デイリーポータルZ

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デイリーポータルZデイリーポータルゼット)は、ニフティ株式会社が運営するインターネットサービスプロバイダである@niftyコンテンツ。略称はDPZデイリー。記事閲覧は無料。

概要

2002年10月7日スタート。前身にあたる「Weekly Portal」は、@niftyの各コンテンツを紹介する文字通りのポータルサイトで、そこに一部の独自記事が掲載されていたが[1]、現在では独自の特集記事などを中心とした、コンテンツサイトとしての性格が強い。商用サイトであるが広告などは僅かで、コンテンツにも商業的な要素が非常に少ないというのも、大きな特徴である。開始当初はサイト名が「デイリーポータル」だったが、2003年1月5日に、現在の名称である「デイリーポータルZ」に変更された。ウェブマスターは、自らも個人で数多くの人気サイトを生み出してきた、林雄司

サイトの発端は、Travel@nifty(現在の@nifty旅行)の運営を担当していた林が、上司の平岩部長(後述)に、『原稿料値切ったりとか、契約のやりとりするの僕いやです。面白い事やらせてください。[2]』と申し出て、前述のような@niftyの各コンテンツを集めたインデックスに、独自記事を挟む形での「Weekly Portal」開始となり、現在では「母屋を乗っ取った」格好になったという(林談)。

2004年から3年連続でWeb of the Yearにノミネートされており、2006年には部門賞が増えたこともあって「エンターテインメント部門」の3位に入賞(1,784票)。一般投票の結果、2位のほぼ日刊イトイ新聞(1,785票)とは、僅か1票差であった。同じく一般投票によるアルファブロガー・アワードでは、2010年度に新設された「ブログメディア部門」で、同年度の受賞7サイトの1つに選ばれている。

サイトのマスコットとして、林がデザインした「Zくん」という、オレンジ色の頭をした人型キャラクターがいる。

特集

当サイトのメインコンテンツである。曜日ごとに決まったライターが、それぞれの「些細な、気になること。無駄なこと」を追求した記事を執筆するもので、毎日11時と16時に、新作が公開される。ライターは、当サイトの編集部に属するニフティ社員のほか、フリーのライターイラストレーター、さらには会社員社長学生教員など、他に本業を持つ、あらゆる職種のライターが参加しており、文筆専業者だけではない幅広さを見せるのも特徴といえる。また19時には、過去の掲載記事の中から選りすぐりの1本を掲載する「再放送」枠も更新される。

2004年7月には「コネタ」という、1ページ読みきりのコンテンツが登場し、1日あたり特集1本、コネタ1、2本という構成であったが、特集との区別が曖昧になってきたことなどもあって、2006年4月に特集とコネタは統合された。また、デイリーポータル開始当初は、特集記事に月毎のテーマが設けられていたが、これも5カ月で終了し、2003年3月からは原則フリーテーマとなっている。1日の新規公開記事は3~4本。

2010年4月5日より、1ページ読みきりの「中ネタ」と、従来の特集に相当する記事(4ページ以上)を、月~金曜は1日2回(11時・16時)、土・日曜は1回(11時)更新する構成に変更。これに、2009年10月から金曜夜に実施中のネットラジオ生配信(デイリーポータルZラジオ=後述)と、土曜日午後にはUstreamを使って生動画を配信する「リアルタイム更新」、日曜16時には前々日に生配信したネットラジオのポッドキャスト配信が実施されている。

ライターについては、サイトの方針として、本名での執筆を強く推奨しており(参考)、ユニット名は自由だが、執筆者の姓名が全く分からないペンネームは、基本的に認めていないようである。そのため、当サイトでは本名(もしくは、それに近い名前)を名乗っているが、自身のサイトではペンネームのみで通しているライターもいる。また、記事中に執筆者の顔写真が掲載可能である事も条件としている(執筆全記事に顔写真が必須なのではなく、必要に応じて掲載が可能であることが前提)。

なお、大型連休期間中(年末年始、ゴールデンウィーク)や、毎年4月1日(エイプリルフール)、サイト開設日の10月7日(周年記念日)には、通常体制の更新を休み、統一テーマによる記事や、総集編などを組んでいる。

2014年1月現在の掲載実績に基づく、現在のレギュラー執筆陣は以下の通り(名前後のカッコ内数字は月当たりの掲載回数)。なお、掲載曜日は3ヶ月ごとに入れ替えが行われているため、以下の記述は現状と異なる場合がある。また、イレギュラーで掲載日が変更になる場合もあるため、あわせて注意されたい。

チャレンジの日曜日

クリハラタカシ (1)
1977年生まれ、東京都出身。イラストレーター。「ひとり上手手帳」や「生きる知恵」と題した、日常の秘かな愉しみを綴る記事を執筆する。
日曜たのしさ一万尺(毎週)
2014年1月12日より開始。読者による投稿企画。各ライターの企画説明とそれに寄せられた投稿の発表で成り立っており、毎週2本または3本の企画を掲載する。各企画は2週~3週程度の短いスパンで入れ替わりとなっているが、好評企画は「シーズン2」などと銘打って再登場もしている。
書き出し小説大賞 (2)
2012年10月21日開始。天久聖一が選者と記事を担当。文章は物語の冒頭だけで、その後の展開はすべて読者にゆだねられるものを「書き出し小説」と定義し、読者より募集する。投稿は自由部門とテーマを定めた規定部門の2部制となっている。一年に一度、大賞も選定されている。当初は優秀作品の発表は月3回だったが、2014年2月より日曜は読者投稿企画が主体というサイト方針になったため、隔週日曜日の発表となった。
デイリーポータルZラジオ(毎週)
前々日に生配信したネットラジオ音声番組を、ポッドキャスティングとして、ファイル配信。(後述)

