すかいらーく

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Mboxテンプレート:Infobox 株式会社すかいらーく(SKYLARK CO., LTD.)は、「ガスト」や「バーミヤン」などのファミリーレストランチェーンで知られる外食産業企業である。現在は米国の投資ファンド・ベインキャピタルの資本下にある(厳密には同社系列である株式会社BCJホールディングス6の傘下)。

かつては社名でもある「すかいらーく」を冠したチェーン店も存在したが、2009年に全て消滅している(後述)。

概要

洋食ファミリーレストラン「ガスト」、和食チェーン「夢庵」、イタリアンレストラン「グラッチェガーデンズ」、中華料理チェーン「バーミヤン」を経営する。2000年代頃からでは他のレストラン企業やフードビジネス企業のM&Aを実施し、スケールメリットを生かした経営戦略を行っている。すかいらーくグループの運営・傘下の店舗数は、2007年7月時点で4,543店舗。

沿革

食品スーパーとして創業

1962年東京都北多摩郡保谷町(現在の西東京市)のひばりが丘団地に、横川端・茅野亮・横川竟(きわむ)・横川紀夫の横川家(「横川4兄弟」)が食料品を取り扱うスーパーとしてことぶき食品を創業。地域に根ざしたスーパーとして住民の支持を得ることに成功し、店舗も1店ずつ増え経営は軌道に乗り掛けていた。

しかし、当時の高度経済成長時に大駐車場を完備した大型店舗の巨大スーパーの進出が経営を直撃し大幅な客数減少、売上低下で店を開け続けるだけで赤字の状態となった。 経営規模の違い過ぎる価格競争が続く食品スーパー事業から他業態への転換を模索している中で、ペガサスクラブのアメリカ視察に参加。アメリカでは既にモータリゼーションが進み、郊外型のレストランが繁盛している点に着目。日本でもマイカーブームが急速に進み始めているところに商機を見出し、マイカーで移動するファミリー客をターゲットとしたレストランが考案された。

すかいらーく開店

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1号店 ガスト国立店(画像の建物は後に改築された)

経営していたスーパーからの転業が決断され、新興住宅地として開発が進んでいた東京都府中市甲州街道<国道20号>下り側沿い)に土地を確保し、田無農業協同組合(現・東京みらい農業協同組合)から融資を受け[1]1970年7月7日、日本における郊外型ファミリーレストランの先駆けとなるスカイラーク1号店(国立店)を創業した(創業時は片仮名表記だったが、イメージが堅いという理由からのちに平仮名表記になる)。当時の店舗外観は、大きな三角屋根に天井まで張られたガラス窓といったアメリカンなものであった。店名には創業地のひばりが丘団地に因み、ヒバリ英語"skylark"が採用された[2]。オープン当時のメニューには洋風レストランの一番人気であるハンバーグを発展させた「ハンバーグ&エビフライ」、「ハンバーグ&カキフライ」などがあった。

当時のレストラン業界で初めて同じ皿に盛り付けて登場したハンバーグ&エビフライは、一般的なレストランメニューでは発想されない異質なメニュー商品かと思われたが、利用客からの評判は良好であった。「ハンバーグメニュー」では当時の競合レストランが実施していた加熱した鉄板で提供する工程を廃止し、普通のミート皿で盛り付けを行った。

すかいらーくグループ成長期

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すかいらーく・ポールサイン看板

基本的なレストランのオペレーションの基礎が固まり、このビジネスモデルを生かした多店舗化を検討するが、当時の新興企業すかいらーくが地元の取引銀行から融資を得る事は容易でなく、土地を所有するオーナーと長期にリース契約を結びオーナー側が店舗建築費を負担、すかいらーく側が通常の土地リース代と店舗の使用料を含む割増の家賃を支払うリースバックシステムを開発する。この試みも実際には容易でなかったがすかいらーく店舗へ土地オーナーを招待し、繁盛している様子を実際に見せ契約に至る様な努力などで1974年にはすかいらーく100店舗構想を発表する。

1981年、ファミリーレストランの大規模チェーン初のPOSシステム日通工と共同開発、全店導入した。これにより、既存の手書き伝票による利用客からのオーダー受けが客席における「ハンディーターミナル」のボタン入力で完了し、メニューの販売履歴の管理、在庫管理・発注がシステム化され、効率的な店舗運営が可能になった。このシステム化の成功により、ローコストオペレーション「少人数での対応」への改革・多店舗化に弾みが付く事となった。

