ホンダ・シビックフェリオ

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テンプレート:Pathnav シビックフェリオ(Civic ferio)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたセダン型の小型乗用車である。

日本国内市場において、5代目から7代目までのシビックセダンにこの名称が適用されていた。またシビック セダンとして3世代とも日本国外でも生産された。

初代 EG7/8/9/EH1/EJ3型(1991-1995年)

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表

グレード
  • DOHC VTECのB16A(MT車は170PS、AT車は155PS)を搭載した「SiR」(型式:EG9)
  • SOHC VTECのD15B(130PS)を搭載した「VTi」(型式:EG8)
  • 超低燃費志向のVTEC-EのD15B(94PS)を搭載した「ETi」(型式:EG8)
  • CVキャブレター(2連)SOHCのD15B(100PS)を搭載した「MX」(型式:EG8)
  • D15B(シングルキャブレター)(91PS)を搭載した「ML」(型式:EG8)
  • D13B(キャブレター)(85PS)を搭載した「EL」(型式:EG7)
  • SOHC VTECのZC(130PS)を搭載した「EXi」(型式:EJ3)
  • リアルタイム4WD仕様には、廉価版でCVキャブレター(2連)SOHCのZC(105PS)を搭載した「RTX」(型式:EH1)
  • 「RTX」の上位グレードでINTRACも選べるDOHCのZC(PGM-FI)(130PS)を搭載した「RT-Si」(型式:EH1)
  • 乗車定員は「SiR」が4名、その他のグレードが5名。

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2代目 EK2/3/4/5/8型(1995-2000年)

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  • 1995年9月4日に発表された(発売は翌9月5日)。通称「ミラクルシビック」。先代も広くスポーティな小型ファミリーカーとして高く評価されており、全体的にはキープコンセプトであった。このフルモデルチェンジでは、このクラスとしては比較的大きかったボディをさらに大きくし、より広い室内を持つこととなった。
  • このモデルには、後に姉妹車として、ベルノ店ではインテグラSJ(シビックと同型式のEK3型)、クリオ店では2代目ドマーニ(MB3/4/5型)が発売された。
  • 前期型のトップグレードは「Si II」(後期型は「Si」。前期型にも「Si」は存在するが、3ドア「SiR」同様のレースベースモデル)。エンジンは、先代同様のB16Aだが、弱点の低速トルク[1]特性が若干改善されている。
  • 先代のVTEC-Eエンジンと「VTi」のSOHC VTECエンジンの特徴を併せ持ち、3段階バルブ切り替えを可能とした3ステージVTEC[2]を搭載した「Vi」。「Mi」と「Vi」は、ホンダマルチマチックというCVT仕様である。「継ぎ目のない加速と軽自動車並みの低燃費」を売りにしていた。
  • エクステリアは、ハッチバック同様 前期型(E-EK型)と後期型(GF-EK型)ではフロントとリアのデザインが異なる。インテリアでは、カーオーディオが1DIN(前期型)から2DIN(後期型)へ変更された。前期型については、北米仕様以外のバンパーにもモールが装着されている。
  • 1996年1月に、先代に続き、第16回日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した記念の特別仕様車「ML・II」と「Mi・II」が発売された。両タイプとも、CDチェンジャーコントロール機能付AM/FMカセットデッキが装備されたほか、「ML・II」には、電動リモコンドアミラー、パワーウィンドウ、パワードアロック、フルホイールキャップが特別装備され、ボディーカラーに特別色が設定された[3]。「Mi・II」には、ボディ同色電動格納式リモコンドアミラー、キーレスエントリーが特別装備された。
  • 1996年9月5日にマイナーチェンジが実施された。「Si」を除いた全車の運転席と助手席にSRSエアバッグが標準装備されたほか、ABSのオプション設定が、「EL」と「ML」にも拡大された上に[4]、オプション価格も引き下げられた。なお、「Mi」以上のグレードのリアライセンスガーニッシュがボディ同色になった。
  • 1997年2月17日に、排出ガスに含まれる有害物質を従来の1/10レベルまで低減した「ホンダクリーンエアビークル」の第1弾として、「LEV」というグレードが設定された。同年8月22日のマイナーチェンジ時に、オートエアコン、キーレスエントリー、ボディ同色等が装備された「LEV II」も新たに追加された。1998年9月3日には、「Mi」と「ML」にもLEVの技術が適用され「LEV」が廃止された。
  • 1997年8月22日に2度目のマイナーチェンジが実施された。これまでオプションだったABSが全車に標準装備され、一部グレードにおいて、装備の充実が施された。さらに、「Vi」のタイヤホイールが14インチへインチアップされた。「Si Ⅱ」は、「Si」に統合された。
  • 1998年9月3日に、後期型へとマイナーチェンジされた際に、「Vi-RS」というグレードも新設定される。このグレードは「Vi」をベースに、「Si」の外観・足回りを丸ごと採用したという走り志向なセッティングがなされており、標準装備としてフルエアロが奢られる。(リヤウイングはロータイプでハイマウントストップランプ内蔵)15インチのアルミホイールのほか、専用ボディーカラーに、ロイヤルグレープ・パールが設定されている。
  • 1999年7月30日に、LEV仕様のモデルが、平成12年排出ガス規制に適合されたことに伴い、「Mi」をベースとした特別仕様車「スペシャルエディション」が発売された。マフラーカッター、フロントアームレスト付大型センターコンソールボックス、ハイグレードCDチェンジャーコントロール機能付AM/FMカセットデッキが特別装備されている。
  • 1999年9月28日に、「ML」をベースとし、CDプレーヤー、リアスピーカー、ボディ同色ドアハンドル、ボディ同色電動格納式リモコンドアミラー、ボディ同色リアライセンスガーニッシュ、フロントアームレスト付大型センターコンソールボックス、キーレスエントリーの装備を施した上に、価格を据え置いた特別仕様車「スぺリア」が発売された。
  • 2000年4月13日に、上記「スぺリア」に対して、マフラーカッターなどの特別装備が追加された上に、価格が大幅に引き下げられた特別仕様車「スーパースぺリア」が追加発売された。
  • シビックのアフターパーツがほとんど流用可能であるため、カスタムカーのベースとして近年人気が出始めている。また、サスペンションはフロントのみインテグラ(DB,DC)および先代のEG型のものが流用可能である。(リヤは形状が若干異なるため流用不可能)
  • 教習車として使用された例がある。
グレード
  • DOHC VTECのB16A(MT車は170PS、AT車は155PS)を搭載した「Si」および「Si II」(型式:EK4)
  • SOHC 3 Stage VTECのD15B(130PS)を搭載した「Vi」および「Vi-RS」(型式:EK3)
  • SOHC 16ValveのD15B(105PS)を搭載した「Mi」および「ML」(型式:EK3)
  • D13B(91PS)を搭載した「EL」(型式:EK2)
  • 低公害車仕様のSOHC 16ValveのD16A(105PS)を搭載した「LEV」および「LEV II」(型式:EK8)
  • リアルタイム4WD仕様で、SOHC 16ValveのD16A(120PS)を搭載した「RTi」(型式:EK5)