ひらめきの月曜日

石川大樹 (2)
1980年生まれ、岐阜県出身。関西の大学を卒業後、医療関係のシステム会社に勤務していた。コネタ道場(後述)出身。元々は「ざんぎょう」の名で、大北栄人とコンビライター「ざんはわ」として記事を書いていた。2007年7月から、デイリーポータルZ編集部に加わった。編集部では通常の記事執筆のほか、サイト内の新機能の開発も行なう。脛毛を抜く機械や醤油をかけすぎる機械など、自ら「悪の電子工作」と名付けた独特の電子工作を作成するシリーズがある。
榎並紀行 (2)
1980年生まれ、埼玉県出身。ライター紹介には「ニューヨーク出身」の記載もあり。本業は旅行ガイドブックの編集者だったが、現在は自らの会社を興し編集・ライター業を営んでいる。2008年7月26日にゲストライターとして登場し、同年11月3日からレギュラー陣入り。レギュラーライターになってからかなり体重が増加してしまったことで、食いしん坊キャラを前に出した記事やダイエットネタを書くことがある。
大塚幸代 (2)
1972年生まれ、埼玉県出身。フリーライター。最初期からのライターの一人で、主に音楽記事や、サブカルチャー関連の記事、リーズナブルな店の紹介記事を得意とする。また、料理記事も手がけることが多い。代表的な記事として、「青くする実験」が有名。かつてはライターの古賀及子、高瀬克子とともに「クラムチャウダー・シベリア・アタック」なる架空のバンドを組んだこともある。近年では友人の「Tさん」とともに気になるスポットを探訪する記事が目立っている。
小野法師丸 (1)
1973年生まれ、埼玉県出身。林と同じ埼玉大学卒。本業はサラリーマン。当初は「法師丸」の名で執筆していたが、2005年に自著「コラム息切れ」を発売した際に、現在の名に改める。独特な文体で、婉曲的なエロネタや妄想ネタを中心に記事を執筆している。健啖家で、食べ歩きや大盛り料理、食べ放題に関する記事もある。記事内の自身の写真はデイリー内でも特に存在感を放ち、2009年8月20日の記事「俺がキャベツ太郎だ!」は、読者投票による同年の「いい意味でひどかった記事」の第1位に選ばれた。
田村美葉 (1)
1984年生まれ、石川県出身。東京大学文学部卒。2010年4月から登場。建造物に関するネタが多く、特にエスカレーターや高架橋脚に関してはかなりの情熱を傾けた記事を書いている。
増田雅昭 (毎週)
1977年生まれ、滋賀県出身。気象予報士。「あと出し天気予報」を担当する。先週の一週間に行った天気予報を振り返り、その当たり外れと理由を検証する。今週の天気についても、概況を解説する。読者からの天気に関する質疑応答や、読者に天気図を見せてその当時の天気概況を推理させる「詰め天気」などの企画もある。

フェティッシュの火曜日

大北栄人 (3)
1980年生まれ、大阪府出身。コネタ道場(後述)出身。元々は「はわい」の名で、石川大樹とコンビライター「ざんはわ」として記事を書いていた。現在はデイリーポータルZテレビ(後述)の運営も担当。当サイトでは一切述べられたことは無い[3]が、2009年11月2日に、妻は高瀬克子であることを自身のツイッターで公表している。記事は初期から得意としている妄想ネタや、様々な業界の関係者へのインタビューが多い。「大物監督にコケる芸を習う」の記事では、林雄司と共に北野武へのインタビューを敢行した。
加藤まさゆき (1)
1978年生まれ、東京都出身。筑波大学卒業。茨城県在住の高校教諭(理科)。コネタ道場から2009年2月にゲストライターで登場し、連載陣に昇格。当初は専門分野である生物・理科に関連した記事が多かったが、現在はあらゆるジャンルの記事を書いている。
きだてたく (2)
1973年生まれ、京都府出身。グルメ、工作、取材ネタなど記事対象は幅広いが、本人は「文房具ライター」を自称しており、変わった文房具の紹介や活用法の記事が目立っている。
木村岳人 (2)
1981年生まれ、神奈川県出身。大阪府在住の元ゲームプログラマーで、現在はフリーライター。コネタ道場出身。2007年6月14日から特集記事・部活動を担当。旅行、特に文化財巡りという趣味を生かした取材ネタが多い。2011年4月30日から同年6月30日までは四国八十八箇所を徒歩と野宿で踏破する「木村岳人のお遍路日記」を連載した。
高瀬克子 (1)
1968年生まれ、秋田県出身。食べ物、料理に関するネタが中心。記事対象の食材に妙に肩入れする傾向があり、迷走する場合がしばしばあるが、「自家製コンフィ(肉を脂で煮た料理)」「高瀬揚げ(通常のものよりぶ厚い油揚げ)」など傑作料理を編みだすことも多い。2009年12月より産休・育児休暇に入り、2011年4月26日に復帰。産休中も「風雲!小ネタ城」には投稿していた。本人は一切言及していないが、夫は大北栄人(前述)。
玉置豊 (2)
1976年生まれ、埼玉県出身。当初は趣味の釣りを扱ったネタや、釣った魚(深海魚など)を使った料理ネタが多かった。釣り竿とギターを融合した楽器「釣りギター」の記事では、ロック歌手の秋間経夫Rama Amoebaボーカル。元マルコシアス・バンプ)とのセッションに発展し、その縁でテレビ大阪THE フィッシング」に出演した。日本さかな検定一級を所持。香美町観光大使でもある。近年は釣りネタは少なくなった代わりに、何かを採集するネタが増えており、それをテーマにした本も自費出版した。
平坂寛 (2)
1985年生まれ、長崎県出身。2011年3月から登場。大学院で生物学を研究しており、サソリ・毒グモなど危険な生物を取り扱った記事が多く、毒針に刺されるなどの報告もたびたび書かれている。沖縄に滞在した経験がある。玉置豊を継ぐように、現在のデイリーの釣りネタを一手に引き受けており、魚に関する造詣は深い。週刊プレイボーイでは「黒いさかなクン」として取材を受けたほか、TBS系列で2013年12月22日に放送された『岡村隆史の世界の秘境で巨大生物を捕獲せよ 世界モンスターハント』には、「死んだら深海魚の餌になりたい」と言うほどの深海魚ハンターとして出演した[4]