1980年代中頃、それまでのチェーンレストランには無かった斬新な和食メニュー「麦とろご飯膳」を発表した。世の中のヘルシー嗜好等に即した「とろろ」を取り入れた為、ファミリー層を中心に売れ筋メニューとなった。以後、すかいらーくは和食メニュー開発に積極的に取り組み「きのこ雑炊」、「チキンモロミステーキ」、「まぐろ丼」など、自社のセントラルキッチンをフル活用したヒット商品を作り出した。1982年には、アーリーアメリカン調のカジュアルレストラン「イエスタディ」(チェーン展開されたが現在はすべて閉店、又はガストなどに転換)など斬新なコンセプトのレストランを開店させた。

その後も時代のコンセプトや消費者ニーズの多様化に応え、コーヒーショップ「ジョナサン」、中華料理「バーミヤン」、和食「藍屋」など新業態を開発し、レストラン業界のリーディングカンパニーとして成長。1993年、すかいらーくグループは外食産業のうちテーブルサービスレストランとして初の1000店舗出店を達成した。

ガストへの大規模転換

1992年バブル崩壊後当時の低迷を打開すべく実験店舗ブランド(当初は高級路線の実験店舗だった)だった「ガスト」を低価格の新業態で東京都小平市に一号店舗を開店。店名はスペイン語・イタリア語で「味」を意味するgusto(グスト)を英語読みしたものである。ホールでは当時としては珍しいセルフサービスドリンクバーワイヤレス型呼び出しベルの導入、キッチンではスーパーキッチンなどで実験中であったコンベアオーブンの導入[3]。その他、料理の出し方の変更、各ポジションなどのプリンターによる作業開始などの工夫により、より少ない従業員での運営を可能にしすかいらーくでかねてより懸案となっていた人件費率の高騰などを抑えて低価格を実現した。店員はGパンでポロシャツ、缶バッジ、スニーカーというスタイルとなった。

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近年のガストの外装(「Café レストラン」となっていることが多い)

1993年には、当時720店あった「すかいらーく」のうち420店舗を約1年でガストに転換。「おいしい料理を、ポピュラープライスで、自宅のダイニング感覚でお食事を」をコンセプトに、客単価を大幅に下げたために1993年頃には業界で「ガスト化」「ガスト現象」など呼ばれるブームを巻き起こした。しかしながら、サービスをしないことは客席放置につながりメニューが飽きられ、客層も悪化し1994年頃に業績が落ち込んだ。当初よりセルフ化には反対であった当時の社長茅野亮は大いに危機感を抱き、ブラッシュアップキャンペーンでサービスや調理の基本を見直し、価格も都市型地方型と分けていった。1998年、ガストビジョンと呼ぶ42インチプラズマディスプレイを設置し、衛星放送などを放映した(2007年に運用終了)。2003年11月、八王子寺町店オープンをもって単一ブランドのファミリーレストランチェーンとしては唯一1000店舗を達成。

2009年10月、野村プリンシパル・ファイナンスは現存の「すかいらーく」をすべて「ガスト」へと転換を発表。これにより、創業時からの主力であった「すかいらーく」店舗はすべて消滅した。

すかいらーくグループ事業改革

2006年6月に、創業家である横川家を中心としたマネジメント・バイアウト (MBO) を行い、非上場化することを発表。総費用が2700億円を超え、日本最大規模のMBOとなる。MBOを行うのは外食産業の市場が縮小する一方で競争が激化しており、すかいらーくの業績も悪化していることから店舗の統廃合、新しい業態の創造など抜本的な事業再構築をする必要があるが、短期的に利益を圧迫するなど5万人を超える株主の要望に応えることができないおそれがあるためとしていた。もっとも、それらの理由だけでこの時期に非上場化することには疑問もあるため、業績改善後に再上場することで利益を得る目的もあるのではといわれていたテンプレート:誰。MBOを発表した会長の横川竟も再上場を否定しなかった。

MBOは、まず野村ホールディングス株式会社の完全子会社である野村プリンシパル・ファイナンス株式会社の子会社であるSNCインベストメント株式会社株式公開買い付け (TOB) を2006年6月9日から7月10日の32日間実施した。94.38%の株式の応募がありTOBは成立し、7月21日の株式引渡しでSNCインベストメントが筆頭株主となった。この後9月19日に上場廃止、10月1日産業活力再生特別措置法7月12日に計画認定)に基づく金銭交付による株式交換を実施、SNCインベストメントがすかいらーくを完全子会社化した。さらに創業家や従業員の出資を受けた後、2007年7月1日にSNCインベストメントがすかいらーくを吸収合併、新生すかいらーくが誕生した。

