大分県道・熊本県道・宮崎県道8号竹田五ヶ瀬線

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox road 大分県道・熊本県道・宮崎県道8号竹田五ヶ瀬線(おおいたけんどう・くまもとけんどう・みやざきけんどう8ごう たけたごかせせん)は、大分県竹田市から熊本県阿蘇郡高森町を経由して宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町へ至る主要地方道県道)である。

県道7号緒方高千穂線県道6号日之影宇目線とともに祖母傾山系を貫き大分県と宮崎県を結ぶ主要地方道ではあるものの、越敷岳国見岳付近で一時的に熊本県にも入り込む。一部の区間においては自動車での通行が困難なほど悪路かつ狭路となっている区間がある。過去には豪雨や大雨等によって土砂崩れが何回も発生していた道路である。 道路は熊本・大分・宮崎県の3県に跨っており、祖母山麓と九州山地を横断する。沿線には白水の滝白水ダム岡城跡高千穂神社五ヶ瀬ワイナリー五ヶ所高原などの観光地がある。近畿以西の西日本において大規模主要地方道である。

主に山間部を通るため、冬季はやカーブを中心に路面凍結・積雪することがあるため、通行には注意は必要である。

概要

沿線情報

起点は大分県竹田市大字飛田川の「飛田川交差点」で国道57号三砂トンネル手前で大分県道638号白丹竹田線との交差点である。豊後竹田駅までは竹田市の中心市街地を迷路のごとく縦横無尽に迂回し、キリシタン洞窟礼拝堂付近で市街地から離れる。魚住の滝付近では短めのトンネルが連続し、途中には竹田市大字片ヶ瀬方面に抜ける白ユリ農道が分岐する。最後のトンネルを抜けると豊後大野市緒方・清川両地区方面に向かう県道410号牧口徳田竹田線との交差点から竹田市の祖母山麓地域である祖峰地区に入る。大字入田には河川プールと竹田湧水群があり、観光客で混雑している。

名水百選の竹田湧水群白水ダムで有名な竹田市祖母山麓地域の祖峰の宮砥(みやど)地区を南西に進み、大谷ダム越敷岳付近の二俣・永野集落で熊本県阿蘇郡高森町に入るが、熊本県内の区間はわずか5kmしかない。九重野 台集落から永野・高群集落を経て宮崎県境までは1.5車線の道路で小刻みなカーブが続く。そのため段階的に2車線整備の工事が行われている。県境から4kmで熊本県道41号高森波野線が分岐する津留集落に入る。すぐに宮崎県との県境となり西臼杵郡高千穂町に入る。宮崎県境は「県境橋」という石橋になっている。

宮崎県内に入ると2車線道路に幅が広くなる。祖母山への登山口があり三秀台がある五ヶ所高原を縦断し、途中で1998年平成10年)に開通した五ヶ所高原トンネルで崩野峠を通過する。急坂が続き高千穂町大字田原で国道325号と合流し約700m重複の上、高千穂町大字河内の寧静ループ橋前の交差点を「土生」・「夕塩」方向に左折する。

分岐後しばらくは2車線の快走道路が続くものの、しばらくすると離合困難な1車線の区間となる。この区間では熊本県と宮崎県との境界線が道路と隣り合わせに並列している。 宮崎県道・熊本県道141号河内矢部線との分岐点は五ヶ瀬川との橋になっており、宮崎県内の県道河内矢部線はわずか200mしかない。五ヶ瀬川にかかる橋を渡ると、五ヶ瀬町に入る。その後断続的に見通しの悪い1車線が続く上に、S字型のヘヤピンカーブが連続している。

五ヶ瀬町大字桑野内地区を横断し、2006年(平成18年)9月に開通した夕日の里大橋と県道203号土生高千穂線との交差点になる。五ヶ瀬ワイナリーを横切り、センターラインの無い2車線道路が続き下り坂となると五ヶ瀬町の中心部に出て国道218号との交差点を持って終点となる。国道218号との交差点をさらに南下すると五ヶ瀬町鞍岡地区・東臼杵郡椎葉村国道265号国見峠方面に向かう道路となる。

沿革

  • 1954年 建設省告示により、主要地方道竹田高千穂線として指定される。
    • 同年、主要地方道指定に伴い、大分県告示により、大分県道竹田高千穂線として路線認定される(当時の整理番号は16)。
    • 同年、宮崎県告示により、宮崎県道竹田高千穂線として路線認定される(当時の整理番号は3)。
  • 1955年 熊本県告示により、熊本県道竹田高千穂線として路線認定される(当時の整理番号は27)。
  • 1970年 - 1972年頃 熊本県内区間の整理番号が8に変更される。
  • 1972年 宮崎県告示により、宮崎県内区間の整理番号が8に変更される。
  • 1973年 大分県告示により、大分県内区間の整理番号が8に変更され、大分県道・熊本県道・宮崎県道8号竹田高千穂線として統一される。
  • 1976年 建設省告示により、竹田高千穂線の区間が延長され、主要地方道竹田五ヶ瀬線として指定される[1]
    • 同年、主要地方道指定に伴い、宮崎県において竹田五ヶ瀬線が路線認定される[2]
  • 1998年 崩野峠の崩野隧道付近の狭小区間を回避するために、五ヶ所高原トンネルが開通。
  • 2003年 大分県竹田市の新山手バイパスが開通。「運動公園入口」交差点で国道502号と県道135号高森竹田線に接続。

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通過する自治体

主な接続道路

国道

主要地方道

一般県道

その他の道路

周辺情報

トンネル

  • 新山手トンネル
  • 三砂第一隧道
  • 三砂第二隧道
  • 山手トンネル
  • 久戸トンネル
  • 尾戸群隧道
  • 西ヶ迫隧道
  • 長宇戸隧道
  • 出合トンネル
  • 滝部トンネル
  • 五ヶ所高原トンネル
    • 崩野隧道(旧道)
  • 笠部隧道

特記事項

3以上の都道府県に跨る都道府県道としては、西日本では、本路線以外には82号上野南山城線および115号八女小国線の2路線のみである。その他の路線については、3ヵ所以上の都府県にわたる都道府県道を参照。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 大分県道・熊本県道・宮崎県道竹田高千穂線の区間に宮崎県道・熊本県道河内矢部線の一部および宮崎県道川添五ヶ瀬線の全線を統合したもの。
  2. 大分県は1977年(昭和52年)に告示内容(路線名)の変更で対応(大分県内区間には変更がないため)。また、熊本県は告示を行っていない。

関連項目

外部リンク

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