UFO仮面ヤキソバン
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テンプレート:Pathnav UFO仮面ヤキソバン(UFOかめんヤキソバン)は、1993年から1995年にかけて放映された、日清食品の「日清焼そばU.F.O.」のテレビコマーシャルのシリーズ、およびそれに登場した架空のキャラクター。
登場人物
- ヤキソバン
- 演:マイケル富岡
- 地球から100億km離れた「麺惑星ヤキソバーン」の王子で、スーツの胸には「U.F.O.」のロゴが書かれている。必殺技は「メンアタック」「ソースビーム」「青のりフラッシュ」「あげ玉ボンバー」。専用の乗り物は、透視と会話の能力をもつ「マッハUFO」。弱点は水で、かけられると麺がフニャフニャになるばかりか、武器も湿気って威力を失ってしまう。しかし、お湯をかけると麺がしっかりするためパワーアップし、大盛り仮面ヤキソバングレートになる。普段は京東スポーツ新聞社の社員食堂の調理助手・日川清太郎として活動している。ビデオ映画ではパワーアップした際、「ソースバズーカ」でケトラーを倒している。帰宅後「ヤキソバン一輪車」で遊ぶのが趣味で、就寝時はパジャマの代わりにヤキソバンのスーツ型の寝袋を着る。
- ヒロイン
- 演:千葉麗子
- ヤキソバンと馴染みのある女性。ヤキソバニー篇・ビデオ映画には登場しない。
- UFOガール ヤキソバニー
- 演:松雪泰子
- 1995年登場。ヤキソバンのいとこ。必殺技は「ミラクルソース」「キャベツハリケーン」。ヤキソバンと違い普段は人間に扮している。契約期限切れで故郷に帰ったヤキソバンに代わって地球にやってきた。
- ケトラー
- 演:デーブ・スペクター
- ヤキソバンのライバル。シカゴ出身で、日本中のやかんを独り占めしようと企む。のちのヤキソバニー篇では「ケトラー・デラックス」にパワーアップした。
- にせヤキソバン
- 演:オスマン・サンコン
- スーツが黒く、胸に「U.S.O.」(嘘)と書かれている。ヤキソバンに変身することができるが、些細なことでヒロインに正体を看破される。CM版ではケトラーに造られたことになっているが、ビデオ映画版では外人仲間の余趣味としてケトラーに雇われたことになっている。腰と頭には他社のカップ焼きそばを示唆するかのような四角いカップ容器を着けている。
関連商品
オリジナルテーマソング
- あいつが正しいヤキソバン
- 歌:影山ヒロノブ&プチエンジェルス、作詞:斎藤和典、作曲・編曲:大森俊之
- CM懸賞用のプレゼントセットに、CD版が添付されていた。また、ビデオ映画の主題歌としても使用されている。長らく非売品であったが、影山ヒロノブの20周年記念BOX「エタニティ」に収録された。
ビデオ映画
- UFO仮面ヤキソバン 怒りのあげ玉ボンバー
- 発売:ビクターエンタテインメント、VHS、1994年6月24日発売。
- 製作著作:ヤキソバン制作委員会
- 制作協力:日清食品、電通、レオナ(現:レオナ企画)
- 主題歌:「あいつが正しいヤキソバン」
- 監督:植木善晴 脚本:小杉哲大 企画・原案:長沢隆之、斎藤和典
- 技斗:矢車猛 技術協力:映広 美術協力:アイ・アール
- 製作者:田中重年、石川博 プロデュース:久保一郎、小野文彦
- キャスト
- ヤキソバン / 日川清太郎:マイケル富岡
- ケトラー:デーブスペクター
- にせヤキソバン / サンコン:オスマン・サンコン
- かやくみこ:高田万由子
- セラ・モリーン:戸川京子
- 執事:下川辰平
- 社員食堂のオバチャン:柴田理恵
- 人事課長:吹越満
- 紙芝居屋:佐藤正宏
- 調理師:村松利史
- オカマ:梅垣義明
- その他:森雅晴、アジャ・コング ほか
- CMの設定を使ったオリジナルストーリーであり、ヤキソバンの花嫁探しを軸足としたコメディ仕立てとなっている。主対象は一般のファミリー層と推測されるが、性的な意味のセリフなど、家族向けとは考えにくい場面も多い。
ゲーム
テンプレート:Infobox UFO仮面ヤキソバン ケトラーの黒い陰謀というタイトルで、懸賞用の非売品ゲームソフトとして製作され、後に商品化された。ゲーム内容は、ケトラーにさらわれた婚約者を助け出すためにヤキソバンが戦うベルトスクロールアクションゲームである。本やテントや一輪車などのゲーム以外の懸賞景品がアイテムとして登場する。
懸賞版からの変更点は「パッケージやラベルシールが写真からイラストに変わっている」「起動直後のロゴマークが"NISSIN"から発売元である"DEN'Z"に変更されている」「冒頭のヤキソバンからのメッセージ(「このたびは 当選おめでとう!」などプレゼントに関する文言が含まれている)が削られている」「タイトル画面に著作権表記が追加されている」など。
玩具
CM展開当時、バンダイからアクションフィギュアが発売されている。また、UFOキャッチャーの景品ぬいぐるみになったこともある。
漫画版
『月刊コロコロコミック』1994年3月号から6月号に掲載された、『正しい!?UFO仮面ヤキソバン』という、作者は天越え〜すけ。
その他
- マイケル富岡がヤキソバンに起用された理由として「究極のソース顔だから」という関係者の証言がある。
- この当時の「U.F.O.」の具材にはあげ玉が入っていた。1995年頃からはあげ玉を取りやめ、代わりにキャベツが増量された。
- 着ぐるみの造型は岡部淳也率いる「ビルドアップ」が担当した。
- 現在、メディアでの露出はまずないが、2007年7月16日放送の「くりぃむナントカ」内の企画芸能界ビンカン選手権に登場し、東京ドームシティのショーで獣拳戦隊ゲキレンジャーと無理やり共演した。また、2010年9月19日放送の「シルシルミシルさんデー」日清食品特集で登場し、2011年8月27日放送の「ピカルの定理」のコント「イキオクレ女子会」にてヤキソバンとヤキソバニーがネタとして登場した。
- 漫画作品スーパーマリオくんでは、登場キャラの一人であるヨッシーがヤキソバンの必殺技を真似するシーンがある。
- Twitterでの本人の発言により、ヤキソバンのキャラクターデザインはさとうけいいちであることが明らかにされた。[1]