3代目 ES1/2/3/ET2型(2000-2005年)

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  • 2000年9月13日に発表された(発売は翌9月14日)。型式はES型(排ガス規制の対応等で細かく型番が変わっているので、サービスインフォメーションプレートを見れば年式が分かる)。ホイールベースは先代と同じ2,620mmであるが、5ドア車より60mmも短い。
  • エンジンは、1.5LがVTEC無、VTEC有、VTEC有リーンバーン仕様の3種類で、1.7LはSOHC VTEC仕様のみであり、先代、先々代のような8,000rpm超のエンジン搭載グレードは存在しない。
  • 前期ES3型のトップグレードである「RS」は、ローラーフォロワ型ロッカーアームダイレクトイグニッションなどを採用したD17A型エンジンを搭載し、先代より高められた車体剛性や電動パワーステアリングや4輪ディスクブレーキが装着された[5]。しかし、セダン型乗用車不振の影響を受け、2003年のマイナーチェンジで廃止された[6]
  • 後期ES3型では「XL」のみが4輪ディスクブレーキとなったが、MTの設定は「X」のみとなる。7代目シビックで4輪ディスクブレーキは「タイプR」のEP3型はもちろん、フェリオでは「RS」、「XL」、5ドアは「XS」が存在する。
  • 前後期ES3型には、鉄製ホイールに違和感のない操作性を実現するため、油圧パワーステアリングに変更された教習車仕様が存在する。
  • 4WD仕様車以外は、リアフロアに凹凸がなくフラットな形状であるが、5ドア・ハッチバックとは違いインパネシフトは採用されなかった。なお4ドアもインパネシフトを採用する予定であったが、北米ホンダから反発があったために幻となったテンプレート:要出典。フルフラットフロアによる居住性の高さが、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞にも貢献した(限定モデルも発売されている)[7]
  • 2001年12月14日に、フェリオをベースにしたシビックハイブリッド(ES9型)がデビューした。外観など 特に目立った変更はなく目新しさが感じられないという意見もあるが、もともと当該フェリオのcd値はかなり低く、空力性能に優れている。さらにフロント下部にはアンダーフロアパネルを装着し、トランクリッドには専用エアスタビライザーを装備するなど空力を追求している。同時に、代替燃料である天然ガスを使用し国土交通省「優-低排出ガス」認定を取得した「シビック GX」が発表された。
  • 2003年9月18日に、後期型へマイナーチェンジされた際に、1.5LのCVT仕様車が廃止となった。「X」(1.7L)が新設定された。
  • 2005年に、シビックが8代目にモデルチェンジされた際に、日本国内でのラインアップがセダンのみになったため、「フェリオ」の名称は消滅した。
グレード
  • SOHC VTECのD17A(130PS)を搭載した「RS」、「X」および「XL」(型式:ES3)
  • SOHC VTECリーンバーンのD15B(105PS)を搭載した「iE」(型式:ES1)
  • SOHC 16ValveのD15B(105PS)を搭載した「B」および「C」(型式:ES1)
  • リアルタイム4WD仕様で、SOHC 16ValveのD15B(105PS)を搭載した「B4」および「C4」(型式:ES2)
  • 「B4」の上位グレードで、SOHC VTECのD15B(115PS)を搭載した「L4」(型式:ES2)
  • 「L4」の上位グレードで、SOHC VTECのD17A(130PS)を搭載した「X4」(型式:ET2)

搭載エンジン

車名の由来

脚注

  1. エンジン回転数の正式名称はエンジン回転速度。 JIS B 0108-1による。
  2. 3ステージVTECの技術は、後のR18A型エンジンにも搭載されている。
  3. ML・Ⅱの特別装備と特別設定色は後に、通常のカタロググレードMLにおいて、標準装備および標準設定された。
  4. 「EL」と「ML」においては、ABSのオプション設定が拡大されただけでなく、チルトステアリングも標準装備となった。
  5. フロントは先代3ドア「SiR」と同一であるが、リアはそれより強化「DC5インテグラ同等」されている。
  6. 「RS」はES3-100、110、120が存在するが、街中で見かけることはまれである。
  7. フェリオは、3代全てにおいて、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことになる。

関連項目

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外部リンク

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