伏木富山港

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テンプレート:Infobox 港 伏木富山港(ふしきとやまこう)は、富山県高岡市富山市射水市にわたる港湾の総称である。港湾管理者は富山県

富山湾沿岸奥部の3つの港域によって形成されており、高岡市の伏木地区(伏木港)、富山市の富山地区(富山港)、射水市の新湊地区(富山新港)の3地区が所在する。

港湾法上の国際拠点港湾港則法上の特定港に指定されているほか、日本海側拠点港のうち総合的拠点港と、部門別では国際海上コンテナ、国際フェリー・国際RORO船、外航クルーズ(背後観光地クルーズ)の3部門の拠点港に指定されている。

概要

富山湾岸に位置し、富山県及び北陸地方の主要な港湾である。富山県を含む北陸工業地域、ひいては中華人民共和国大韓民国ロシアなど、環日本海圏の交易拠点として重要な役割を担っている。東京都市圏首都圏)、名古屋都市圏中京圏)、及び大阪都市圏とほぼ等距離に位置する。

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旅客航路

以前は極東船舶会社(FESCO)が貨客船ルーシ号により伏木港とウラジオストクを結ぶ旅客航路を月に2 - 5便運航していた。しかし、ロシアの中古車輸入規制に伴う利用者減少のため、2009年12月25日を最後に運行を休止し、ルーシ号は売却された。

飛鳥IIなどのクルーズ客船が伏木港や富山新港(海王丸パーク)などに寄港することが増えている。

歴史

施設

埠頭

  • 伏木港(伏木地区) - [[[:テンプレート:座標URL]]36_47_30.69_N_137_3_58.59_E_scale:10000 位置]
    • 伏木万葉埠頭[3]
  • 富山港(富山地区) - [[[:テンプレート:座標URL]]36_45_36.32_N_137_13_34.08_E_scale:10000 位置]
    • 岩瀬埠頭
  • 富山新港(新湊地区)[4] - [[[:テンプレート:座標URL]]36_46_15.93_N_137_7_4.34_E_scale:10000 位置]
    • 中央埠頭、北埠頭、東埠頭、南埠頭

発電設備

レジャー施設

交通

環境

伏木富山港のヘドロにはダイオキシン類が含まれており、その面積は41haで、環境基準を超過する汚染底質量は286,000m3であり、底質汚染のダイオキシン類濃度は160 - 10,000 pg-TEQ/gと国土交通省が発表している。

参考文献

  • 西師意著『伏木築港論』北陸政論社、1893年 [1]
  • 肝付兼行述『肝付大佐演説の要領』高柳精一、1897年 [2]

脚注

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関連項目

外部リンク

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テンプレート:国際拠点港湾
  1. 北前船で栄え、衰亡していく過程は伏木出身の作家堀田善衛の小説『鶴のいた庭』に描写されている。
  2. 2.0 2.1 伏木港開港百周年を記念して、1999年に近代伏木港開港の祖である藤井能三が建設に尽力した初代灯台をかたどったデザイン灯台伏木外港万葉東防波堤灯台が建設された。
  3. 「万葉」の名は大伴家持が越中国国守として伏木にいた時に詠んだ和歌が万葉集に収録されていることによる。
  4. 大伴家持の「奈呉の海人の 釣する船は 今こそば 船棚打ちて あへて漕ぎ出め」にある「奈呉」とは射水市(旧新湊市)の放生津周辺の海の古名。