SAY YES
テンプレート:Infobox Single 「SAY YES」(セイ・イエス)は、CHAGE and ASKA(CHAGE&ASKA)27枚目のシングル。1991年7月24日に発売された。発売元はポニーキャニオン。
解説
本作はフジテレビ系月9ドラマ『101回目のプロポーズ』主題歌として起用された。
シングル発売後は、これまで爆発的なヒットが出ていなかったCHAGE&ASKAが、デビュー12年目にして初のオリコンチャート1位とミリオンセラーを達成し、ドラマとともに大ヒットとなった。
日本国内のみならず、アジア各国でも広く認知されている楽曲となっている。
1997年9月27日から2000年12月31日まで、西鉄大牟田線の特急列車で西鉄二日市駅到着時の車内チャイムとして使用されていた。
2004年には、三菱自動車の「グランディス」のCMソングになり、企画シングル盤「SEAMLESS SINGLES」にも収録された。
売上記録
本作は発売週のオリコンシングルチャートで、初動売上約50万枚を記録し、グループ初のオリコンシングルチャート1位を記録した。デビュー12年11ヶ月での1位獲得であった。また、発売1週目だけで「万里の河」に次ぐグループ2番目のセールスとなった。2週目にも20万枚以上を売り上げ、自己記録を更新。
その後も13週連続でオリコン週間1位を記録した。本作が主題歌となったドラマ『101回目のプロポーズ』は1991年9月16日に終了したが、放送終了後も1月半に渡りオリコンシングルチャート1位を守り続けた。
この曲が収録されたアルバム『TREE』も大ヒットとなり、『TREE』と本作は、同年10月21日 - 10月28日付で2週にわたりオリコンのシングル・アルバムチャートの両部門で1位を独占した。
1991年のオリコン年間シングルチャートでは、同じく月9主題歌としてヒットした「ラブ・ストーリーは突然に」を収録した小田和正の「Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に」に阻まれ2位に終わったが、翌年(オリコンの集計上は1991年12月以降)に入ってもチャートインし続けた結果、累計売上では「Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に」を上回り、トータルで約282万枚ものセールスとなった(オリコン調べ)。累計売上は300万枚との記事もある[1](オリコンチャートはチャート100位圏内のみの集計(当時)であることに注意)。
また、本作をはじめとするシングル曲を収めたベスト・アルバム『SUPER BEST II』も270万枚を超えるセールスを記録し、1992年度年間アルバムチャート1位を獲得する(オリコン調べ)。
現在オリコンの歴代シングルチャートでは、米米CLUBの「君がいるだけで/愛してる」に次ぐ6位であり、オリコンチャート年間1位を獲得していない作品としては、歴代1位の売上である[2]。
収録曲
- SAY YES
(作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:十川知司) - 告白
(作詞:青木せい子 作曲:CHAGE 編曲:十川知司)- 2001年に発売されたオリジナル・アルバム『NOT AT ALL』では、リテイクした楽曲を収録している。
- 2009年に発売されたChageのアルバム『Many Happy Returns』では、「告白 with 加藤いずみ」としてセルフカバーした楽曲を収録している。
- SAY YES (オリジナル・カラオケ)
収録アルバム
- 国内盤
- TREE (#1)
- SUPER BEST II (#1)
- SUPER BEST BOX SINGLE HISTORY 1979-1994 AND Snow Mail (#1)
- CHAGE BEST SONGS/PROLOGUE (#2)
- CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20TH (#1)
- CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A (#1)
- 海外盤
- 倆心知〜原創紀念歌集 (#1)
- Singles - The European Collection (#1)
- GREATEST HITS (#1)
- 恰克 CHAGE精選集 (#2)
- 倆角形 Duet Angle 20th anniversary (#1)
- THE BEST (#1)
- Asian Communications Best (#1)
カバー作品
- SAY YES
- レイモンド・チョイ(蔡濟文)(1991年、アルバム『22』)
- ミスター・ジバゴ(MR.ZIVAGO)(1993年、カバー・アルバム『TELL BY YOUR EYES 〜covers〜』)
- 14カラット・ソウル(14 Karat Soul)(1994年、カバー・アルバム『TRANSPACIFIC』)
- シカゴ(Chicago)(2003年、オムニバス・アルバム『フラッシュバック 〜ミリオン・ヒッツ・カバー・オン・TV』)
- 河口恭吾(2007年、カバー・アルバム『君を好きだったあの頃』)
- 中西保志(2007年、カバー・アルバム『STANDARDS 2』)
- 布施明(2008年、アルバム『Ballade』)
- Salon(2008年、カバー・アルバム『My Time』)
- 大橋純子(2009年、アルバム『TERRA2』)
- スコット・マーフィー(Scott Murphy)(2009年、アルバム『Guilty Pleasures LOVE』)
- デビー・ギブソン(2010年、カバー・アルバム『Ms. Vocalist』)
- さよならポニーテール(2011年、アルバム『モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤』)
- mihimaru GT(2012年、ベスト・アルバム 『THE BEST of mihimaru GT 2』)
- 柴田知美(2013年、カバー・アルバム『Cover Collection』)
- 高杉さと美(2013年、カバー・アルバム『Satomi』)
- リー・ダイモー(李代沫)(2013年、中国版映画『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』主題歌)
楽曲に関する出来事
- 福岡県北九州市の広報誌「市政だより きたきゅうしゅう」に、税金の大切さを説いた本作の替え歌「ゼイイエス」の歌詞が2人の似顔絵とともに掲載されていたというネタが、「VOW6」によって明らかにされた。このネタを偶然目にした事務所関係者が、VOWの発行元である宝島社にクレームを入れた結果、同社が「VOW6」を自主回収する事態にまで発展する(通称:ゼイイエス事件)。
- 2013年には、映画『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』日本版の主題歌への起用が決まっていたが[3]、公開直前に差し替えられた。これは、週刊文春の記事に端を発したASKAの報道に関して、本人が暴力団関係者との交際や、覚醒剤の入手経路・使用など報道の一部を認める発言をした事から、所属事務所(ロックダムアーティスツ)がASKAの活動自粛を発表した事への対応・処置である[4]。
脚注・出典
- ↑ 人気者研究 デビュ-20周年 再び走り出したスーパーデュオはどこへ向かうのか? CHAGE&ASKA 20TH ANNIVERSARY 『日経エンタテインメント!』1999年10月号より。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ↑ オリコン歴代シングルチャートTOP10に入っている作品のうち年間1位を獲得していないのは本作と「Tomorrow never knows」(Mr.Children)だけである。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite press release
外部リンク
テンプレート:CHAGE and ASKA
テンプレート:フジテレビ月9主題歌 1990年代前半
テンプレート:オリコン月間シングルチャート第1位 1990年代前半
テンプレート:オリコン週間シングルチャート第1位 1991年