はっけんの水曜日

石原たきび (3)
1970年生まれ、岐阜県出身。フリーライター俳人。2005年1月からデイリー道場(旧コネタ道場、後述)道場主として、読者投稿の選考と選評を担当していた。当時から連休期間の特別記事には参加していたが、2013年9月にデイリー道場が終了したことで本格的に特集記事に取り組んでいる。本名は石原浩樹だが、同姓同名の声優とは全く関係ない。
伊藤健史 (1)
1975年生まれ、神奈川県出身。2012年5月より登場。一般の会社に勤務する傍ら、趣味の街歩きで発見したネタや、有毒生物のネタなど、幅広いネタを執筆する。
大坪ケムタ (3)
1972年生まれ、佐賀県出身。フリーライター。サブカル系、アダルトビデオへの造詣が深いが、当サイトでは自らが会いたい人(大坪曰く「世間に埋もれた在野武将的スゴ玉」)に会いに行って話を聞くという、インタビュー記事を中心に展開している。
乙幡啓子 (3)
1970年生まれ、群馬県出身。ライター。寝台特急が好き。硬質ウレタンなどを使った工作を扱った記事などを書いている。これまでに掲載した工作作品をまとめた著作「妄想工作」も上梓している。
尾張由晃 (3)
1983年生まれ、三重県出身。デイリーでは珍しい関西在住ライターで、関西ローカルネタが多い。コネタ道場に投稿するようになり、そのレベルの高さが評価され、2009年2月にゲストライターとして登場。4月から連載陣入り。インターネットを始めてわずか2年で連載を始めた、という珍しい経歴を持つ。
北村ヂン (2)
1975年生まれ、群馬県出身。2009年3月にゲストライターで登場後、連載陣に昇格。東京都内でライブハウスを運営する「ロフト」で、宮城剛らと映像部門に所属後、ライター、イラストレーターとして独立。実父は医師の北村邦夫。お笑いコンビ「こてつ」の北村智は弟。蝶ネクタイ姿の熊など、イラストを多用した独特の作風で、各地の珍スポットや面白い人物の取材ネタが多い。また、@niftyお楽しみマガジンで現在連載中のマンガ、「お~い!ニフ丸」のイラストも担当している。プープーテレビではテレビドラマのあらすじ紹介を中心とした「1分で振り返る(まとめる)」シリーズが好評で、フジテレビ系「めざましテレビ」では、時事ネタを1分でまとめるコーナーを担当している。
小柳健次郎 (3)
1985年生まれ、北海道札幌市出身。くだらないものを全力で作る、物作りネタが中心。河原での実践(撮影)が多い。コネタ道場出身で、3回のゲスト執筆を経て、2007年1月20日からレギュラー陣入り。2007年5月に神奈川県に転居した。
西村まさゆき (3)
1975年生まれ、鳥取県出身。2010年10月より登場。デイリー道場出身。デイリーの記事の基本ともいえる、どうでもいいことを真剣に調べる記事を中心に執筆している。デイリー道場では県境に関する記事で特選を獲得した。他にも地図ネタ、電車ネタ、自治体章ネタなどを得意としている。
松本圭司 (2)
1976年生まれ、千葉県出身。元システムエンジニアで、現在はフリーライター兼iPhoneのアプリ作家。実家は鮮魚店だったが現在は廃業している。コネタ道場出身。江戸川区葛西在住である事から、浦安・葛西近辺や京葉線沿線が題材となることが多い。富士山・モンブラン登頂や東海道を歩くといった体力系のネタも度々登場している。かつては自身のブログにて「30日間マクドナルド生活」なる過酷な企画も行っていた。

ロマンの木曜日

古賀及子 (3)
1979年生まれ、東京都出身。デイリーポータルZのライターを経て、現在はニフティ社員。2007年5月末 - 2008年4月2010年7月 - 2011年5月の2回の産休をしている。2011年5月29日より特集記事に復帰。初期の記事「納豆を一万回混ぜる」が有名で、それをリスペクトした記事も書かれている。古賀自身の家族をモデルとしたフォアミセスの読み切り漫画「お母さん、輝いてるね!(漫画:三谷美佐子)」に取材協力として名前が載っている。曽祖父は古賀伝太郎
小堺丸子 (2)
東京都出身。2010年4月から登場。日々の暮らしからの個人的な疑問を解消する実践系のネタが多い。とがった頭と厚い唇のキャラクターが特徴の独特のイラストを記事に挟むこともある。不定期なシリーズ企画として「地元の人頼りの旅」がある。
小堀友樹 (1)
1986年生まれ、京都府出身。2010年9月から登場。単一のライターで唯一、記事がスライドショー形式で構成されている。内容は工作系のものが中心。
斎藤充博 (1)
1982年生まれ、栃木県出身。埼玉大学卒業後、銀行に勤めたのち脱サラして日本指圧専門学校に入学、現在は民間の指圧師として活動している。デイリーには2009年2月から登場。かつて原宿の路上で四コマ漫画を描いていたことがあり、記事内でも自身の心象や取材の対象物・人物などをイラストとして描いている。当初は白黒のイラストだったが、2014年5月からはカラー化した。編集部員からは、「M斉藤さん」と呼ばれることが多い(金曜日担当のT・斎藤と区別するため)。
林雄司 (3)
1971年生まれ、東京都練馬区出身。ニフティ社員で、当サイトのウェブマスターでもある。街角観察ネタや、PowerPointを駆使したプレゼンネタ、「バナナで釘うって日曜大工」に代表されるどうでもいいことに全力で取り組むネタが多い。ハト好き、ウインナー好き、計測機器好きを公言しており、それらに関する記事も多数ある。妻はべつやくれい(後述)。
藤原浩一 (1)
1986年生まれ。埼玉県戸田市出身。最初は読者としての登場であった。モテない、チェリーボーイ、無言、ニートなど様々なキャラ付けがされているが、基本的に他者からイジられることが多い。自らの日常、観察した出来事をまとまりなくつぶやく「フジワラFM」は、デイリーポータルZラジオ内で好評となり、クラブ活動(後述)でも毎日更新されていた。都内私立大学を半年間の留年生活を終えて卒業し、現在はプープーテレビ(後述)で月2回作品を公開、休載していた特集記事も2009年10月31日より復帰している。2014年2月より、産休に入った編集部・橋田玲子の代理として、バイト編集部員を務めている。
べつやくれい (2)
1971年生まれ、東京都出身。イラストレーター、絵本作家。記事は漫画形式のイラスト、文章は手書き(近年は手書き風フォントを使用)で綴られる。若干毒のある、突然意味不明になるイラストが特徴。髑髏ハダカデバネズミに目がなく、度々記事に登場している。長らく土曜日担当であったが、2008年10月より再び木曜日枠に復帰した。前述の通り夫はウェブマスターの林雄司で、結婚当初はツイッターで報告があったのみだが、2011年9月15日の記事にて林を紹介する際に「当サイトのWebマスター兼夫」という記述があり、サイト内でも明らかになった。それ以降はべつやくの記事に林が同行したり、逆に林の記事にべつやくが登場したりすることが多くなっている。
三土たつお (1)
1976年生まれ、茨城県出身。本職はシステムエンジニア、会社役員。東京の暗渠、古地図など知的ネタを得意とする。地図に関する記事では、同じく地図ネタを得意とする西村まさゆきと意気投合する場面も見かけられている。「近所の情報から校歌を自動生成する」の記事は、第17回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選ばれた。

