日本ハム

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テンプレート:Infobox 日本ハム株式会社(にっぽんハム、NH Foods Ltd.)は、大阪府大阪市北区(以前は大阪市中央区)に本社を置く大手食品加工メーカー。ハム・ソーセージ大手(伊藤ハムプリマハム丸大食品)の一角。業界首位。1942年昭和17年)創業。プロ野球チーム北海道日本ハムファイターズの親会社としても有名である。

長らく、商号としてカタカナ表記のニッポンハムを用いる場合も多かったが、2014年(平成26年)4月にコーポレートロゴを日本ハムの発足から51年目にして初めて改定され、英字表記のNipponhamに改められた。同年7月からは製品パッケージにも順次表記され始めている。

沿革

  • 香川県大川郡津田町津田(現在のさぬき市)出身の大社義規(おおこそ・よしのり)が、1942年(昭和17年)、徳島県徳島市で「徳島食肉加工場」として設立。
  • 戦後は「徳島ハム」の名称を使っていたが、1963年(昭和38年)8月に「鳥清ハム」(旧・鳥清畜産工業)と合併、「日本ハム」と改称し、本社を大阪に移転。
  • 1968年(昭和43年)、本社を大阪市中央区南本町3-6-14イトウビル7階に移転。
  • 1973年(昭和48年)にはそれまでハム業界ナンバーワンだったプリマハムを抜き、業界トップの座に躍り出た。
  • 同年のオフにはプロ野球パ・リーグ日拓ホームフライヤーズを買収。「日本ハムファイターズ」とする。
  • 最大のヒット商品は1985年(昭和60年)のシャウエッセン。その後も17年間トップブランドの座を保ち続けた。現在でも同社の重要な基幹商品となっている。
  • Jリーグセレッソ大阪にも出資し役員を派遣している。
  • 2002年(平成14年)、関連会社の「牛肉偽装事件」が発覚。創業者一族が事件の責任を取り公職を辞任した。
  • 2005年(平成17年)、イメージキャラクターの「ハムリンズ」が登場する。
  • 2005年(平成17年)1月、グループブランド「Nippon Ham Group」を制定。
  • 2005年(平成17年)4月27日、創業者の大社義規が心不全のため没。享年91。
  • 2012年(平成24年)8月15日、事業部・グループ間 コミュニケーション強化と業務の効率化を図るため、本社を大阪市北区梅田2-4-9に所在するブリーゼタワーに移転。
  • 2014年(平成26年)4月1日、グループブランド及びコーポレートブランドロゴを変更[1][2]。これにより、グループブランドとコーポレートブランドのシンボルマーク及びロゴタイプが統一され(グループブランドのロゴタイプは「Nipponham Group」に変更)、コーポレートブランドロゴは日本ハム発足から51年目にして初めての改定となった。
  • 2014年(平成26年)6月、当社の英文表記をNIPPON MEAT PACKERS, INC.からNH Foods Ltd.に変更[3]

日本ルナ・グループや、北海道日本ハムファイターズ、日本フード・グループ、セレッソ大阪、日本ハム販売グループ、宝幸(旧宝幸水産)など約90社の関連企業がある。

ファイル:Ito Building.JPG
旧本社ビルだったイトウビル

主な商品

  • 美ノ国
  • シャウエッセン
  • 彩りキッチン
  • ウイニー
  • 森の薫り
  • アンティエ
  • チキンナゲット
  • チキチキボーン
  • 中華名菜シリーズ
  • 石窯工房シリーズ
  • ミルポアデミグラスハンバーグ
  • とろける4種チーズのハンバーグ
  • 天津閣

この中で、近年、隠れたヒット商品となっているのがミルポアデミグラスハンバーグであったが、2012年、ミルポアデミグラスハンバーグを上回るヒットとなる、とろける4種チーズのハンバーグが発売された。