2006年12月1日、すかいらーく会長・横川竟が2007年1月1日付で社長に就任、会長職は兼務する人事を発表。現職の社長伊東康孝はすかいらーく副会長兼バーミヤンカンパニーCOOに就任。収益が悪化しているバーミヤンの立て直しを図るが業績回復は果たせず、2007年8月31日付で伊東は副会長ならびにバーミヤンカンパニーCOOを引責辞任、特別顧問に退いた。しかし、横川の再建計画は原材料価格の高騰で暗礁に乗り上げ、サントリーに増資案を持ちかけたものの、SNCインベストメントが同氏の解任を模索。労働組合も投資会社に同調し、同氏の解任条件であった融資銀行団の同意も取り付けた。

2008年8月12日臨時株主総会取締役会が開かれ、野村プリンシパルとCVCキャピタルパートナーズが提案した、横川竟社長の解任と谷真常務執行役員の社長就任が決議されたことにより、株主主導の再建策へ移行した。

チャイナCaféガストの展開

2009年1月14日、バーミヤンよりも客単価が100円ほど安くサラダなどの洋食なども扱うチャイナCaféガストを展開することを発表した。一部のバーミヤン店舗を転換し、同年3月12日に鹿児島に1号店を出店した。その後、同年12月チャイナガストとしてリニューアルしている。

略史

  • 1962年4月 - 横川端・茅野亮・横川竟(きわむ)・横川紀夫の横川4兄弟が、東京都北多摩郡保谷町(当時)ひばりが丘団地に食料品店ことぶき食品有限会社を設立。
  • 1969年7月 - 株式会社ことぶき食品に改組。
  • 1970年7月 - 東京都府中市に、スカイラーク 1号店(国立店)開店。のちにひらがな表記に変更。
  • 1974年11月 - 株式会社すかいらーくに商号変更。
  • 1979年5月 - 株式会社サンボ・ジャパン(現・株式会社ジョナサン)を設立。
  • 1980年 - 株式会社サンボ・ジャパンを株式会社ジョナスに商号変更。
  • 1982年 - 株式会社すかいらーく・イエスタディ事業部として「イエスタディ」開店(現在はすべて閉店、又はガストなどに転換)。
  • 1985年12月 - 株式会社藍屋を設立。
  • 1986年4月 - バーミヤン1号店として東京都町田市に鶴川店開店
  • 1987年4月 - 株式会社バーミヤンを設立。
  • 1992年3月 - ガスト1号店(小平店)開店(現在は閉店し、隣に新しくバーミヤンが建てられている)。
  • 1996年4月 - 株式会社ジョナスを株式会社ジョナサンに商号変更。
  • 1999年7月 - 株式会社バーミヤンを吸収合併。
  • 2000年
    • 7月 - 株式会社藍屋を吸収合併。
    • 9月 - 夢庵の神奈川・埼玉・山梨・静岡の計5店舗でO-157発症事故発生。
  • 2002年11月 - 横川竟が会長を退任。
  • 2003年
    • 3月 - 創業者の横川兄弟が取締役退任。伊東康孝が社長と最高執行責任者を兼務し就任。
    • 12月 - 持株会社制への移行を発表、後に許認可の問題により時期を無期限延期。
  • 2006年
  • 2007年
    • 1月 - 横川竟が1月1日付ですかいらーく社長に就任、会長職は兼務。伊東康孝は副会長兼バーミヤンカンパニーCOOに就任。
    • 8月 - 伊東康孝がバーミヤンの業績回復を果たせなかった責任を取り、8月31日付で副会長ならびにバーミヤンカンパニーCOOを退任、9月1日付で特別顧問に就任した。これによりすかいらーくは、横川竟会長兼社長兼最高経営責任者 (CEO) のワンマン体制となる。
    • 10月 - 10月1日付で機構改革・人事異動を行うと発表。これまでのカンパニー制度を廃し(持株会社移行中止)、新設する10本部による機能別組織運営体制に移行。また会長職を廃し、横川竟は社長兼最高経営責任者 (CEO) となる。
  • 2008年
    • 6月 - 栗橋店の店長をしていた契約社員の過労死を、春日部労働基準監督署が労災認定[4]
    • 8月
      • 臨時株主総会と取締役会を開き、横川竟社長の解任と谷真常務執行役員の社長就任を決議した[5]
      • 鬼沢修取締役(当時・株式会社ジョナサン社長)も、本人の意向により辞任。
  • 2009年
    • 3月 - 洋食も扱う「チャイナCaféガスト」展開開始。 ‎
    • 10月 - 最後のすかいらーく、川口新郷店が閉店。これにより、すかいらーくは全て消滅[6]
  • 2011年
  • 2012年
    • 2月1日 - グループ内レストラン約2600店舗でのクレジットカード支払い、iDEdy交通系電子マネー[8]での支払いに対応[9]
    • 2月15日 - 小僧寿し本部が親会社「すかいらーく」との資本業務提携を解消。[10]