ちしきの金曜日

おおたかおる (2)
1980年生まれ、北海道出身。デイリー道場出身で、特集には2013年3月から登場。取材をきっかけに女子プロレス団体「アイスリボン」のアマチュアサークルに参加し、「道の駅おおた」のリングネームで試合を行ったこともある。
大山顕 (2)
1972年生まれ、千葉県出身。写真家、フリーライター。団地・工場・ジャンクション、高架下建築、共食いキャラなどが好きで、個人サイト「住宅都市整理公団」、「日本ジャンクション公団」、「日本高架下建築協会」、「共食いキャラクター」などを運営し、NHK「熱中時間 忙中"趣味"あり」にコラムニストとしてレギュラー出演している。団地や工場など建造物を題材にしたネタが多い。クリスマスシーズンには、一般住宅のイルミネーションを「うかれ電飾」と名付けて鑑賞する記事が恒例となっている。写真の腕は非常に良く、鮮明な写真を掲載する。2009年10月に過去の記事(テトラポッドのペーパークラフト)にて盗用が発覚し、謝罪ページに変更された。
萩原雅紀 (1)
1974年生まれ、東京都練馬区出身(林と実家が近所だった)。幅広いジャンルのネタを誇るが、特にダムに関するネタでは、自ら「ダムライター」と名乗るほど並々ならぬ熱のこもった記事を寄せている。
地主恵亮 (3)
1985年生まれ、福岡県出身。2009年5月から登場。かつては「山野恵亮」の名で投稿していた。実弟はパティシエである。2014年4月より東京農業大学で非常勤講師を務めている。自分がモテないことを自虐的に扱ったネタが多い。2013年に多数発表された「一人で彼女と写真を撮る方法」シリーズは、CNNで取り上げられるなど海外でも注目を集め、デイリーとオモコロによる「バカ記事大賞2013」に選ばれた。
住正徳 (3)
1970年生まれ、神奈川県横浜市出身。WEBデザイン会社「デジタルビイム」の社長。デイリー創成期からの主力ライターのひとり。スタート時から長らく木曜日枠を担当し、書籍「ロマンの木曜日」も出版。2008年10月より土曜日枠で「週刊すみましーん」と言う連載を開始。某大手ファミレスチェーン風のタイトルロゴも作成された。2009年末で40歳になったことを機に特集記事への執筆を休止したが、他の記事やラジオへの出演は続けていた。
2013年4月20日より、突如「サントス・ジュニア」なる覆面ライターが登場し、林雄司と共に街歩きや珍スポットを探訪する記事を中心に執筆していたが、彼が多くの記事で覆面を脱いでおり、その素顔は明らかに住であった。同年9月10日から、住正徳名義での特集記事が復活した。住名義でも林とともに取材や企画を行うことがほとんどである。
DEEokinawa (1)
DEEokinawaは沖縄の観光情報では取り上げられないようなコネタを紹介するポータルサイト。デイリーにおいても、知られざる沖縄ネタを取り扱っている。
T・斎藤 (3)
1971年生まれ、茨城県出身、筑波大学卒業。システムエンジニア。つくば市に居住していたが、当時静岡県下田市に住んでいた恋人の就職先が長崎となり、遠距離恋愛の末、結婚を機に長崎に移住。茨城の企業から長崎の企業に転職し、現在自営業。長崎ネタ、鉄道ネタが多い。「ステテコが来る!」に代表されるステテコネタを推していたこともあった。デイリーライターきってのカメラ好き、ボードゲーム好きでもある。

土曜ワイド工場

安藤昌教 (3)
1975年生まれ、愛知県出身。北海道大学を志望していたが不合格となり、石川県内の国立大学に進学。卒業後、茨城県内の会社に就職するも、脱サラ。氣志團のバックダンサーを経て、沖縄でアンティークカメラ販売兼喫茶店を経営していた。2008年1月に閉店し、4月からはNiftyに正社員として転職し、デイリーポータルZ編集部に加入した。出勤前の早朝にサーフィンをしたり、何度もフルマラソンに参加するなど、編集部きっての体育会系。プープーテレビにて、包装や皮を剥かずに様々な食材を食べる「むかない安藤」というキャラクターを確立している。
さくらいみか (1)
1981年生まれ、島根県出身。2010年10月から登場。デイリー道場出身。本人曰く「ばかだなって思われたいです」とのことで、見た目のインパクトのある記事を執筆している。趣味である編み物を利用した工作系の記事が多い。
馬場吉成 (2)
1972年生まれ。2008年10月11日にゲストライター(当時は「吉成」名義)として登場し、2009年1月17日からレギュラー陣入り。少林寺拳法、プロボクサーの経験があり、体力実践系の記事が多い。毎日弁当を作っていることから調理実践系のネタも多く、特に酒に合う料理を得意としている。現在は小料理屋も経営しており、他のライターの記事で料理人として登場することもある。
はまれぽ.com (2)
はまれぽ.comは「横浜のキニナル情報が見つかる」がキャッチフレーズのWebマガジン。デイリーにおいても、一風変わった横浜ネタを取り扱っている。
ヨシダプロ(2)
1975年生まれ、千葉県出身。本業は大手学習教材出版社の編集者であったが、2014年7月現在のプロフィールには退職したことを匂わせる文章が掲載されている。イラストレーターでもあり、イラストを使ったネタが多い。他には実家にいる愛犬・モモを題材としたネタ、あるあるネタ、現在住んでいる多摩ネタ、マンガネタ、チェーン店ネタなどを得意とする。年末には「ひとり紅白歌合戦」が恒例記事となっている。ひとつのテーマをリアルタイムで実践し、その模様を更新し続ける「ライブ更新」では、毎回24時間かけて更新を実施した。デイリー創成期から長らく日曜日枠を担当していたが、2014年1月より「日曜たのしさ一万尺」の開始に伴い土曜日枠に移動した。
ライスマウンテン (2)
旅レンジャー1号・2号のライターユニット。海外に行くことが多くモンゴル中華人民共和国ベトナムなどの海外を扱ったネタが中心。ユニットではあるが、実際の執筆は2号のみで全て行っていると、DPZグッズ通販に添付された冊子に記されていた(2006年12月出荷分)。
週替り企画
土曜16時の更新分は、人気記事まとめや週替り企画(デイリーポータルZテレビ、月間総集編、デイリーポータルZストアや編集部からの告知記事など)が掲載されている。
人気記事まとめ (毎週)
一週間のデイリーの見どころを「役立つ記事」「やってみた記事」に分けて紹介する。
月間総集編 (1)
前月の記事を振り返る総集編。2006年までは林・古賀による対談形式で進められていたが、2007年からはDPZを知らない人に記事を見てもらって評価してもらう形式になった。さらに2007年6月からは、月初に「自信がある記事とやんなかった企画」として、ライター自身が該当月に執筆した中からの推薦記事と、記事にしなかった内容をそれぞれ取り上げる内容に変更された。2014年現在では各ライターの記事には使わなかった未公開写真と、各月ごとのミニアンケート(泣ける話、地元自慢など)を掲載している[5]

