アカシックレコード

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古代インドの世界観。概して虚空中に浮かぶ蛇、亀、象によってが支えられている。定義上、アカシックレコードは創造と帰滅を象徴するウロボロスの蛇の位置に配される

アカシックレコードアカシャ年代記テンプレート:Lang-en-short、アーカーシックレコードとも)は人類の魂の活動の記録の概念であり、アーカーシャに映る(カルマ)の投影像とされる[1]。一般に話題に上るものは、暗黙的に、様々な問いかけに回答するエドガー・ケイシーのものを指しており、用語の影響力の及ぶ範囲では神智学上に定義されたものである[2]

記録のあるアカシャテンプレート:Lang-sa、アーカーシャ、阿迦奢)の漢訳は「虚空」であり、「上空」、「空間」を意味し、と対をなす[注 1]一切を存在させる六界の一つ[注 2]である。虚空は目視できないが、存在がによって確認され[注 3]、創造と帰滅または輪廻転生を象徴する蛇として象徴されることもある[3]

歴史

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Le livre du Ciel et du Monde 1377 ニコル・オレーム著。画家は不明。グノーシスの天使の領域「アストラル層」を描いたもの。神智学ではアイテール、アーカーシャ
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ストア派テンプレート:Interlang)小宇宙図。アストラル体について、魂の乗り物と拘束の二面性が表現されている
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ブラヴァツキー夫人(中央:創設者)とミード(右:秘教部門事務局長)[注 4]1891 London、ブラヴァツキー夫人は同年逝去。ミードは1909年にレッドビーター復職に反対して退会

原型 - 「因果律」と「生命の書」

「アカシックレコード」の直接の原型はブラヴァツキー夫人著作「シークレット・ドクトリン」の中の「生命(いのち)の書」(the Book of Life[注 5]であり、源流はプラトン(BC427 - BC347)の神性(divine thought)とされる。この「生命の書」は七大天使の子である言葉、声、霊から創造された「リピカ」(記録者)が綴るアストラル光 (Astrsral light)で構成される見えざるキャンバスであり、アトランティス時代では「第三根本人種」の者達(多神教の神)が読み取ることができたという[4]。「アーカーシャ」に、壮大な画廊が形成されて人間の行動(カルマ)を記録するとともに[5]、この記録に対する応報の法則として、縁起(ニダーナ)や幻影(マーヤー)[6]を通じて因果律として機能し、また、すべての人はこの記録をたどるとしているが[7]、このうち、「アカシックレコード」として閲覧されるものは、アーカーシャに映るアストラル光の幻影(マーヤー)である。

「生命の書」は諸宗教に同様の定義があり、イスラム教では天の書板(al Lawf[8]仏教では四天王の記録、カバラでは四天使の記録と表現され、エゼキエル書世界 (タロット)に描かれる四生物は人間の行動の記録者のイメージである[9]

リピカの記録の媒体であるアストラルはギリシア語の「星」であるが、プラトンアリストテレス(BC384 - BC322)は、四大元素と異なる物質「エーテル」(アストラル光)とし、人間の体が四大元素に加えアストラル体を含む小宇宙とされたことから、当時は「生命の書」を占星術により読み解くことができると考えられていた。

参考

発祥の過程・神智学にて

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旧インダス川流域

テンプレート:Quotation 神智学テンプレート:Interlang)は現代版グノーシス主義であり、名称はウァレンティノス派グノーシス神話における、プレーローマ(天)の30番目のアイオーン"Sophia"(女性格[13]の叡智・哲)に由来する。「神智学」はヤコブ・ベーメ[14](1575-1624)のオマージュであり[15]、推進団体である神智学協会の創設者はブラヴァツキー夫人オールコットである(米国で独立社団となった米神智学協会の後継者のウイリアム・ジャッジ(1851-96)も設立時の創設者の一人に数えられる)。

