ホンダ・インテグラSJ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 インテグラ SJ(Integra SJ)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたセダン型の小型乗用車である。

概要

車体のフロントバルクヘッド以後はEK型シビックフェリオを使用し、フロント部分をオルティアと共有している。マイナーチェンジに際しては、オルティアがフロントマスクを一新したのに対し、リアセクションのみにフェリオと同様の丸みが増したランプを採用したため、若干違和感がある。

エンジンは、D15B型 1.5L SOHC PGM-FIのみが搭載され、3ステージVTEC(130PS)とハイパー16バルブ(105PS)の2種類が用意された。

トランスミッションは、CVT(LXi,VXi)、4速AT(EXi)、5速MTの3種だが、CVTはシビックに搭載された初期型に対し、改良がされている。

搭載エンジン

初代

ホンダ・D15B型
  • エンジン種類:水冷直列4気筒横置き
  • 弁機構:SOHCベルト駆動 吸気2 排気2 / SOHCベルト駆動 吸気2 排気2 3Stage VTEC
  • 最高出力:105PS/6,400rpm、130PS/7,000rpm(VTEC)
  • 最大トルク:13.6kgf·m/4,500rpm、14.2kgf·m/5,300rpm(VTEC)
  • 総排気量:1,493cc
  • 内径×行程:74.0mm×84.5mm
  • 圧縮比:9.4、9.6(VTEC)
  • 燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
  • 使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
  • 燃料タンク容量:45L

初代 EK3型(1996-2000年)

  • 1996年2月29日に発表された(発売は翌3月1日)。ベース車である2代目シビックフェリオより半年遅れての登場であった。
  • 1997年2月6日マイナーチェンジがおこなわれた(発売は翌2月7日)。両席SRSエアバッグが全車に標準装備されるなど、装備の充実やオプション価格の変更などが主で、外観上および性能上はほとんど変更がない。
  • 1998年1月29日にマイナーチェンジがおこなわれ、ABSおよび全面UVカットガラスが全車に標準装備された。リアトランク及びリアコンビランプがフェリオ同様のものとされ(ただしウィンカーはクリア)、インパネも2DIN対応のものとされた。
  • 1999年1月21日に内外装の改良がおこなわれ、「HONDA LEV」の適用車種が拡大された。
  • 1999年7月30日にLEVの適用タイプが平成12年排出ガス規制に適合されたことに伴い、「LXi」をベースとした特別仕様車「クリーンエディション」が発売された。木目ウッドパネル、ハイグレードCDチェンジャーコントロール機能内蔵カセットオーディオ等が特別装備された。
  • 2000年9月にシビックおよびフェリオがフルモデルチェンジされた際に、販売低迷による車種整理のためにドマーニと共に生産が終了された。これにより、ベルノ店では2002年フィットアリアが発売するまで、小型セダンの取り扱いがなくなることになる。

車名の由来

  • Integra:「統合する」の意味の英語Integrateから作られた造語。
  • SJ:Sedan Joyfulの略。

取扱販売店

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:ホンダ車種年表 テンプレート:Honda テンプレート:自動車