不祥事

2007年10月、埼玉県加須市の店長が月200時間超のサービス残業が原因で死亡した。このことに対し、労働基準監督署は2008年7月に労働災害を認定していたことがわかった。同社では2004年にも当時の店長が過労死したにも関わらず、業務が改善していなかったことになる。

現況

現在のガストの特徴・メニュー構成

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以前のスペイン語:GUSTO看板から、シンプルなレストラン・ガスト看板へリニューアル

創業期からのメニュー品目を絞り込んだ低価格路線は一部のメニューを残して品質のグレードを上げつつ軌道修正を行い、単調なメニュー構成から往年のすかいらーく・ファミリーレストラン時代を彷彿とさせる洋風・和風メニューのラインアップの拡充が実施され、軽食もガストバーガー導入など強化された。

2005年度から今までのガストの他に、ハンバーグガスト・おはしガストといった専門店風にガスト店舗のリニューアル工事を始めている。今までの原色を多用した店内内装を落ち着いた色調の壁紙などを使用したタイプへ(リゾート地域・特殊店舗を除く)変更し店舗看板ロゴ・ポールサインなどもシンプルなデザインへ改められ、ドリンクバー設備のリニューアルを実施。店内の客席を仕切るパテーションも新たに丈の長いタイプが導入(一部店舗を除く)され、隣席の視線を気にせず食事ができるなどの点が改善された。一方、ガストビジョンは老朽化のため使用中止されている店舗もありリニューアルされた店舗では撤去されたところもある。しかし、2008年12月に原材料価格の高騰などから若干値上げした(本体価格の端数が9円となるように設定されているものが多くなった)。

目玉焼きハンバーグ

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目玉焼きハンバーグ

ガスト創業期(1992年)からの人気メニューであり、ガストの象徴的ポピュラープライスメニューアイテムでもある。創業期の価格は380円。すかいらーくグループのセントラルキッチンで作られた、オージービーフ使用のハンバーグ用パティが使われる。このハンバーグパティ(以下、パティ)はチルド0 - 5度で冷蔵保冷され、作りたての風味を冷凍加工で損なうこともなく鮮度・品質を重視し、グループ会社の配送会社・ジャパンカーゴによるチルド対応トラックでの配送を行う、自社一貫体制のシステムを持つすかいらーくグループの強みでもある。

目玉焼きハンバーグは、150バーグをグリドル調理器でパティを表・裏の表面を軽く焼き上げた後、鉄板に乗せオーブン内部でベルトコンベアーがゆっくり流れて焼き上げるコンベアオーブンで焼き上げる。ドミグラスソースもすかいらーくの自前工場「セントラルキッチン」で下味加工され、湯煎で温められたドミグラスソースを熱々の鉄板にかけ、グリドル調理器でエッグリングを使用し焼き上げた目玉焼きと付け合せポテトを添え、提供されている。すかいらーく創業時に提供していたハンバーグステーキは、ガスト創業時の目玉焼きハンバーグと同じ価格380円(税込399円)で提供されていた。しかし、2008年12月にガストは原材料価格の高騰などから、目玉焼きハンバーグを399円(税込418円)に値上げした。

きのこ雑炊

1980年代のすかいらーく全盛期からの長きにわたった人気メニュー。ガストでも創業期から導入された。幅広い年齢層に支持され、定番メニューとなっている。きのこ雑炊のだし汁パックはセントラルキッチンより下味加工のうえ配送されて来た物を使用し、鉄製キャセロールの器に入れ加熱処理し、ライスを規定量入れて沸騰後溶き卵を入れ半熟の状態に仕上げられている。

