚駅 - 伊勢中川駅間の急行通過駅では利用者数が多いにもかかわらず、一部時間帯で1時間に2本(約20分・40分間隔。白塚駅 - 賢島駅間のワンマン列車のみ)しか停車しなくなっている。
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 1,151 |
1998年 | 1,150 |
1999年 | 1,155 |
2000年 | 1,241 |
2001年 | 1,302 |
2002年 | 1,351 |
2003年 | 1,393 |
2004年 | 1,444 |
2005年 | 1,453 |
2006年 | 1,441 |
2007年 | 1,434 |
2008年 | 1,463 |
2009年 | 1,447 |
2010年 | 1,482 |
2011年 | 1,481 |
2012年 | 1,538 |
南が丘駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 2008年11月18日の調査結果によると、1日の利用客は2,634人(前回2005年11月8日の調査では2,688人)。
- 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、168位。
- 名古屋線の駅(44駅、他線接続駅含む)の中では、26位。
- 三重県内の近鉄の駅(116駅)の中では、28位。
- 2008年11月18日の調査結果によると、1日の利用客は2,634人(前回2005年11月8日の調査では2,688人)。
- 利用客が全体的に減少している名古屋線の駅の中で、利用実績が増加傾向にある唯一の駅である。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(南が丘駅) | |||||||
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年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 685 | 駅新設開業 | |||
1990年(平成2年) | 114,270 | ←←←← | 67,072 | 181,342 | 11月6日 | 1,011 | |
1991年(平成3年) | 133,740 | ←←←← | 76,727 | 210,467 | |||
1992年(平成4年) | 162,990 | ←←←← | 91,735 | 254,725 | 11月10日 | 1,352 | |
1993年(平成5年) | 190,350 | ←←←← | 102,986 | 293,336 | |||
1994年(平成6年) | 214,530 | ←←←← | 108,202 | 322,732 | |||
1995年(平成7年) | 254,040 | ←←←← | 166,916 | 420,956 | 12月5日 | 2,265 | |
1996年(平成8年) | 250,320 | ←←←← | 177,918 | 428,238 | |||
1997年(平成9年) | 243,480 | ←←←← | 176,635 | 420,115 | |||
1998年(平成10年) | 245,490 | ←←←← | 174,137 | 419,627 | |||
1999年(平成11年) | 239,880 | ←←←← | 182,697 | 422,577 | |||
2000年(平成12年) | 262,350 | ←←←← | 190,600 | 452,950 | |||
2001年(平成13年) | 280,710 | ←←←← | 194,496 | 475,206 | |||
2002年(平成14年) | 296,400 | ←←←← | 196,845 | 493,245 | |||
2003年(平成15年) | 314,280 | ←←←← | 195,499 | 509,749 | |||
2004年(平成16年) | 335,070 | ←←←← | 191,911 | 526,981 | |||
2005年(平成17年) | 336,900 | ←←←← | 193,344 | 530,244 | 11月8日 | 2,688 | |
2006年(平成18年) | 328,260 | ←←←← | 197,797 | 526,057 | |||
2007年(平成19年) | 333,390 | ←←←← | 191,634 | 525,024 | |||
2008年(平成20年) | ←←←← | 11月18日 | 2,634 | ||||
2009年(平成21年) | ←←←← | ||||||
2010年(平成22年) | ←←←← | ||||||
2011年(平成23年) | ←←←← | ||||||
2012年(平成24年) | ←←←← |
駅周辺
- 磨洞温泉(磨き砂採取後の洞窟を利用した温泉、宿泊施設)
- 南が丘住宅地
- 二重池団地
- 津南が丘郵便局
- 津市立南が丘小学校
- 津市立南が丘中学校
- 三重県運転免許センター
バス路線
- 中青谷、青谷バス停
歴史
2012年6月現在、名古屋線では最も新しい駅である。
かつては津新町駅 - 久居駅の中間の不便な場所で、青谷という地名で津市立斎場(火葬場)が付近にある静かな土地であったが、周辺の丘陵地に住宅開発が進んだために1989年に開設され、「青谷」ではなく明るい丘陵のイメージで駅名を決定したものである。
かつて岩田橋 - 阿漕 - 久居 - 伊勢川口を結んでいた中勢鉄道にも、付近に停留所が存在した。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 名古屋線
- テンプレート:Color急行
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color急行