執筆中のゲストライター(曜日不問)

デイリー道場(旧・コネタ道場)出身者や、レギュラー連載志望者に、月に1、2度執筆の機会を与えており、連載陣に参加できる場合がある。

ネッシーあやこ

終了した記事

@search連動企画
ニフティが展開する検索サービス「@search」を利用しての企画。かつては検索の上位キーワードをテーマにトークを展開していく企画だったが、後には上位キーワードをライターの実母に電話で聞き込み調査をしたり、「人は検索だけで何かが出来るか」をテーマに、ライターとナビゲーターのペアに分かれて検索の限界に挑戦するなど、多種多様な企画に変身した。月1回、木曜日に掲載されていた。
スピードまちがい探し
過去の記事で使用された写真を使用し、制限時間5秒で間違いを当てるゲーム。2007年3月を最後に中断。

特集以外の執筆者・スタッフ

伊藤陽美
DPZ編集部員。大北と共に、DPZトップページにある『リンク』(他サイトの注目記事を選定して掲載)を担当。連休期間の特別記事に参加する場合もある。
加藤和美
1974年生まれ、静岡県出身。札幌市在住のゲームデザイナー。元ハドソン社員。2005年11月18日~2008年3月24日まで特集・コネタ記事を担当後、現在は連休期間の特別記事に参加している。北国ネタが多い。
スエヒロ(末弘良雄)
1978年生まれ、京都府出身。プログラマ。ブログ「ワラパッパ」の経営者。デイリーポータルZでは「ボツ企画即売会」に参加したり、特集記事も不定期ながら執筆している。
鶴久マネージャー(鶴久英二)
ニフティ社員。平岩部長(後述)の後任として、2008年4月より登場し、DPZ、東京カルチャーカルチャーを担当している。前職は内装業。ちなみに、DPZ担当以前に一度だけ特集記事に登場した事がある。
橋田玲子
ニフティ社員。DPZ編集部の一員として、サイトのコーディングなどを担当。編集部で唯一、ライター出身ではないスタッフだが、DPZ制作日記やメールマガジンで、独特の観点、文体を披露している。年末年始やゴールデンウィーク時などの特別企画にも参加する。常に早歩きで移動する。パン好き。
平岩部長(平岩高弘)
元ニフティ社員。金融関係、バーテンダーを経てニフティに入社し、DPZ編集部他を擁する、同社コミュニティメディア部のジェネラルマネージャーだった。役職であるものの、DPZの記事では住と稚内の宗谷岬で強風にあおられる企画、DPZ誘拐殺人事件などで登場したほか、東京カルチャーカルチャーのフロアスタッフとしても奔走していた。2008年4月に退職後も、強制的に自身の貴重品の安否を賭けてテーブルクロス引き抜きに挑戦させられたり[6]、イベントで銅像に扮するなどの活躍があった。ニフティ在籍中はもっぱら「平岩部長」と呼ばれていたが、同社退職後の記事[7]にて本名が明らかになった。
宮城剛
丁髷頭がトレードマーク。北村ヂンは、ロフト勤務時代の同部署の先輩。ロフト退社後は、宮城マリオの名でエアギタリストとして活動。特集記事の執筆はこれまでなく(取材対象としては多数登場)、クラブ活動にも登場した。現在は、プープーテレビ(後述)で月2回作品を発表。
シンスケ横山(横山伸介)
1967年生まれ、高知県いの町出身。 ロフトプラスワンでプロデューサーとして運営に10余年携わり、2006年4月よりニフティ社員に。『ロフトプラスワンとは違う方向性のイベントハウス』として自ら立案した、同社運営のイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」で店長を務める。ニフティ本社では、DPZ編集部と机を並べる他、取材に同行する機会もある。

過去に連載していた執筆者

既に連載を終了したライターは以下の通り。なお、毎日19時更新の『再放送』(過去の特集、コネタ記事から毎日1本掲載)では、使用されることがある。

荒原べんぞう
石井直也
石塚葉
上杉天馬
梅田カズヒコ
上泉純
金卷朋子
神田ぱん
岸川祥子
櫻田智也
佐倉美穂
田中あずさ
土屋遊
ステッグマイヤー名倉
八二一
平野真章
藤井季美
前田拓
松岡郁
宮崎晋平[8]
山内愛美
ヨシナガ
四方静香

荻原貴明
1976年生まれ、群馬県出身。「おぎわら遊技場」と題したFlashゲームを月1回の日曜日に掲載していた。ライターの住正徳が経営している会社に勤務していたが、現在は独立してフリーランスである。デイリーポータルZのトータルデザインも担当している。2012年9月をもって連載を終了した。
ほそいあや
1975年生まれ、千葉県出身。千葉県鎌ヶ谷市在住。イラストレーター、シンガーソングライター、フリーライター。ゲテモノ、珍味に関する食関連の記事やねこ記事、地元千葉県ネタの記事が多い。特に珍味に関しては、クラブ活動「珍味部」で酒の肴について探求、随時更新されていた。2012年3月末をもって連載を終了したが、復活を望むファンも多い。
工藤考浩
1973年生まれ、北海道室蘭市出身。北海道内の大学中退後、カーテン会社、タクシー運転手、印刷会社など数度の転職の後、2008年3月からニフティ社員となり、デイリーポータルZ編集部に加わった。乗り物(特にバス)好きで旅モノのネタ、身近な生活で生じるネタ、食べ物ネタ(カレー、ハムなど)、だじゃれネタが多い。コネタ道場出身。身長185cm。以前@niftyお楽しみマガジンで連載中のマンガ「お~い!ニフ丸」では主役も務めていた。一時期骨折のため特集記事を休筆したことがある。斎藤充博の編集担当でもあった。2012年3月末でニフティを退職、同時にデイリーポータルZライターとしても連載を終了した。現在はフリーライター。