神智学協会インダス川流域(旧シンドゥ川とサラスヴァティー川)の弥勒菩薩ミトラ神[注 7]信仰を多くの宗教の源流とする、比較宗教学の考え方に基づく普遍宗教の構築を目指す社団であって、人間の本来の居住地である「天上の世界」から、自らの好奇心によって地上に捕らえられ、天からの救出活動によって帰還するという、世界の神話に共通する元型としての宗教観を基本とした啓蒙活動を展開していた。

顕在化・「アカシャ年代記より」

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左から初代会長オールコット、第2代会長アニー・ベサント、レッドビーター Adyar 1905

テンプレート:Quotation アカシャと記録を結びつけた成果物を公表したのは、ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)の「アカシャ年代記より」が最初であるが、同記中では、すでに神智学において定義されたものと解説されており、実際にヤコブ・ベーメや霊媒を用いた他の神智学者の年代記との類似性が見られ[16]、神智学協会における霊媒を用いた文献に近い内容になっている。ルドルフ・シュタイナーの主張から判断するところ、アカシャの記録は「形式」として権威付けを意図したものであり、ブラヴァツキー夫人マハートマーレターも同様の「形式」として、文献の作成過程は個々の研究に依存していると暗示しても、意外感は持たれなかったようである。

神智学協会ドイツ支部事務総長ルドルフ・シュタイナーは、1904年から1908年の5年間にわたり「ルツィフェル・グノーシス」[17]において「アカシャ年代記より」を寄稿し、同時期の1910年にはレッドビーター(C.W.Leadbeater 1854-1934)が、アディヤールにおいて、アトランティス時代から28世紀の間の地球の歴史に関するアカシックレコード霊視を行っている。

神智学協会内の権力抗争の過程にて

1907年に初代会長オールコットが死去すると、第二代会長となったアニー・ベサントが、神智学協会上層部(アディヤール派)に限定されたモリヤ大師による指示への絶対服従を各支部、全会員に求めはじめると、同社団はカルト集団的様相を帯び、学究的雰囲気が失われて形式的な組織になっていった。この動きに対する反発が、ブラヴァツキー夫人の跡目争いと暴露合戦の呈を示し始めると、退会者が相次ぎ、社会的な信用が目に見えて崩壊していった。

シュタイナーは、アニー・ベサントらが1911年に「星の教団」(テンプレート:Interlang[注 9]を設立した頃からアディヤール派と袂を分かち、1912年には人智学協会を設立する。世界各地において土着化したロッジ間、特に西洋と東洋の宗教の相違による各支部間の対立が顕在化し、アニー・ベサントによって高位霊媒への接触が禁止され、また、暴露合戦によってモリヤ大師等の書簡への信頼性が低下して[注 10]、退会者が相次いだ。

アニー・ベサントは1911年に社団の目的であった弥勒菩薩及び再臨キリストによる救済の実行者の擁立を目的として「星の教団」を組織し、世界教師の実体として養子ジッドゥ・クリシュナムルティ(1895-1986)を団長に擁立する。しかしクリシュナムルティは、絶対服従を拒む会員が退会して盲信的信者によって構成された「星の教団」に幻滅し、権威と組織の有害性を主張して1929年に教団を解散すると遊説生活を続けていく。

ニューエイジ思想の柱として

アカシックレコードという概念は、催眠状態における自我による説明に基づく医療行為によって、地元名士の娘を治療したことで、米国の新聞記事で取り上げられたエドガー・ケイシー(1877-1945)の名前とともに改めて知られるようになる。エドガー・ケイシー神智学者アーサー・ラマース(Theosophist Arthur Lammers[18]に導かれて、過去に疾病治療に用いていたものを、神智学を応用するが如く人生の苦悩、輪廻転生カルマの問題へ応用を広げている[19]ニューエイジにおいて支持される同氏の神話的なエピソードは、アーサー・ラマースの時期に特に集中しており、必ずしもアカシックレコードのリーディング結果の神話的な的中率については、一部、記録によって確認できないものが含まれている。

