五所川原駅
テンプレート:出典の明記 テンプレート:駅情報 五所川原駅(ごしょがわらえき)は、青森県五所川原市字大町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)五能線の駅である。
本記事では、隣接している津軽鉄道津軽鉄道線の津軽五所川原駅(つがるごしょがわらえき)についても記載する。
目次
駅構造
JR東日本
島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎とホームは跨線橋で連絡している。2番線に並行して留置線があり、当駅発着の臨時列車の留置に使用する。
五能線唯一の終日社員配置駅(直営駅)。管理駅として、大間越駅 - 藤崎駅間の各駅を管理している(深浦駅を除く)。指定席券売機(稼働時間:6時20分 - 21時00分)、びゅうプラザ(平日10時00分 - 17時30分、土曜10時30分 - 17時00分・休止時間帯あり)、自動券売機3台、待合室、キオスクを設置。
2010年(平成22年)3月にはホーム上と改札口に、発車標が設置された。ただし、改札口の発車標には、「改札中」の表示はされない。
のりば
1 | テンプレート:Color五能線 | (上り) | 鰺ケ沢・深浦方面 |
(下り) | 板柳・弘前方面(当駅始発) | ||
2 | テンプレート:Color五能線 | (下り) | 板柳・弘前・青森方面 |
津軽鉄道
単式ホーム1面1線を有する地上駅。JRと通路と跨線橋を共用する。ただし、駅舎や改札口は異なる。
駅舎に出札窓口を設ける。自動券売機設置。夜間・早朝時間帯(19時05分 - 翌朝6時55分)は窓口が休止となる。ただし、運転扱いのため、ホームにある運転室には終日駅員が配置されている。JR線に比べて最終列車の時刻が早いため、津軽鉄道線ホームおよび跨線橋の津軽鉄道線へ向かう部分はJR線部分より先に消灯される。
当駅で乗車する場合、少人数の団体利用がある場合は、団体客と個人客の乗車口を分離する[1]場合がある。当駅で下車する場合は乗車券や運賃は運賃箱に投入するため駅集札口では集札業務を行わない。ただし、ストーブ列車運転日や「金木桜まつり」期間中(混雑時のみ)は駅集札口にて集札を行う。
構内に津軽鉄道津軽五所川原機関区がある他、津軽鉄道の側線がJRの留置線とレールが接続されている。腕木式信号機は、場内進入時のみ使用し、出発時は当務駅長の合図で発車する。
2009年(平成21年)4月に旧駅売店跡地を使用して「駄菓子屋ちゃぺ」が開店したが、撤退し、現在は五所川原農林高校のサテライト店が入っている。
のりば
3 | テンプレート:Color津軽鉄道線 | 金木・津軽中里方面 |
跨線橋にある3番線の路線名の案内板は、JR線を模したデザインではあるが、手書きである。
3番線の反対側に4番線の番号札が存在する。 しかし、番号札のみで路線名の案内板はなく、使用されていない車両が留置されている他、木や案内板、自動販売機などでふさがれており、営業使用はされていない。
利用状況
年度 | 1日平均乗車人員 | |
---|---|---|
JR東日本 | 津軽鉄道[2] | |
2000年 | 1,228 | |
2001年 | 1,162 | |
2002年 | 1,107 | |
2003年 | 1,005 | |
2004年 | 938 | |
2005年 | 909 | |
2006年 | 869 | 373 |
2007年 | 844 | 356 |
2008年 | 856 | 350 |
2009年 | 858 | 400 |
2010年 | 863 | 365 |
2011年 | 899 | 335 |
2012年 | 894 | 353 |
2013年 | 905 |
駅周辺
五所川原市の中心部で、駅周辺には役所や病院などの公的機関や各種銀行などがそろっている。
- 青森県道252号五所川原停車場線 - 駅から市内中心部へ通じる県道。
- 国道339号
- 国道101号
- 青森県道151号蒔田五所川原線
- 五所川原市道大町寺町線
- 五所川原警察署
- 五所川原駅前交番
- 五所川原市役所
- 津軽鉄道 本社
- 五所川原郵便局
- 立佞武多の館
- 陸奥新報社 五所川原支社
- つがる総合病院
- 五所川原商工会館
- 五所川原市中央公民館
- 駅前商店街
- ホテルサンルート五所川原
- 新生大橋(市道岩木町飯詰線)
弘南バス 五所川原駅前案内所
弘南バス五所川原駅前案内所は、五所川原駅向かいにある弘南バスの案内所である。