その他のコンテンツ

デイリーポータルZラジオ

2005年7月7日から始まった、毎週日曜日16時にMP3形式で公開される1回約30分の音声番組。ポッドキャスティングとして配信されている。ニフティ会議室のほか、屋外、ライターの自宅、イベント会場、イベント後のホテル部屋内での飲み会会場、取材先からの帰りの寝台列車内などさまざまな場所で録音される。幾度か大まかな構成・レギュラー出演陣は変わっているが、最近は編集部から必ず1名が出演する以外は、出演メンバーや内容を固定化せずに自由な傾向にある。番組のテーマ曲、ジングルは石川の制作したものが使用されている。
幾度となく「レギュラーコーナーを」「こんな企画をやってみたい」という話が出て、実践はされるものの、1ヶ月以上は続いた例がないのも特徴。また、サイト内新企画や、イベント予定なども、この番組内で最初に発表されることが多い。

2009年10月9日より、金曜21時よりストリーミングで2時間程度の生放送を行い、その内容を日曜日にポッドキャスト配信する形態へ変更(30分程度のダイジェスト版と、生配信と同内容のフルサイズ版=ロングバージョンの2種が配信されている)。編集部男性部員が進行し、レギュラー連載のライターをゲストに迎えるほか、ライターへの生電話インタビュー、古賀や横山が録音で出演するコーナーが実施されている。編集部で2回目の産休に入る古賀が生出演し、1日2回配信があった2010年6月25日配信分で250回目を数え、当サイトの連載企画としては長寿企画にあたる。2012年3月末の配信をもっていったん終了した。

  • 現在の放送・配信形態
2013年現在は、毎週火曜12:25及び金曜12:25または20:00からUstreamで生放送を行い、日曜日11:00の更新時にポッドキャストが配信開始されている。時間は昼間の場合は13:00ごろまでの30分程度、夜の場合は21:00ごろまでの事が多いが、2時間以上にも及んだ事もある。金曜夜の放送は主に林が進行を担当する回に行われ、20:00から時間通りに始められる事は少ない。

デイリーポータルZラジオ第2部

2008年1月27日スタート。日曜日23時に公開されて翌朝9時には、サイトトップページの新着記事一覧から消されるのが特徴。コンセプトは「オールナイトニッポンの第2部のように、若手ライターが主体となってやっていくポッドキャスト」。本企画提案の梅田と、大北(ざんはわ)の2人で進行されていたが、4週目(2月17日)からはそれぞれが1人で番組を1本ずつ作り、2本の番組が同時公開されるスタイルに変更されるなど、方向性は流動的な部分も多かった。6回目(3月2日)から、前半・梅田/後半・大北と、2つの番組を1つにまとめて配信する形へと変更された。
『1部に吸収合併』ということで、2008年6月1日更新分が最終回となり、現在はDPZのアーカイブページからも一切リンクされていない(デイリーポータルZラジオ第2部のページ)。

デイリーポータルZ(FMラジオ番組)

2008年7月1日~2009年3月31日まで、北海道の民放FMラジオ局、FMノースウェーブにて放送された、ニフティ提供のラジオ番組(CMは入らない)[9]。ナビゲーターの木河淳と、“DPZ編集長”の林が毎回登場し、週交代でレギュラーライター陣が加わって、これまでに取り上げた記事などについて紹介。北海道内向け(青森県の一部地域でも受信可能)の放送だが、東京で収録の上、放送されていた。

天使のツボ(FMラジオ番組)

2009年6月6日から、山梨県の民放FMラジオ局、FM-FUJIの「WESTSIDE TOKYO」にて放送されているコーナー番組(土曜 7:45頃-10分程度)。前述の木河がメインDJを務めるワイド番組に、林が電話生出演する形式で、注目記事などについて紹介している。紹介した記事や番組の音源は、特設ブログで紹介する他、ポッドキャスティングとしても公開されている。

クラブ活動

2006年9月より始まったコンテンツ。毎月4人のライターが、それぞれのテーマに沿った写真・映像を紹介するもの。基本的に一日一枚のペースで1ヶ月の連載。ただし、1日数度更新する企画や2ヶ月連載する企画もある。2007年11月から活動クラブ数が減ってきており、月1つ程度となっている。また、連載期間終了済みのクラブでも、臨時更新されることがある。

ちょっと見てきて

投稿型コンテンツ。個々人の思い出の場所、気になる場所、現況を見たい場所を「見てきて」に投稿し、掲載された中から、それに対してのリアクションとして「見てきた」場所の画像やコメントを投稿できるもの。2007年11月より再開され、活況となっている。テレビ番組でも取り上げられ(NHK「未来観測 つながるテレビ@ヒューマン」2008年1月6日放送、フジテレビ「とくダネ!」2008年1月22日放送)、林がインタビューに答えたほか、実際に「見てきて」や「見てきた」に寄せられた投稿について、各番組で独自取材を行った模様が放送された。2008年9月4日からは、場所を特定せず、テーマに沿った風景を募集・投稿する「見たいわ」が始まった。

デイリーポータルZテレビ

各ライターの出演、制作による動画コンテンツ。

単発形式(デイリーポータルZテレビ)
特集と同等の記事として登場し、記事の取材風景や、イベントの模様、宮城マリオによる「ミヤギテレビ(略してMTV)」、べつやくれいの人形アニメーションなどを収録。2005年12月20日に一回だけ公開され、2006年10月からは月1回を目途に更新されたが、2007年9月を最後に中断。2008年3月1日から、イベントの模様の紹介が中心とした形式で、再開されている。
レギュラー形式(プープーテレビ)
記事とは別個の独立コンテンツとして、2008年3月10日に開始。1分程度の動画を、月曜-土曜日の毎日、20時に1本公開している。
制作者陣:(月曜)べつやくれい/ヒロエトオル(どちらか1名)、(火曜)藤原浩一/北村ヂン(どちらか1名)、(水曜)林雄司/地主恵亮(どちらか1名)、(木曜)大北栄人、(金曜)安藤昌教(10秒動画)、(土曜)宮城剛/岩沢卓/総集編(いずれかひとつ)、(日曜)ヨーロッパ企画・西垣匡基/プープーテレビ独自の企画(どちらかひとつ)