同氏のリーディング結果に基づく啓蒙活動を行う米エドガー・ケイシーテンプレート:Interlang(A.R.E.)やルドルフ・シュタイナーの独・人智学協会は、ニューエイジ活動の積極的推進団体となっており、アカシックレコードが活動の構成要素として、あるいは神話化された思想や予言の源泉として、結果的に組み込まれていくことになる。A.R.E.の活動の背景には、以下のようなヤコブ・ベーメに由来するニューエイジ思想に特化した質問及びリーディング結果等がある。 テンプレート:Quotation

ニューエイジ神智学を源泉として、ミトラ教シークレット・ドクトリン[20]における、「水瓶座の時代の神話(春分点黄道十二宮宝瓶宮にある時代への、キリストに象徴されるうお座[21]からの推移の神話)」に由来する新しい占星術と精神世界の時代の幕開けを待望する思想である。これは、ネビル・ドゥルーリー(テンプレート:Interlang b 1947)著作「ニューエイジ・四つの重要な予兆」においてスウェーデンボルグ(1688 - 1772)、フランツ・メスメルテンプレート:Interlang 1734-1815)、ブラヴァツキー夫人及びゲオルギイ・グルジエフテンプレート:Interlang 1872-1949)の4人の思想の重要性を説いたことが初端の一つにあり、同氏が同様に評価したヴィヴェーカーナンダテンプレート:Interlang 1863-1902)を含め、カール・ユング[注 11]の主張例も交えて、エドガー・ケイシールドルフ・シュタイナーも参照される合成的な思想である。ルドルフ・シュタイナーは第六根源人種の出現をヨハネの黙示録の第六天使の象徴と重ねた友愛の時代[注 12]を宣言している。

米国で一般に「ニューエイジ」が知られるきっかけになったのは、女優シャーリー・マクレーンの"テンプレート:Interlang"(1983)の影響が大きく、アカシックレコードは全ての人の潜在意識とつながる神と人間の共通の基盤として紹介されている。ニューエイジは現代社会の否定としての意味が強く、新たな精神世界の時代の到来を宣告する一方で、日本では輪廻転生瞑想は"New"というほど目新しいものでもなく、批判対象のキリスト教が広く普及していないため、前衛的な印象が薄い[22]。現代科学、大量消費、環境破壊といった諸問題に対するカウンターカルチャーを形成し、活動家によっては、キリスト教会に対して、終焉を迎えるうお座の時代の象徴として遠慮無い批判を加えており、普遍宗教、Oneness、占星術、瞑想、音楽、疑似宗教、ホリスティック医療、環境保護、女性解放、超能力、疑似科学、古代文明、輪廻転生等を積極的に推進している(参照:テンプレート:Interlang)。

「アカシックレコード」へのアクセス方法(チャネリング又はリーディング)が、ニューエイジ活動の中で醸成されていく。これらの方法は、ヨハネの黙示録においてヨハネが瞑想中に出会った高次の自我のエピソード[23]の理解を参考にして、瞑想によって、ハイアーセルフがアクセスした情報を顕在意識の自我が受け取るというものが基本となっており、場合によってはエドガー・ケイシーのように、催眠療法で情報を引き出すものもある。「アカシックレコード」は「人類の魂の記録」から、「神の無限の記録又は図書館」とも再定義され、汎用性のある情報源として謳われることがある[24]。歴史的に神智学協会の影響を強く受けて過去のエピソードと混じりながら確立された一面があり[注 13]、内容もカウンターカルチャーの影響を強く受けて、世界破滅や世界の転換といった内容のものが多い(例:2012年の世界の破滅等)。