2006年(平成18年)11月に建物の全面改修が行われ、売店・おやき屋・そば屋がリニューアルされたほか、トイレも改修した。また、弘南観光五所川原営業所を併設している。
発着路線
- 特急「ノクターン号」 東京・横浜線
- 特急「パンダ号東京新宿線」
- 青森線 (新青森駅南口経由)
- 弘前線
- 鰺ヶ沢線
- 金木・中里経由 小泊線
- 木造経由 十三・小泊線
取扱乗車券類
ターミナル内には、青森市内・弘前バスターミナル・木造・十三までの自動券売機が設置されていたが、2014年4月の消費税増税に対応できなかった為、撤去された。
その他
- 乗車券・回数券窓口 (営業時間:6時55分 - 18時30分)、定期券窓口 (営業時間:8時30分 - 18時00分)を設置する。
- 窓口営業時間内は案内放送があり、発車の際はベルが鳴る。
- のりばは3つあるが、到着順での停車となるため、行先は特に決められていない。基本的に発車5分前までにバスは入線するが、五所川原営業所始発便は市内の交通状況により遅れる場合もある。
- 五所川原営業所行は、降車専用停留所からの乗車となる。ただし、待合室内や降車専用停留所には通過予定時刻の掲出はない。
歴史
陸奥鉄道の終着駅として開業した。開業6年後に国鉄五所川原線が開通、後に能代線と合わさって現在の五能線となる。1927年(昭和2年)には陸奥鉄道が国鉄に買収され、1930年(昭和5年)には津軽鉄道も乗り入れを開始する。津軽鉄道の駅は1956年(昭和31年)に「津軽五所川原」に改称している。
- 1918年(大正7年)9月25日 - 陸奥鉄道の川部駅から当駅までの開通と共に現在のJR駅が五所川原駅として開業する。
- 1924年(大正13年)10月21日 - 国鉄五所川原線が陸奥鉄道の延長線の形で当駅から陸奥森田駅まで開業する。
- 1927年(昭和2年)6月1日 - 陸奥鉄道が買収により国鉄五所川原線に編入される。
- 1930年(昭和5年)7月15日 - 津軽鉄道線五所川原駅開業。駅舎は国鉄との共同使用。
- 1936年(昭和11年)7月30日 - 現在の五能線が全通し東能代駅から川部駅までが五能線に改称される。
- 1956年(昭和31年)7月10日 - 国鉄五所川原駅より津軽鉄道線の駅が分離し、津軽五所川原駅に改称となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄駅が東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1989年(平成元年)12月1日 - JR駅構内に深浦・鰺ケ沢・五所川原・板柳駅を統括する「五能線営業所」が設置される。
- 1997年頃 - JR駅待合室内にあった立喰いそば屋撤退しKIOSK拡充。また、JRホーム上にあったKIOSKも撤退。
- 2000年(平成12年) - 「五能線営業所」が廃止となる。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」が稼働開始。みどりの窓口を閉鎖。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 「びゅうプラザ弘前 五所川原派出」となり、びゅうプラザでの海外旅行取扱を廃止。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 大間越駅 - 風合瀬駅間各駅の管理が深浦駅から当駅に変更となる。
- 2012年(平成24年)2月18日 - 「もしもし券売機Kaeruくん」に代わり指定席券売機設置。
- 2013年(平成25年)8月1日 - 「秋田デスティネーションキャンペーン」に伴うJR駅の外観リニューアル工事が完了、レンガ調になった駅舎が供用開始[4]。
その他
隣の駅
※臨時快速「リゾートしらかみ」の隣の停車駅については、「しらかみの該当項」を参照のこと。
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color五能線
- 津軽鉄道
- テンプレート:Color津軽鉄道線
- 津軽五所川原駅 - 十川駅
脚注
- ↑ 団体は進行方向後方から、個人客は進行方向前方からの乗車となる。多人数の団体利用がある場合は車両を丸々貸し切る。
- ↑ 五所川原市統計書 (運輸・通信) 津軽五所川原駅の輸送状況
- ↑ 弘南バス予約センターへ事前に電話予約した場合に限り、発券業務を取扱う。
- ↑ 五能線五所川原駅,外観をリニューアル - 鉄道ファン railf.jp