CM出演

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現在

ほか

過去

ほか

国内関連会社

日本ハムホームページ・関連会社の項目の記述順に配列した。

加工事業

製造

販売・物流

食肉事業

生産飼育

処理・加工

畜産エキス・加工

販売・物流・商社

その他事業

その他

以下は日本ハムホームページのグループ企業紹介に記述されていないもの

国外現地法人

日本ハムホームページ・関連会社の項目の記述順に配列した。

アジア

オーストラリア

アメリカ

ヨーロッパ

提供番組

2014年6月現在
  • 下記にもあるが、数々のテレビ番組のレギュラー提供をしていた。しかし、関連会社の「牛肉偽装事件」が発覚して以降、週替わりや期間限定での提供が多かった。2012年4月より「ザ!世界仰天ニュース日テレ)よりレギュラー番組提供を開始した。基本的にスポットCM中心。
過去

不祥事

テンプレート:出典の明記

コンプライアンス違反企業犯罪
  1. 牛肉偽装事件
    • 関連会社による「牛肉偽装事件」が発覚。創業者一族が事件の責任を取り公職を辞任した。
  2. 排水データの改竄
  3. 所得税の申告漏れ
    • 2007年(平成19年)に、大阪国税局が行った税務調査で、所得税の申告漏れがあったことが判明している。
    • 2011年(平成23年)にも、同国税局による税務調査で、約2億円の申告漏れを指摘され、7,900万円の追徴課税を受けた[6]
    • 2014年(平成26年)にも、同国税局から、日本国内の工場建設を巡り、工事が未終了の段階で経理処理していたことが、所得の仮装・隠蔽を図るための所得圧縮にあたるとして、5億7,600万円の申告漏れ(うち900万円は意図的な所得隠し)を指摘されていたことが判明している[7]
  4. 贈答品の商品のすり替え
    • 同社の日本国内の出荷拠点のうち、西宮兵庫県)・広島仙台玉戸茨城県)の4拠点に於いて、2009年(平成21年)の歳暮2010年(平成22年)の中元について、計1万6,551の商品で、別の商品にすり替えられていたことが、2010年(平成22年)10月に判明した。出荷の遅れを防ぐため、注文商品に在庫が無くても、担当者が独断で、別商品に詰め替えていた模様である[8]
  5. 贈答品における虚偽表示
    • 同社の主力の中元商品において、内包されるウインナーソーセージ商品計9,254パックについて、自社農場製でないにもかかわらず「自社農場」と虚偽表示していたことが2014年に明らかとなり、同社は同年7月以降、該当する中元商品を自主回収した[9]

関連項目

脚注

  1. 日本ハムグループのグループブランド変更に関するお知らせ 日本ハムホームページ ファイリング情報(2013年一覧) 2013年11月8日
  2. 日本ハム株式会社のコーポレートブランドロゴ変更に関するお知らせ 日本ハムホームページ ファイリング情報(2014年一覧) 2014年3月24日
  3. テンプレート:PDFlink - 日本ハムホームページ ファイリング情報(2014年一覧) 2014年3月24日(2014年7月21日閲覧)
  4. 元々は1945年(昭和20年)創設のセネターズ。以後東急フライヤーズ→東映フライヤーズ→日拓ホーム・フライヤーズ→日本ハムファイターズと系譜されている。
    運営会社は1945年(昭和20年)のセネターズ設立時に「株式会社セネターズ野球協会」として発足し、その後「株式会社東急ベースボールクラブ」→「日拓ホーム野球株式会社」を経て1974年(昭和49年)に「日本ハム球団株式会社」(旧社)となったが、北海道移転に際しこれまでの日本ハム1社での単独出資から、日本ハムとホクレン北海道新聞社札幌市などと合弁した「株式会社北海道日本ハムファイターズ」を新法人として設立して、旧法人は特別清算により法人消滅している
  5. 元々はヤンマーディーゼルサッカー部。Jリーグ参入を目指して1993年(平成5年)に大阪サッカークラブに改組された際に母体であったヤンマーなどとともに資本参加している。
  6. 税申告漏れ:大阪国税局、日本ハムに2億円指摘 毎日新聞 2011年7月26日
  7. 日本ハム:3年で5億7600万円申告漏れ大阪国税局指摘 毎日新聞 2014年6月6日
  8. 中元・歳暮の中身すり替え…でも8割は高級に 日本ハム 朝日新聞 2010年1月29日
  9. 日本ハムが虚偽表示 中元のソーセージ自主回収 産経新聞 2014年7月16日

外部リンク