アクセスと性質

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エドガー・ケイシー 1910年

現時点において、再現性のある実用的なアカシックレコードへのアクセス方法の実績例はないが、リーディングを客観的に表現した例がエドガー・ケイシーの記録に示されている。到達不可能ではあるが、信仰によって達し得る境地の一つとして、物質世界の出来事は魂(創造主)の世界が投影されたものであって、目に見える世俗的な心が隔てているが、善と悪や精神と肉体といった二つの選択肢を含みつつ、キリストを通じた無限に対する調和によって合一することが可能であり、肉体の休息時に滞在する惑星の領域や魂の接点となる水元素を通じて、精神が肉体を離れているときに精神世界を視覚化することでアクセスされるとしている[25]

エドガー・ケイシーのリーディングによると、個人の魂の記録は「生命の書」といい、ヨハネの黙示録における「天にある証しの幕屋の神殿」がアカシックレコード又は生命の書と同一のものと位置づけられている[26]。生命の書は人の獣性が強い時期において停止し[27]、常に、人による積極的な運命への反逆(黙示録又はアカシックレコードの加筆)がある[28]と述べられている。「獣の数字」に象徴される者は、超常能力を有して欲望のためにヨハネの黙示録アカシックレコードの能力を用いるとされるように[29]、必ずしもリーディングを行う者に高い精神性が付随しているわけではない。

人類の魂は、無限の中で時間の制約を受けない性質を持っているため、人間の生活における時刻は意味が乏しく、時刻と完全に一致した運命の情報は存在しないことから[30](必ず生じる事象であっても、適切な時でなければ発動しない)、アクセスによって得られる時刻の情報は、相対的に得られる推定又は蓋然性に過ぎない。また、リーディングを行う者と受ける者の求める理解や経験が限界であることが暗示され[31]、得られる内容は、真に探し求めている知識に応じて、実体の経験と願望によって定まるものだという[32]

エドガー・ケイシーによるリーディングの場合の、アクセス結果に影響を与えている過去世の経験として、エジプト転生時の高僧「ラータ」が方向性を与え[33]、ペルシャ転生時の医師の「ユールト」(Uhjltd)の負傷下での数日間の生死の狭間の苦痛の忍耐が能力に力を与え[34]、医療に関する情報への同調を可能にしていると言及されている。一時的にギャンブルに助力している例があるが、これは過去に「ジョン・ベインブリッジ」という、後にならず者の放浪者になった英国の兵士[注 14]に転生した際に獲得した能力とされ、新約聖書時代のルカによる福音書の実質的な記者「キレネ人のルキオ」[35]への転生が聖書の解釈に関する能力を与えたと指摘されている。

いずれにしても、アカシックレコードから得られる情報は個人の過去生や意識上の関心に根ざした指向性が見られ、時々民族差別的な内容が含まれたり、エドガー・ケイシーの前世では経験のない油田発掘や富豪に至る能力を発揮したリーディング例がないなどに現れており、病院建設資金の収集や日々の生活に苦慮しているところにも見られる。

脚注

注釈

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出典

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参考文献

  • ルドルフ・シュタイナー 『神智学概論』(原著1910年、高橋巌筑摩書房
  • ルドルフ・シュタイナー 『アカシャ年代記より』(原著1904~1908年、1994年 高橋巌訳 国書刊行会
  • ルドルフ・シュタイナー 『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』(原著1909年、2001年 高橋巌訳 筑摩書房 ISBN 4480086641)
  • N.F.ジロフ『アトランチス大陸研究原典』(原著1977年、伊藤清久訳 新人物往来社 ISBN 4404024177)
  • エルヴェ・マソン『世界秘儀秘教事典』(2006年 蔵持不三也訳 原書房)
  • A.R.E.出版『黙示録の解読』(2004年 林陽訳 中央アート出版社 ISBN 4813602134)
  • J.ゴンダ『インド思想史』(原著1948年 2002年 鎧淳訳 岩波書店 ISBN 400332661X)
  • 服部正明『古代インドの神秘思想』(2005年 講談社)
  • 服部正明他『岩波講座 東洋思想 5 インド思想』(1988年 岩波書店)
  • 長尾雅人他『世界の名著 1 バラモン教典、原始仏教』(1969年 中央公論社)
  • 木崎喜代治他『社会思想史』(1987年 有斐閣)
  • シャーリー・マクレーン『アウト・オン・ア・リム』(原著1986年 1999年 山川紘矢、山川亜希子(訳) 角川文庫 ISBN 4042798012)
  • 村上陽一郎細谷昌志『宗教 - その原初とあらわれ』(1999年 ミネルヴァ書房)
  • 東條真人『シークレット・ドクトリンを読む』出帆新社、2001年、ISBN 978-4915497728
  • Edgar Cayce Readings DVD-Rom (Edgar Cayce,Edgar Cayce's A.R.E, Inc.)

