佐々木毅

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テンプレート:Infobox 学者 佐々木 毅 (ささき たけし、1942年(昭和17年)7月15日 - )は、日本政治学者日本学士院会員、第27代東京大学総長、東京大学名誉教授、法学博士。専攻は政治学西洋政治思想史

秋田県仙北郡美郷町生まれ。弟は佐々木誠・秋田県知事公室長。

略歴

学歴

職歴

学外における役職

活動

福田歓一の指導を受け、マキャベリの政治思想の包括的研究からスタートし、ジャン・ボダンプラトンなどを手がけた。80年代に入り、現代アメリカの政治思潮の分析に手を広げると同時に、現代日本の政治について執筆をはじめ、現在に至るまで論壇で盛んに活躍している。

東京大学総長在任期は、国立大学法人への移行期と重なっており、大学改革に腕を振るったが、2004年9月の総長選挙では、再選を目指したものの当時副学長だった小宮山宏に敗れた。

門下生

福田歓一の指導学生だった人物も含まれる

受賞・受章 

著作

単著

  • マキアヴェッリの政治思想』(岩波書店、1970年)
  • 『主権・抵抗権・寛容――ジャン・ボダンの国家哲学』(岩波書店、1973年)
  • 『人類の知的遺産(24)マキアヴェッリ』(講談社、1978年)
  • 『近代政治思想の誕生――16世紀における「政治」』(岩波新書、1981年)
  • 『現代アメリカの保守主義』(岩波書店、1984年/同時代ライブラリー、1993年)
  • 『プラトンと政治』(東京大学出版会、1984年)
  • 『西洋政治思想』(放送大学教育振興会、1985年)
  • 『保守化と政治的意味空間――日本とアメリカを考える』(岩波書店、1986年)
  • 『いま政治になにが可能か――政治的意味空間の再生のために』(中公新書、1987年)
  • 自民党は再生できるのか』(日本経済新聞社、1989年)
  • 『政治に何ができるか』(講談社、1991年)
  • 『政治はどこへ向かうのか』(中公新書、1992年)
  • 『アメリカの保守とリベラル』(講談社学術文庫、1993年)
  • 『政治家の条件』(講談社、1995年)
  • 『現代アメリカの自画像――行きづまる中産階級社会』(日本放送出版協会NHKブックス]、1995年)
  • 『プラトンの呪縛――20世紀の哲学と政治』(講談社、1998年/講談社学術文庫、2000年)
  • 『政治学講義』(東京大学出版会、1999年/第2版、2012年)
  • 『「哲学と政治」講義(1)よみがえる古代思想』(講談社、2003年/講談社学術文庫、2012年) 
  • 『「哲学と政治」講義(2)宗教と権力の政治』(講談社、2003年/講談社学術文庫、2012年)
  • 『知識基盤社会と大学の挑戦――国立大学法人化を超えて』(東京大学出版会、2006年)
  • 『政治学は何を考えてきたか』(筑摩書房、2006年)
  • 『政治学の名著30』(ちくま新書、2007年)
  • 『民主主義という不思議な仕組み』(ちくまプリマー新書、2007年)
  • 『政治の精神』(岩波新書、2009年)
  • 『学ぶとはどういうことか』(講談社、2012年)

共著

編著

  • 『マキャヴェリ』(平凡社、1977年)
  • 『現代政治学の名著』(中央公論社[中公新書]、1989年)
  • 『自由と自由主義――その政治思想的諸相』(東京大学出版会、1995年)
  • 『政治改革1800日の真実』(講談社、1999年)

共編著

訳書

外部リンク

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