こねったー

2011年12月1日開始。元々はゴールデンウィーク期間中だけの企画で、ライターがコネタをリアルタイムに投稿していたものだった。ライターおよび読者が、変わった物、意外な発見、妙な物件などを「#こねったー」のハッシュタグをつけてツイッターで報告する。後述の「風雲!コネタ城」をツイッターに特化したコーナーであるが、コネタ城と異なり読者が投稿しても賞品は出ない。

国際GIFアニメアワード

2012年より開始された、投稿型コンテンツ。1990年代のネット黎明期に流行したGIFアニメーションを「インターネットの伝統芸能」と位置づけ、「GIF復興宣言」と銘打って読者よりGIFアニメ作品を募集する。毎年年頭に作品を募集し、3月に審査会を行い大賞をはじめ各賞を決定する。

終了したコーナー

デイリー道場(旧 コネタ道場)

2005年1月22日に「コネタ道場」として開始。「道場主」こと石原浩樹(石原たきび)が担当。一般の読者からコネタ[10]を募集・紹介するコーナー。審査により「入選」作品と、入選を逃がした「もう一息!」作品が紹介される。2008年9月11日から始まった「風雲!コネタ城」(後述)とタイトルが紛らわしいということで、「デイリー道場」に改名された。
開始当初は毎日1作品を23時ごろに更新。入選するとオリジナルのQUOカード2000円分が送られ、5回入選すると「黒帯」としてトロフィーが贈られた。
2007年5月にリニューアルされ、週一回、土曜日(後に金曜日に移動)にまとめて発表され、更に林が選者に加わり、入選する確率も上がっていた。入選時の賞品も、QUOカード2000円分と、採用の都度与えられたポイントによる商品交換に変わり、黒帯認定は廃止された。2009年12月からは入選以上の評価である「特選」が新設された。特選はQUOカード3000円分とポイントが送られる上に、トップページにて特集記事と同等の扱いで紹介される特典がある。
2013年5月に再度リニューアルされ、掲載記事は一週につき1本、ポイント制も廃止となり、代わりに月刊賞が導入され、月末の土曜に再掲載される。掲載時の賞品はサトウのごはんとなった。
基本はフリーテーマで投稿できるが、毎月最終週に限り、テーマに基づいた投稿のみを紹介する形式をとっていた(2007年10月より実施)。なお、入選回数の多い投稿者を、特集記事のライターとして登用しており、工藤考浩・松本圭司・小柳健次郎・ざんはわ等は、コネタ道場から登用されたライターである。
2013年9月27日をもって終了となった。

1000円あげるから

大塚幸代が出題・選者を担当。毎週月曜日に出されるお題に基づいて、読者から写真を投稿してもらい、優秀作品の投稿者はオリジナルのQUOカード1000円分が貰えるというもの。寄せられた作品は、翌週月曜日(月曜日が祝日の場合は、火曜日)に公開される。2009年より、出題発表が木曜日・投稿締切が出題翌週火曜日へと変更された。2009年3月終了、後続企画として「写真ヒルズ」が開始(現在は終了)。

日刊デイリー

各ライターが入れ替わりで担当。読者からあるテーマで一定期間回答を募集し、寄せられた回答の中からライターが面白い回答を選び掲載する。MVPに選ばれると、ライター選定の賞品がもらえる。主に何かの体験談や大喜利形式の出題であることが多い。2009年3月終了、後続企画として「文章ヒルズ」(2012年6月終了)があり、現在は「日曜たのしさ一万尺」に引き継がれている。

持ってけ!石リレー

2008年6月7日開始。「オリンピックの聖火リレーをイメージして発案した」(安藤談)ということで、全国4か所に用意された石の場所をサイト上で発表。それを読者が拾い、石を他の場所に移動させ、その移動場所をサイト上で公開して、次の「運搬読者」を待つ。これを繰り返しながら、ゴール(東京カルチャーカルチャー)を目指すという企画。北海道、石川、千葉、沖縄がそれぞれ出発点となり、千葉が出発点となった石は19日間でゴール(6月14日-7月2日)。その後、デイリーポータルZ エキスポ(8月16日-17日)中にすべての石がそろった。
2013年8月30日からは、コロカルとのコラボ企画として「持ってけ!石リレー 5大ドームツアー」と題した続編企画を実施したが、石が2度の失踪に遭ったため中止となり、デイリーポータルZの11周年(10月7日)に石が石人間(編集部・橋田が仮装したもの)となって編集部に帰ってきた、という体で終了した。

風雲!コネタ城

2008年9月11日開始。元々は同年ゴールデンウィーク期間中だけの企画だった。林曰く、もっと早くオープンする予定であったらしく、開始の時点で100本以上のネタのストックがあった。内容はローカルなネタや日常内のコワザを各ライターが紹介していくもの。いずれもタイトルだけで内容がわかるような短いネタばかりである。読者からの投稿も受け付けており、掲載されるとサトウのごはん(以前は2個だったが、味噌汁がついてから1個となった)とマルコメ味噌汁2009年5月1日より)が贈られた。タイトルは林が好きだった番組「風雲!たけし城」のもじりで[11]、風雲は「ふーん」と思うぐらいのコネタという意味もあった[12]。読者が「ふーん」と思ったら殿のアイコンをクリックするカウンターや、コネタを再現してみた読者のための「やってみた」投稿の機能もあった。同じ趣旨の「こねったー」の開始により、2011年12月1日終了。

@nifty!たぶん袋

2009年9月17日開始。石川大樹が担当。Q&Aサイトの体裁をとったコーナーだが、誰かが投稿した質問に他の誰かが「たぶん…」と自信なさげに答える、デイリーらしい構成となっていた。そのため実質的には大喜利コーナーと化していたが、ごく僅かに真面目な質問や回答も書き込まれていた。利用には@niftyIDが必要。2011年9月2日終了。

うっかりニフティ(メールマガジン)

毎週日曜日を基本にDPZ編集部から配信される、メールマガジン。DPZ編集部全員が、1回のメルマガをリレー形式で執筆する。発行者、配信システムの都合により、配信日は前後する。基本内容・構成は下記のとおり。