関連項目

外部リンク

  • The Secret Doctrine(Online Edition)By H.P.Blavatsky(SD) Book I. P535、ヨーガ・スートラ第2章、バガヴァッド・ギーター第3章、Edgar Cayce Reading(ECR)364-5 4.Ans 364-5 6.Ans、903-23 9.Ans
  • シークレット・ドクトリンでは記録媒体のアストラル光から"astral record"という表現が見られ、ルドルフ・シュタイナーは神秘学において"アカシャの記録"が定義されていると記述し、エドガー・ケイシーは、秘教、エーテル、アカシャの記録と表現している(ECR 364-6 6. Ans."the records are upon the esoteric, or etheric, or akashic forces")。
  • ブラフマンといわれるもの - それは人間の外にある虚空」、「心臓の内部にある空間は、この虚空と同じだけの広がりがある」(チャーンドーギヤ・ウパニシャッドIII12 7-9及び同VIII 1 3)
  • SD Book I. part I STANZA.IV 6. P104
  • SD Book I. part III S8. 脚注 P535
  • マーヤーは不死の自我(プラクリティ)であるが、アカシャに対してエーテルとしての定義を与えてしまったため、失われたプラーナ文献との間に断絶が存在しているという。SD Book I. part I STANZA.VII P255
  • SD Book I. P105
  • 第7天にある守られた天の書板。クルアーン85 星の座 22
  • SD Book I. P126 シークレット・ドクトリンを読む
  • SD Book I. P99 脚注
  • バガヴァッド・ギーターにおけるクリシュナの本性である8つの原質(地、水、火、風、虚空、意、理性、自我意識)のような太陽系内での表現の性質の象徴としている(SD Book I. part I STANZA.V. P110、STANZA VI. P141、part III VII. P537、バガヴァッド・ギーター第7章)。インド哲学における元素はマハーブータ(粗大な幽霊)と表現される例があるが、これは、地は水を浸透させ、水は火(熱)を伝え、火は風を通り抜けさせる等のように、見かけだけの粗大な集合体と考えられていたことによる。
  • SD Book I. part I STANZA.IV. P97
  • グノーシス主義は古代では女性解放も意味していた。ソフィアは女性の最高の原型、最初の霊としてのイブ、ソフィアの子キリスト(ISIS UNVEILED Volume 2. P171, 177)、ソフィア・アカモート-女性格の聖霊(SD Book I. p197)、キリスト教徒の聖霊は女性格である(SD BookI. P618)といった女性の優位性が表現されている。当時の男尊女卑の環境、聖書のイブ観のくびきにあって、ブラヴァツキー夫人アニー・ベサントといった女性活動家の心を捉えたことは想像に難くない。
  • 脱魂による幻体験の著作活動が記録として残っている。万象は無から創造され、天使ルチフェルによる悪の成立によって人類の原始ソフィアが第一原因の母性から誕生するという創造論が述べられている。ソフィアによる人類の創造の記録であることから、神智学と解説されることがある。宗教「ヤコブ・ベーメにおける創造と悪」SD II. STANZA XXV. P595, ISIS UNVEILED Volume 2. P390
  • THE KEY TO THEOSOPHY(1889) The Meaning of the Name では、ギリシア語の「神」(創造主という意味ではないことから、あえてギリシア語を引用)の「哲」を根拠としている。また、SDでは明確に女性格の「神」としているため、結果的には同じ神格を指示することになる。