ドリンクバーからプレミアムカフェへ

創業期から基本的なコンセプトは変わらず、セルフ方式で利用出来るドリンクバーはファミリーレストラン事業者へ普及させた先駆者として、品質アップや挽きたてコーヒーマシンの導入などを実施してきたが、新たな取り組みとして2005年、順次店舗がリニューアルされ「プレミアムカフェ」の名称を使用したグレードアップした進化型のドリンクバー提供を全店で始めている。コーヒー豆も高品質なアラビカ種100%に変更、12種類のアラビカ種ブレンドの挽きたてプレミアムコーヒーが利用出来る。専用エスプレッソマシンの導入や100%オレンジジュースの提供、日替わりで提供する冷茶など、競合店ドリンクバーとの差別化を意識した変更を実施している。

デリバリー部門の強化

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ルームサービス用宅配バイク(2006年9月10日)

現在、ガスト・バーミヤンのチェーン店でデリバリー業態の「ルームサービス」を実施している。宅配料金は無料で、最低1,500円からの注文から受け付けている。テーブルサービスレストランを利用しないユーザー向けに、より手軽にレストランの味を提供する目的で価格帯もコンビニエンスストア弁当価格を意識した手ごろな価格帯から、手の込んだレストランメニューまで幅広く用意されている。

デリバリー対応店舗には専用宅配バイクが5台前後、店舗によっては宅配専用の軽乗用車が1 - 2台程度用意され、専用の運転手を採用し空き時間などは店内の洗い場、清掃作業、宅配エリアへのメニューチラシのポスティング作業や事業所訪問、店内フロアかキッチンのうち一つを希望してその仕事を行う。

ルームサービス
ガストホームページかバーミヤンホームページ、または自宅へポスティングされたメニューチラシで利用客が電話注文を行う。初回利用時に無料の会員登録を行えば、次回利用時から簡略化した注文が可能となる。デリバリー用に開発した回収不要な容器を使うため、店内のメニューとは違う専用メニュー・一部アレンジを変えてのメニュー構成となっている。ルームサービス宅配時間は午前10時から午後11時30分まで受け付けている(一部の注文地域では時間の短縮あり)。

中期5ヵ年計画事業計画とM&A

2004年度に発表した中期5ヵ年計画の主な事業目標は、グループ売上高を2009年度までに1兆円企業体を目指すことが記されている。M&A戦略を今後も積極的に実施し、既存のすかいらーくグループ部門で約5,500億円、残りの部分をM&Aによる買収した傘下企業体との相互効果で「成長」があっての予測値ではあるので、今後MBOを実施してまで進める不採算部門の閉店・事業転換の成否が他の大手外食産業に注視されている。

テーブルサービスレストラン事業
これからのテーブルサービス部門は成長しきった市場で今後のマーケット拡大が厳しいと判断しているが、好調なイタリアン業態部門(グラッチェガーデンズ)を筆頭に更なるブラッシュアップを図る。
中食事業
ごはんや八福、フロプレステージュなどのグループ企業の中で成長が期待されている中食部門を更に強化し、中食部門の競合他社に打ち勝つメニュー開発・商品力のアップを図る。
クイックサービス事業
Sガスト、Sバーミヤンなどの都心部で成長著しいクイックレストラン部門の更なる強化、ドミナント出店を今後も精力的に続ける。ちなみに「S」はSpeedのこと。

ラルフ・アルバレス

2013年1月1日、マクドナルドの元社長最高執行責任者ラルフ・アルバレスが代表権のない会長に就任した[11]

店舗業態

株式会社すかいらーくの運営するチェーン店

以下の店舗数のデータに関しては、公式サイトの値を元にしている。発表時期と現在の店舗数に関しては、差違がある。

店舗名 2007年2月28日
現在の店舗数
2008年10月31日
現在の店舗数
2009年3月31日
現在の店舗数
2009年9月30日
現在の店舗数
2010年3月31日
現在の店舗数
2012年6月30日
現在の店舗数