ウェブマスターあいさつ
林による、ショートエッセー。ふわふわした感じで、ヤマなしオチなしの文章が進む。
先週の記事アクセスランキング
先週(発行日の前週日曜-土曜日で集計)の特集記事、リンクのアクセスランキング、注目記事を紹介。
お知らせ
DPZからの運営情報、グッズ情報など。
ライターからのお知らせ
ライターのDPZ以外での活動や出版情報を紹介。
カルカルだより
東京カルチャーカルチャーでのイベント情報。
締めあいさつ
橋田から簡単な締めあいさつ。

携帯・スマートフォン向けサイト

当初は『デイリーポータブルZ』として、PC版特集記事で評判の良かった記事を、携帯版に再編集して掲載。週におよそ3本(1回1本ずつ)記事を追加。2008年3月15日更新分より、同社の携帯向けPCサイト変換サービス「モバクシー」を使用した閲覧形式に変わり、3月22日からは毎日1本記事が追加されていた。また、便宜上、特集記事は「コネタ」と称されていた。その他、携帯ゲーム、携帯用壁紙などもあった。

2009年9月28日午前9時より、NTTドコモ向けの公式メニューサイトとして「デイリーポータルZ友の会」が新設(一部有料、月額105円。加入月より課金)。softbankでも2010年6月1日から、auは同年6月3日からサービスを開始した。引き続き、PC版特集記事は無料閲覧できる他(こちらの掲載分は携帯向けにレイアウトを改定したもの、月~金曜に1本ずつ追加。以下全て更新時刻は午前5時)、有償サービスとして、特集記事の舞台裏(編集部員の取材同行記、水曜更新)や、今後の掲載記事について打ち合わせた定例会議の議事録(金曜更新)、携帯用壁紙(ポータブルZとは別のもの、週1~2回)、携帯用絵文字(いわゆるデコメ、不定期更新)を提供していた。この公式サイト開始に伴い、前述の無料サイト「デイリーポータブルZ」は、2010年6月4日で更新を終了した。2011年10月31日で「友の会」の有料コンテンツは終了し、無料閲覧できる記事のみの更新となっている。

スマートフォン向けサイトは、2010年4月1日より開始(無料サイト)。PC版特集記事(PC版より1時間遅れでの公開、2006年4月4日以降の特集記事はスマートフォン向け変換表示。それ以前の記事はPC版へのリンク)と、Android OS搭載機種向けの無料アプリケーションを公開している。

@nifty BB Festaへの参加

毎年夏に開催されるニフティのイベントに、DPZも参加している。特設ブースでは、これまでの特集記事で使った道具の陳列、グッズ販売が行なわれる。また特設会場ではイベントが行なわれ、そのイベントさえも記事として使われる。
2006年が最後の開催となったが、2007年8月にオープンした、ニフティの運営するイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」において、随時デイリーポータルZのイベントが開催されている。

デイリーポータルZ友の会

2012年9月3日より始まった有料サービス。前述した2009年9月から2011年10月までのサービスとは異なる。毎月税込315円の「梅コース」と毎月税込1050円の「松コース」がある。いずれも初月は無料である。梅・松コースいずれも入会すると

「明日の記事チラ見せ」の利用
デイリーポータルZ本編に翌日公開される予定の記事の一部を閲覧することができる。
「ライターコラム」の閲覧
編集部のつけたタイトルのもと、そのタイトルに関係がある記事、およびない記事を自由にライターが編集した者を閲覧することができます。
「友の会メルマガ」の利用
週に一度発行される友の会メルマガを利用することができる。友の会入会後、別にアドレス登録が必要。デイリーポータルZ側と友の会会員との交流がメイン。

ができるようになる他、松コース会員には毎月プレゼントが届く。

テンプレート:節スタブ

参考文献

  • おとなの自由研究(2004年、アスペクト、ISBN 4757210205) - 特集記事を加筆修正したもの。新作も収録。装丁は住正徳
  • 名古屋の不思議(2005年、小学館、ISBN 4094186719) - 2004年、2005年に行われた名古屋特集を再構成したもの。
  • ロマンの木曜日(2005年、彩文館出版、ISBN 4775600990) - DPZに掲載された住正徳の記事のみを再編集したもの。
  • ココロミくん(2006年、アスペクト、ISBN 4757212690) - DPZに掲載されたべつやくれいの記事のみを再編集したもの。
  • ココロミくん2(2007年、アスペクト、ISBN 4757213727) - DPZに掲載されたべつやくれいの記事のみを再編集したもの。ココロミくんの続編。
  • ココロミくん3(2008年、アスペクト、ISBN 4757215746) - DPZに掲載されたべつやくれいの記事のみを再編集したもの。ココロミくんの続編。

注釈

  1. 現存する「Weekly Portal」最古の独自記事は2001年11月のものである[1]
  2. FMノースウェーブ「デイリーポータルZ」2009年3月26日放送 平岩部長の発言より。
  3. ただし、プープーテレビの総集編に登場した高瀬を「うちの奥さんです」と言及したり、デイリーポータルZラジオ内などでも触れたことはある。
  4. 番組では、長崎にある実家の古本屋を手伝っている事も紹介された。タスマニアの海にて、100円ショップで購入した材料で仕掛けを作製し、目的のタスマニアオオガニを捕獲している。もう一つの獲物であったピンクリングは、釣っている途中に突然現れたオットセイに奪われてしまい、その悔しさから泣いてしまった。
  5. 2011年5月の総集編では、「まったくその月の記事の振り返りになっていないが、ボツ企画供養の意味もこめて続ける」と説明している。
  6. 全4回動画を参照。
  7. 痛くても美味いバゲット調べ
  8. 2004年9月29日-2005年7月4日まで、コネタ・特集記事を担当後、2006年2月9日死去。命日には、再放送で、大塚と林の対談による、故人の執筆分の回顧記事を掲載している[2]
  9. 月-木曜19:25頃-10分程度(ワイド番組「MASTER'S LOCK」内)。金曜18:00-18:10(ワイド番組「URBAN HYPE」内)。
  10. 数枚の画像とショートコメントにより成立する「風雲!コネタ城」の登場により、この道場が指し示していた『コネタ』の意が曖昧になっているが、この道場の投稿作品は、いわゆるDPZの特集記事と同形式ものを一般読者から募集している。
  11. 「このテレビが見たい!~スカパー!番組キュレーション 2014.6~」
  12. 「『風雲!コネタ城』がはじまります」

外部リンク