  • 「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」では霊媒の必要性を強く否定し、「アカシャ年代記より」と「アトランティス物語」(1896年の神智学協会スコット・エリオット(テンプレート:Interlang。d 1930)の霊媒による)との類似性から、如何なる「霊媒」を用いたのかという質問に対して、霊媒の関与を否定している。
  • 神智学上、ルシファーは"Jehovah"より高位で原型の霊的存在である(SD Book I. P71)。これは、欽定訳聖書の表現に基づくもので、ヨブ記(1:6)において「神の子」の集会に「サタン」がいること及びイザヤ書(14:12)の"Lucifer , son of the morning"(TEVでは"King of Babylon, bright morning star"と訳されている)に基づいており(SD Book I. P70)、SD Book II. では随所でヴィーナス、ウシャナス-シュクラ(サンスクリットの金星)と同等の位置づけと説明している。これは英文聖書独特の表現とヨブ記の冒頭の散文箇所にオリエントの文献が参照されたためであり、理論の構築過程からは、シークレット・ドクトリンは英語圏の著者、ジョージ・ミードの草稿の蓋然になる。
  • リーディング記録が残っている範囲において、リーディングを受けた神智学関係者は、105-1、108-1、115-1、443-1、443-3、443-5、443-6、470-2(10 11 13 22 25 29 35)、1010-5(12 17)、1100-1(26 31)、1552-1、1629-1、1703-1、1716-1、2072-1、2079-1、2112-1、2328-1、2441-2(4)、2485-1、2652-2、2658-1、2788-1、2801-5、2802-1、3216-1、3421-1、3421-2、3481-1(2 3)、4071-1、4184-1、5118-1、5123-1、5196-1と、のべ48件。
  • 「仏教や神智学のような秘教を学ぼうと思っていますが、どのような学問体系を集中的に勉強すべきでしょうか」という問いかけに対して「キリスト意識だ。ヨガや仏教にはそのような余地がないわけではないのだが、人生ではなく意識に求めるべきだ(流れとしては、自分の外側ではなく、内側に知識を求めよ)」と答えている。必ずしも神智学と方向性は共有していない。(ECR 3285-2 37.)
  • SD Book I. P653, Book II. part III. §VII. P785
  • またはヨナのしるし(マタイ16:4)とも
  • 新宗教時代5 大蔵出版
  • ヨハネの黙示録1:17
  • シャーリー・マクレーンの「アウト オン ア リム」では、集合的無意識をアカシックレコードと同等としたうえで、同様の表現をしており、この定義が一般的に流通している。出所不明の噂によると、エドガー・ケイシーが図書館の番人に問い合わせると、老人が書物を渡してくれて読むことができる図書館があるというものがある。これはKEEPER(ECR364-6 6.Ans.)をイメージしたものと思われる。
  • ECR 2533-8 Ans.3-6,Ans.12-16 エゼキエル書10章 キリスト受胎の告知者である智天使グラフェル(ガブリエル)の記録の解説として
  • ECR 281-36、黙15:5
  • ECR281-33、黙11:7
  • 黙22:18・19
  • ECR 281-34 5.Ans
  • ECR 281-33 5.Ans。「再臨の時(時刻)は、御子自身も存じでない」(ECR 5749-2等の例がある。
  • ECR 169-1 2.
  • ECR 1334-1、 255-11 14.Ans
  • 「ラータ」はエジプトの記録上の太陽神の予言者ラー。ECR 903-23 17.Ans
  • ECR 294-142 4.
  • ECR 1598-2 19.Ans ルキオはラオディキア司教であったとされる(ECR 254-85 5.Ans)

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