2013年4月30日
現在の店舗数

備考

ガスト (GT) 1,045店 1,132店 1,175店 1,273店 1,345店 1,326店 1,330店
おはしカフェ・ガスト (OG) 0店 7店 17店 60店 129店 99店 97店 2008年より展開
チャイナカフェ・ガスト (CG) 0店 0店 2店 4店 3店 0店 0店 2009年3月より展開
ステーキ・ガスト (ST) 0店 0店 0店 0店 1店 160店 159店 2010年3月より展開。年々増加している。
バーミヤン (BM) 704店 639店 507店 460店 394店 344店 343店 年々減少傾向にある。
ジョナサン (JS) 309店 2012年1月、親会社のすかいらーくと合併
夢庵 (YM) 311店 298店 251店 210店 175店 160店 158店 一部おはしカフェ・ガストに転換
グラッチェガーデンズ (GG) 119店 116店 127店 139店 134店 103店 103店 年々減少している。
藍屋 (AY) 64店 61店 59店 57店 57店 51店 51店
Sガスト 41店 37店 32店 31店 31店 28店 27店
ととやみち (TT) 25店 24店 24店 23店 23店 28店 28店
旨っカルビ (UK) 7店 2013年4月までにじゅうじゅうカルビに転換。
すかいらーく (SK) 157店 154店 98店 11店 0店 0店 0店 2009年10月29日に最後の店舗が閉店
AFD 0店 0店 0店 1店 1店 0店 0店
ハンバーグ ガスト 0店 18店 12店 0店 0店 0店 0店 2009年9月までに消滅
Sバーミヤン 24店 0店 0店 0店 0店 0店 0店 2008年中に消滅
ごはんや八福 5店 0店 0店 0店 0店 0店 0店 2008年中に消滅
デリカ八福 1店 0店 0店 0店 0店 0店 0店 2008年中に消滅
ほたる苑 2店 0店 0店 0店 0店 0店 0店 2008年中に消滅
ビルディ 70店 0店 0店 0店 0店 0店 0店 ガストに転換
その他 2店 3店 2店 0店 0店 0店 0店
どんぶりガスト 0店 0店 0店 0店 0店 1店 0店
店舗数合計 2,570店 2,489店 2,306店 2,269店 2,293店 2,300店 2,612店

傘下企業の運営するチェーン店

  • ニラックス株式会社
    • 2013年4月30日現在143店
      • フェスタガーデン - 18店
      • パパゲーノ - 21店
      • しゃぶ葉 - 32店
      • グランチャイナ - 7店
      • その他ブッフェ - 47店
      • フードコート - 5店
      • Y's - 6店
      • 乃の木 - 2店
      • 開発型 - 5店
  • 株式会社フロジャポン
    • 2013年4月30日現在113店
      • フロプレステージュ - 113店
  • 株式会社トマトアンドアソシエイツ
    • 2013年4月30日現在94店
      • トマト&オニオン - 58店
      • じゅうじゅうカルビ - 36店

過去に存在したチェーン店

  • すかいらーく
  • スカイラークグリル
  • スカイラークガーデンズ
  • ハンバーグガスト
  • チャイナカフェ・ガスト
  • どんぶりガスト
  • Sバーミヤン
  • ジェイズガーデン
  • ジョナサンブレッド
  • イエスタディ
  • マルコ
  • 蕎麦割烹夢庵
  • 焼肉ほたる苑
  • ビルディ
  • ごはんや八福
  • デリカ八福
  • カーニバルブッフェ
  • ナイトバーズ

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

  • すかいらーく25年のあゆみ/すかいらーく二十五年史編纂委員会編 1987年12月出版
  • 日本の外食産業 2005年度版 柴田書店月刊食堂編集部編 ISBN 4388153052
  • 外食産業を創った人びと―時代に先駆けた19人 日本フードサービス協会 ISBN 4785502738
  • 『外食王の飢え』 城山三郎 1982年、講談社刊 - 作品中のサンセット社がすかいらーくをモデルにしているとされる。

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:すかいらーくグループ
  1. 田代洋一編『協同組合としての農協』筑波書房、304頁。
  2. Q&A よくあるご質問|株式会社すかいらーく|すかいらーくグループ
  3. 価格や性能の等の問題で日本製ではなく、米国のリンカーン社製のものを採用。
  4. 「すかいらーく」非正規社員の店長に過労死認定テンプレート:リンク切れ
  5. すかいらーく:社長解任 投資会社主導で再建へテンプレート:リンク切れ
  6. すかいらーく、完全閉店 「元祖ファミレス」39年で幕2009年10月30日 産経ニューステンプレート:リンク切れ
  7. すかいらーく、米投資ファンドが買収 YOMIURI ONLINE・2011年10月21日
  8. 当初は原則として店舗の属するエリアを管轄するJRグループの電子マネー(関東地区の一部はPASMO)及び相互利用を実施している電子マネーが利用可能であったが、2013年3月23日からKitacaSuica・PASMO・TOICAmanacaICOCASUGOCAnimocaはやかけんが共通して利用可能となった。
  9. すかいらーくグループの約2,600店舗でクレジットカードおよび複数電子マネーがご利用可能に! 2012年1月31日
  10. http://www.fukeiki.com/2012/02/kozosushi-skylark-dissolution.html 2012年2月15日
  11. テンプレート:Cite news